中野整形外科クリニック

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マッケンジー先生自叙伝:Against the tide 65

師匠は海の男でもありました。
スッカリ忘れてましたが。
休暇にヨットで旅にでる、
あーっ、カッコエエですなあ、師匠!

 

 

 

限られた休暇の中でも、家族や友人たちとの海の冒険は続けていました。
忘れられへん、思い出深い旅を、1987年に購入したManaiwa号で過ごしました。

 

Manaiwa号は73フィ-トの長さ、20トンの重量でロールスロイスとおんなじエンジンを積んでました。
この船がNew Zealandの北端の町、Whangareiで売りにでとる広告をみたとき、こらぁ、わざわざ足を運んで出かけていって見てみる価値があるなぁと思てましたんやが、仕事がらみでどうしても行かれへんかったんですな。
そうこうするうち、いつのまにかManaiwa号がMarlborough湾に運ばれて来てて、試乗できるようになってましたんや。
ある週末、友人と船でQueen Charlotte湾へ行ったとき、美しい様子の船が湾内につながれとるのを一目みて、やられてまいましたわ。

 

Manaiwa号でした。
まだ売り出し中のままで、売り値も前より下がってました。
内装はほぼマッサラ、よくある中古船とは大違い。
その違いが値段に反映されとったわけですが、持ち主と交渉の末、ついに売買成立ですわ。
乗り組み員とゲストを併せて12人が乗れるように、内装をリフォ-ムすると、
立派な調理室と食堂を備えた、どんな海にも航行可能、どこへでも行ける船になりました。

1991年、友人8人を招いてニュ-ジ-ランドの南西端、suthernmostフィヨルドへの航海にでました。
ずっと一緒に航海してくれている乗組員4人と共に、Manaiwa号でPictonからMarlborough湾の先に向かって、そこからフィヨルドを下って東海岸までの旅ですわ。

 

南島の端とSteewart島の間にある、とても危険だと悪名高いFoveaux海峡を通るのかどうか、大いに悩みましたが、
恐ろしい噂で話題のこの海峡は、いざ通ってみるとその日は海が穏やかで、風も無くまったくの拍子ぬけでして、それから4日でDusky湾に到着しました。

 

続く数日間はこれといったこともなく過ぎ去り、Doubtful湾の北まで航海をつづけて、Wellingtonからのゲストと落ち合いましたんや。
さらに8週間、いろんな入り江やら港やらを旅してまわり、辺境の地で、手つかずの壮大な景色を楽しみましたわ。

 

1996年、海外からのデモンストレ-ション、講義の依頼をほとんどお断りして、友人らと、またしてもManaiwa号で長い旅にでました。
今度は北の太平洋目指して、トンガ諸島の島々を巡って帰りにKermadec島と呼ばれとるところを通りましたわ。
Joyと私にとって素晴らしく、充実した休暇になりました。