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マッケンジーな日々・お知らせ

2016.07.29

マッケンジー先生自叙伝:Against the tide 54

そして、マッケンジー師匠の講演の旅は続きます、、、

では師匠、どうぞ。

 

 

今世紀半ばの、北米での腰痛の標準的な治療はVancouverから来たHary Fahrniという外科医によってある部分確立されたといわれてますねん。

 

Fahrni先生は腰痛治療として、腰椎の屈曲(前に曲げる)を提唱した大家のひとりですのや。

 

彼の説では、多くの文化で人々は腰を丸めて座ってるやないかっちゅうことを、その根拠に挙げたはりましたわ。

北米のインディアンやらアフリカの部族には、腰痛で悩む人がおらんやないかというてはります。

 

そら、認識不足っちゅうやつやと私は思いますねん、

 

ちゅうのも、いうたはるような人らはめったにヨ-ロッパ人医師のトコロに相談しにくることなんかあらへんやないですか。

 

そやさかい、こういう人らの中での腰痛発病率は医学文献には含まれてへんのです。

 

それにもかかわらず、彼の理論解釈はまたたく間に北米に広がっていったらしいんで、私がVancouverで教育講演とデモンストレ-ションをした時にも、全く逆の方向への運動で腰痛患者の70%が良くなるんや、という内容には懐疑的な受け止められ方をしとったみたいやったのも,まあ妥当なとこでしょうな。

講習第一日目の朝、その町での腰痛治療の第一人者でもあるセラピストが2人、John Oldham、Chris Fowler両先生らが、いつものよくある質問を投げかけてきましてん。

 

文献的な私の知識を試すような質問で理論に対抗しようとする、アレですわ。

 

たまたま1日目のデモ患者さんがVancouver大学の歴史学の教授をされてる方で、今回の講習に参加したはる土地のセラピストが2-3ヶ月の間治療してたんやが、改善がみられてへんかったケ-スでした。

 

診察してみて、痛みとしては、すぐに反応がでるタイプやなと感じましたんで、症状を改善させるために、よくある反らすエクセサイズを宿題にしました。

 

翌日には改善、コ-スの3日目にはほとんど痛みが無うなってましたんや。

 

教授はこう言わはりました、

「マッケンジ-先生、あなたのエクセサイズは私がこの3ヶ月間、ずっとやってきたことと、全く反対でした。そのことをどう説明されますか」と。

 

私は微妙な言い方で答えましたわ、

やってきていて全く変わらんのなら、今がエクセサイズの内容を変えるタイミングやないですか。

 

教授はにっこり笑って講習生を前にこう言わはりました、

 

「バカなこと言いなさんな、治療にヘマしていたというだけのことではないですか」

 

彼は2-3日すると、完全に治ってしまいましたわ。

 

Los Angelesでのある講習会で参加者2人の会話を耳にしました。

「もし、失敗したら彼はどうするだろう?」

 

どういう意味で「失敗」と言っているんかは聞きそびれてしもたんですがね。

 

北米では何かうまくいかんことが起こったら、すぐに訴えられるかもしれんということは、今までまったく考えてもみいへんかったことですわ。

次に講習会で来る時には、多額の出費となっても、どんなことが起こっても大丈夫なようにしとかんとあかんなあ、と感じました。

 

ついに、私の経験と知識を他の人らへ伝える確かな段階がきているのやないですか。

 

科学者は新しい治療法には概して懐疑的ではありますが、ちょっとした前進が、私にとっては大満足ですねん。

 

科学者連中はおいといて、私のやり方が信頼に足ると証明してくれはるのんは、まずは治療家の先生方ですわ。

 

北米では、私のデモンストレ-ションを見て納得してくれはった先生方が、周りの方々に話を広げていってくれはった。

 

広い意味での口コミですわ。

「珍しモノ好き」が私を支持してくれはったおかげで、今、MacKenzie法と呼ばれているもんが発展してきたと言うても過言ではないんです。

San Franciscoの整形外科医、Arthur White先生が興味を持ってくれはって、私らが初めて作った教科書に序文を書いてくれはりました。

 

Vert Mooney先生はTexasのRancho Los Amigos病院を辞めはったあと、Dallasで整形外科の教授にならはりました。

 

彼は北米での脊椎の痛みの研究分野では最も精力的に活動してはる研究者のひとりですわ。

 

また、彼はアメリカの整形外科学会と腰椎研究の国際学会の会長にもなってはります。

 

彼の支持があって、今日の私があると思てもエエくらいですわなぁ。

他にも、お世話になった人物といえば、Syracuseの整形外科医、Ron Donelson先生でしょう。

 

彼のところで働いてはる理学療法士Greg Silva先生からの紹介で、1978年にPittsburghでの初めての講習会を受講してくれはりました。

 

Ron先生は外科医として医療関係者らに影響力があり、私の考え方をUSで広めてくれはりました。

St LouisのDan Kelly先生は私が初めて講習を行ったグル-プの中にいたはりました。

 

1979年にSan Francisco近くのHaywardで開催されたKaiser Permanent Orthopaedic clinic Residency programで私が招待講演させてもろたときに参加してくれたはりましたわ。

 

Dan先生と一緒にKaiserで受講してくれたはったのがKathy Hoyt先生です。

 

Los Angelesに初めて私を招聘してくれはった二人のセラピストのうちのひとりですのや。

 

彼女の見識と知性は群をぬいてますわなぁ。

 

私がその場でなんか決めんとあかん場面になると、Kathy先生は可能性をみんな洗い出し、隠れた落とし穴なんかも含めて私に示してくれはりますねん。

 

彼女にはホンマによう助けてもらいましたわ。

 

 

 

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