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マッケンジーな日々・お知らせ

2018.12.26

なぜ爪を切らずに伸ばす、矯正する方法にこだわるのか?(その1)

まだ私が研修医あがりの頃に、巻き爪が嵌入して肉芽をつくった患者さんに、その時の指導医の先生に相談して鬼塚法をやっていたことにはじまります、、、と書いても、医学的な知識がある人じゃないと、なんのことを言ってるのやら、ということでしょうか。

では、そもそも、、

巻き爪と嵌入爪の違いって分かります?

巻いているのが巻き爪、これは読んで字の如し、ですね。

嵌入爪は巻き爪とは限らないってのも分かります?

爪の横の皮膚の部分、側爪郭って呼ぶんですが、爪がそこに食い込んでいることを嵌入爪って言います。

嵌入って、喰い込むってことです。

巻き爪は嵌入爪になることがありますが、嵌入爪が巻き爪だとは限りません、ってのも分かりますか?

喰い込んでる爪が、全部が巻いているわけじゃないってことですよ。

で、爪が皮膚に喰い込むと、皮膚が過剰に反応して、肉の塊を作ってしまうことがあります。

それを肉芽って呼びます。

幼い肉の出来損ないってことだと思っていただいてよいです。

出来損ないの幼いのを「芽」って呼んだ人の詩的センスに畏敬の念を覚えますが、それが変に触るとすぐに出血したりする始末のわるい奴なんですね。

鬼塚法ってのは、鬼塚先生が1967年に発表された爪の手術法の一つです。

嵌入爪/巻き爪という爪の変形の、そもそもの原因は爪母と呼ばれる爪の根元の近くにあって、変形した爪が生えないようにするには、そこを徹底的にやっつけてしまえばよいのだ、という考え方に基づいた治療法/手術です。

爪の一部と爪の横の皮膚の部分(側爪郭)と、その根元(爪母)までを切り取って、それぞれを縫い合わせる、という方法です。

原法は切り取ったあと、そこを縫い合わせて終わるのですが、私の指導医の先生は、縫わずに切り取ってそのままにしていたほうが自然に治るけど、出血したのをとめるために綿を詰めたほうが良いよ、と有り難きアドバイスをくださいました。

そうやって手術した後を見ていると、切り取ったトコロも自然に肉ができて皮が張り、縫ってもいないのにきれいに治ってしまうのに、人体の神秘を感じたりしていました。

爪の端を切り取るので、当然爪の幅は短くなってしまうんですが、痛みもスッキリとれるし、あとくされのない、そして簡単な手術だ、というので、研修医あがりの若輩には絶好の好物となりました。

(この項、つづく)

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