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MDT:マッケンジー法症例検討会 7月③:分類を探す=他の分類を否定できる

ある分類を否定することで、他の分類をより明らかにね、印象付けるっていう感じの表現をよくしちゃうんですけども、

例えばDerangementっていうのはすごく大事。
やっぱセルフケアに結びつくし、もう良くなる方向がわかってるっていうので、

Derangementはもう何しろ、DPがあればもう万々歳っていうとこなんですけども。
そのDerangementを探すにあたって、他のPosturalとかDysfunctionっていう他の分類を否定すれば、よりDerangementにフォーカスできるっていう、そういった意味なんですけれども。
そうやね、そのMDT自体のアセスメントの仕方が除外診断的。
調べながら、ああ、あるね、現象これじゃない、例えば炎症じゃないなって、痛い時と痛くない時があるもん,みたいな感じでね。
そんな感じで除外診断的にやっていくんですけれども、

他の分類A,Bが否定されれば、分類Cで確定っていうようにね、やってく感じで、それが除外診断的、要は他の分類を否定していく作業ってことになっています。
で、各分類の持つ特徴に当てはまらないものは、とりあえず置いておけるんですね。
それをやることで、Derangementなのかな、Dysfunctionなのかな、articularなのかな、contractileなのかなってのグズグズ、グズグズ考えずにフォーカスしていけるっていうのが、そのMDTのアセスメントなのね。
結構、うん、簡潔的に簡潔で面白いとこなんですけども、結局、鑑別すべき分類っていう2択に持ち込めるね。
DerangementなのかOtherなのかって。

Otherになったら負けだとかね、思っちゃうことはあるんですけども、

何しろDerangement探して差し上げたい。
なんだって、患者さんがね、セルフケアができる方針が立つってことはね、とことんやっぱなんとか調べたいとこです。

で、ここら辺で分類がありまして、特徴がね、それぞれあります。
Derangementって言うと、負荷検査でね、方針がわかってくるんですねえって。
気が早いので、すぐに結果出しますよ、みたいな感じのね。
意外とね、早い反応を見せることがあります。

で、Dysfunctionっていうと、もう、end rangeまで動かさなければ、痛み出ません。
他の時は出ませんとか、筋の収縮に伴って痛みが出ることもあるんですよって言って、そんな感じの特徴で、

「ボクみたいになるのには、、、治るのには、2、3か月かかります。」
みたいな感じの特徴を持ってる。

で、Posturalなんですけども、姿勢のやつ、普段は全然痛くないねってことで、こういった特徴がありますね。

で、Otherっていうのは、この3つのうちの、3人のうちの誰でもないのがOtherっていう感じになるんですけど、

なんですけども、結局、もういろんな変化が早いから、いろんな症状の出方があるから、

何しろ整理してねとか、ちょっとやそっとじゃ変わってやんないぞっていうな、キャラだったりとか、あと、姿勢と関係あるからって、姿勢が悪いからPosturalって言わないでねとかね、ちゃんと調べて決めてねとか、こんな感じになっています。
で、Otherって言うと、やっぱり専門のね、力も必要なことがあるんだ、

何しろ分類をしてあげるっていうところで、患者さんにとって大事な治療をね、選んであげるということでですね、、、

これから受講される先生方へのメッセージなんですけども、

こういった分類が、四肢なんかの場合にはあるんですけども、

コツというかね、MDTでアセスメントすると、可動域いっぱいしっかり動かすっていうのがすごく大事っていうのが、講習会でも言われるようになってくると思います。
伸展方向で調べるって言ったら、伸展方向までしっかりやってこないと、みえる、見えてこない景色っていうのがあるよっていうようなね、表現になるんですけども、

そこの角度によって、行き着いた時に、こういう信号機の色で、あんた当たり!とかね、うん、うやむやって、これ違うっぽい、とかの感じなのね、判断をしながら決めていきます。
なので、end rangeっていうのは、すごく大事なね、キーワードになってきます。

とはいえですよ、反応次第だし、end rangeまでしっかりっていうのはわかるんですけれども、でも、いつもうまくいくとは限らないっていうのは、私たちの悩みなんですよね。
うん、そこら辺がね、このオンライン会で分かち合いたいっていうとこなんですけども。

今回、メールとかでご質問いただきました、

前回、ケンイチロウさんの症例をした時に、四肢の評価へ移るのが結構早かったんですよね。
脊椎をさっとスクリーニングして、すぐ肩の評価に行ったって話してたんですけども、

昔、かつて日本でPartC,Dを海外講師開催で受講された先生からは、脊椎の問題かどうかもしっかり、2、3回かけてしっかり見極めろって言われたんですっ、ていうお便りをね、いただいてます。
で、そこなんですけども、講習会って4日間なんですね。
長くて4日間で、Na先生、最長で4日間ですか。
海外講師の講習?

そうですよね。それ以上はないんじゃないですかね。

どうもありがとうございます。
そうすると、そこで2、3回見極めろって言ってデモンストレーションするってのは、せいぜい4日間の話なんですね。
なので、その4日間の中でどこまで脊椎をしっかりと見極めるかっていうのを教えてくださるっていう環境があるっていうのが1つと、

あと、2、3回、テキストやマニュアルなんかに2、3回かけてって言われた時に、単に時間の要素なのか、やっぱりいろんな調整を加えながらなのかっていうので、やっぱり時間の感覚って変わってくるよね。
だから、回数とかによらず、どういう負荷をかけたのかっていうのがすごく大事だっていうとこで、資料とか読む時とかにはちょっと留意してね、見ていただければと思います。
なので、1回目でも2回目でも変化がないって見極めて、さらに四肢の症状がいかにも濃いってなったら、やっぱり早めに四肢に移るっていうのは、1つのね、作戦になってくるかと思います。

で、皆さんにちょっと伺いたいんですけども、脊椎かなって思った時の、脊椎の評価を継続したい時って、どういう症状がある時でしょうか?
ってことって、そこ、まずちょっと、Na先生、
どうでしょう、四肢か、脊椎かって言って、どんな時に脊椎?

やっぱり、その、、、問診情報とかで、なんかそれらしき所見があったり、それらしきこと言ってはるようなところで、脊椎の方にこだわりたいのか、もうすぐに四肢の方にいきたいのかっていう風なのは、ある程度当たりはつけられるんかなとは思ってます。
あとは反応次第っていう感じですよね。

#はい、そうですね。どうもありがとうございます。
そしたらここはMat先生、
脊椎、どうやって当たりつけてます?
当たりつけてるって表現あんまり良くないですね。
当たりつけてますか?

ちょっと正直言うと、最近また迷子になってしまってるんですけど、 先ほどちょっと話が、その、肩のこう局所的に痛みがこう、その問診情報でこう当たりをつけるってことがまず1つ。
あとは痛みの分布ですかね。いつも同じところが痛みが出るのかとか、場所が変わるのか、上肢の方まで出てるのかっていうのは、当たりを作るにはこう、情報としては注視したりはします。

#いいですね。すごい。今ちょうど出ましたね。
痛みの場所が変わるなんて言ったら、やっぱ脊椎追っかけたいなっていう感じはしますよね。
ね。Na先生もその所見に応じてっていうところも皆さん多分ナチュラルにやってらっしゃると思うんですよね。
なので、どうやったら当たりをつけるかっていうところで、問診票の内容を見ながら、なんとなく、その、典型的っていうのも変ですけども、

過去に経験したものと、あと、症例のトレーニングのやつで出てきたものの中のパターンをね、ちょっとまとめてみました。

はい。で、前回のケンイチロウさんの評価表出すんですけども、これを脊椎か四肢かっていうところにフォーカスして、皆さんと一緒にね、もう1回見てみたいと思います。

<以下、つづく>

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