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当院の治療方針は「自分で動いて、自分で治す」ことです。 こう言うと「治してもらいたいから来院したのに」と思われる方もいるかもしれません。確かに痛み止めの注射やマッサージを行うことで、一時的な痛みは取り除けるかもしれません。しかしながら、数日間経つとまた痛みが出てくるので来院し…を繰り返すことは、本当に「治った」と言えるのでしょうか？ 何かをしてもらって治った症状は、逆にいえば、何かしてもらわないと治らない症状でもあります。
当院が目指すのは、運動療法を治療の中心に据えた整形外科診療です。 運動療法とは、運動の障害を、運動を通じて改善していこうとすることです。
運動っていわれても、私、毎日ウォーキングしてるし、、、だとか、スポーツクラブに通っているし、、なんて声もよく診察室では耳にします。 運動しているのに症状が変わらないのは、結局、自身に都合の良いカラダの使い方しかできていないからではないですか？ 自分で普通だと思っているカラダの動き、姿勢は、外からみると全くおかしなものであるのかもしれません。
理学療法士という、人間のカラダの動きをみるプロフェッショナルの助言を得ながら、運動を通じて、身体的および精神的な機能回復や、自立して生活できる能力を取り戻すことで、病気の治療を行いながら、日常生活を行う能力を向上させることを目指しませんか。
また、自費診療になりますが、マッケンジー法というリハビリテーションの診断方法を用い、治療のみを行うのではなく、痛みの原因を共に探り、身体を動かしてゆく過程で病状を改善させていくことも行っております。この過程で重要なことは「治してもらう」という身を委ねる姿勢ではなく、あくまでも患者さまご自身が頑張って、リハビリに取り組んでいただかなければ結果は出ないということです。
マッケンジー法のエクササイズには決まった型が存在しないため、老若男女関係なくほぼ全ての方に適応できます（全ての方が治るという意味ではありません）。ご自身に合った最適なエクササイズを身につけ、再発を予防するとともに痛みを自分でコントロールできる手助けをするというのが、マッケンジー法の治療方針です。
自分で自分のカラダのことをしっかり理解していただき、症状がでたときにも自身の判断でどのような対処をとればよいのかわかるようになる、 そういう自己管理ができる状況を目指すのが当院の方針ですし、 それをシステムとして構築した代表的なものがマッケンジー法というリハビリの考え方です。