・認定セラピストとして、世界標準レベルの試験に合格した日本人はまだ300名しかいません。
・兵庫県下では7名在籍し、うち2名は、当院院長「中野元博」と理学療法士「斉藤潤」
・クリニックとしてマッケンジー法®を治療方針の中心に据えて提供しているのは当院のみとなっています。(R4.1.22現在)
● 痛みの範囲が、遠位(手や足)まで拡がる
● もっとも遠位(手や足)の症状が強くなる
● 運動後に、身体の動かせる範囲が、極端に減少する
①同じ動作を繰り返し、同じ刺激を入れ続けます
②反復運動にて、症状やカラダの動きがどのように変わるのかを確認
③反復運動にて、その動作の真の影響(良いか悪いか)を判断します
TRAFFIC LIGHT GUIDE(トラフィックライドガイド)という信号機に見立てた原則に基づいています。
Force Progressions(フォースプログレッション)という原則に基づいて段階的に運動負荷を決定していきます。
安全管理のために、まずは自分の力のみで運動を行っていただきます。ここで大事なのが、必要以上に運動負荷を上げないということです。運動負荷が強いほど効果がある訳ではないのです。
はじめからセラピストの介入をしてしまうと自身で改善できる症状なのか、セラピストの介入が必要な症状なのか分からなくなります。症状が再発したときに自分で対処できるようになるためには、上記の見極めがとても重要になります。
※私達セラピストが必要以上にさわらない事が自己対処への近道となります。
まずは体操をしてみましょう!!
痛い時に行って効果を確認することが、悪化と改善の見極めの第一歩です。
運動前より症状が中心化している場合は、良い反応ですので継続して下さい。
痛みが強すぎる場合は、運動頻度など調整し継続してください。無理のない範囲で、可能な限り継続されることを強くオススメします。
運動負荷が強いと、運動後に痛みが残ってしまう場合があります。運動後、10分以内に治まるようなら問題はありません。運動頻度や回数など少し減らして、継続してみてください。
運動前より下肢の方へ広がっている場合は、注意してください。
一旦、体操を中断し、時間を空けて再度行ってみても同様の反応がある場合は中止して下さい。
運動前の状態から、痛みの場所に変化はありませんか?
運動前より、範囲が狭くなったり、場所が中心化している場合は良い反応ですので継続して下さい。
また、運動前と比べて、体は動かしやすくなっていませんか?
運動後に痛みが変わらなくても、動きに変化があることは、とても重要です。変化を感じるのであれば、運動を継続していくことで痛みにも変化が生じる可能性があります。
運動を力任せに行っていませんか?体に力が入っていませんか?
一旦、休憩し、全身の力を抜いて、もう一度、試してみてください。それでも変らなければ、セラピストのチェックが必要です。是非、当院へお越しください。
運動中に痛みがでることは、マッケンジー法®では、必ずしも悪いとはいえない反応です。運動後に生じた痛みが残らないのであれば、継続して問題ありません。
また反復して行うことで、痛みが軽減することも、よく起こりますので、まずは痛みが残らないように気をつけながら5-10回ほど反復してみましょう。
マッケンジー法®は、魔法ではありませんので、一定時間毎に続けて行う必要があります。
毎日、2-3時間毎に、5-10回/セットを目安に行ってみてください。忙しい場合は、1セット2-3回と回数が少なくても構いませんので、合間に行ってみることも重要です。
例えば、腰を伸ばして改善する場合、腰を曲げると悪化する可能性があります。
運動方向を変える場合は、実施後の状態に気をつけましょう。
可能ならばセラピストに相談することをオススメします。
当院の考え方では姿勢をとても重要視します。いくら体操をしっかりと行っていただいても、姿勢が悪いことで改善に至らない場合は多いです。
意外に自分の姿勢というのは分からないものです。セラピストに確認してもらうことをオススメします。姿勢を意識するだけで、嘘のように症状が変化する事も多く見受けられます
書籍の紹介
はじめに断っておきますが、今回紹介する以下の3冊の本は世間に溢れている腰痛や膝痛に対するハウツー本ではありません。
あなたが、マッケンジー法®を実践する上で、とても大切な「心構え」を教えてくれる本です。
腰痛や膝痛について運動方法も書かれていますが、あくまでも心構えが大事という内容です。
他の部位に症状があったとしても、同じ心構えをもって実践してもらえば大丈夫です。
※なお、当書籍の販売における収益を当クリニックは受け取っておりません。
あくまでも患者様への良書のご紹介として、当WEBサイトへ掲載しております。