中野整形外科クリニック

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そして、巻き爪/嵌入爪のワイヤー矯正治療の極北、そがわ法へ、

巻き爪/嵌入爪に対する矯正治療はこれまで東先生のアクリル人工爪と超弾性ワイヤー処置を中心にやってきましたし、それ以外の方法の必要性を感じていませんでした。

 

麻酔にまつわる問題もクリアーし、これらより、さらに良い方法などあるものか、という気持ちで診療にあたっておりましたが、井の中の蛙、ということわざが時に頭を駆け抜けることもあり、気になったときは医学雑誌やwebを徘徊したりと、世の中のはやりすたりをcheckしたりはしていました。そのなかで引っかかっていたのが「そがわ法」です。

 

正確にはそがわ法そのものに、ではなく、そがわ法で十川先生が使われている爪エレバ、という道具に興味を持ちました。

爪エレバ、とは、巻いた爪の端にバネの端を引っ掛けて、逆側に重りをつけて、テコの原理でバネを効かせて爪の曲がりを矯正する道具です。

 

そがわ法自体は、(十川先生、御自らが施術されている)you tube動画でみると、爪の端に加工したワイヤーの端をひっかける矯正法の一亜型かと感じていて、VHO法の悪夢(VHO法の講習を受けたとき、講師の先生に試しにつけてもらった、ワイヤーが爪に引っかかっているフックの部分の違和感に耐えられず、早々に自分で抜去した)がよみがえり、食指は動かされないままでいました。

 

そうこうしているうちに、爪エレバがあれば、また違ったふうに治療ができていたかもなあ、というように感じる患者さんが数人おられたりしたのを経験し、ある時から、たまらなく爪エレバが欲しくなってきました。

 

十川先生に連絡をとり、斯く斯くしかじかで、そがわ法自体は取り入れる気がないんですが、ぜひ爪エレバを単体で購入できないでしょうか、と、今、考えると非常に失礼な申し出をしたところ、あっさり快諾いただきました。

それからも、やりとりさせていただく中でそがわ法への疑問をぶつけたりして、そしてこちらのやっている東先生のアクリル人工爪のことをお話したりと、情報交換を続けさせていただいているうちに、そがわ法自体への興味が掻き立てられてきました。

 

私がそがわ法に魅力を感じたのは、それまで麻酔をかけないと対処不能であったあれこれを、麻酔なしでも同じクオリティーで施術することができる、ということです。

 

夏井先生の「痛くない麻酔法」という武器を手にいれ、足の趾への麻酔の注射に対する私の意識は大きく変わったのですが、一方で、麻酔の注射への抵抗感をつよく持たれている患者さんは少なからずおられ、「麻酔なしで行う治療法」の充実を図る必要性も感じていました。

私自身も、ヒトにはバンバン注射していますが、自分がされるのは嫌で、定期健診の採血も逃げ回っているくらいですので、まあ、ヒトのことを言えた義理はありません。

注射を避けたい気持ちはよ~くわかります。

 

 

そがわ法を習得するには、十川先生が直々に指導してくださる講習を受講します。

Skypeを使ったテレビ会議のような形で講習はマンツーマンで行われます。

 

講習の前に、まず手順のあらましを解説したpower point fileや、実際使用する道具など一式が段ボール箱に詰め込まれて送られてくるので、まずはお手本を見ながら自分一人でやってみる、それから講習受講と、そういう流れです。

 

Skypeを使った講習は、充実した内容が終始和やかに行われ、

昔、なんかの少年雑誌でみた、未来のテレビ会議ってこんなんだったなあ、

なぁんて感慨に浸っていると、

「あ、私はちょっと、、、トイレに。そのあいだ動画流しとくんで、見といてくださいネ」なんて場面もありつつ、気付ば3時間半ほどがあっという間に過ぎていました。

会場なんかで講習を受けるよりも、もっと濃厚な時間を過ごした気がします。

 

ソウヤッテ、マタヒトツ、武器ヲ手ニイレタ。

 

現在、私がやっている治療法と、そがわ法とをどのように使い分けていくのか、麻酔をする/しない、という点以外でも、こういう状態ならこちらがより良い、というような判断が、これから徐々についてくるかと思いますが、まずはそがわ法の威力を様々な場面で実際に検証していくこと、そのために、、、

 

エッ、巻き爪/陥入爪矯正、いかがっスか~。

麻酔なしで、超、楽々っスよ~。

爪の無痛矯正治療、いかがっスか~。

いらサ~い、いらっサ~い。