お知らせ・ブログ
紹介状を書いてほしい
○○病院を紹介してほしいの、と来院される患者さんがおられます。
じゃあ直接○○病院にかかったらエエんとちゃいますか、と答えると、
直接行ったら余分にお金とられるし、紹介状もっていったらとられないでしょ?だから紹介状書いてください、と。
うちにかかってもらって、紹介状を発行するのにもお金が発生するのですが、それよりも大きな病院での初診の課金が高いと、そういうことらしいんです。
紹介状を発行すると、当院にも利益があることで、それを断る謂れもないのですが、なんだかもやもやして、すっきりしません。
別にうちは夜の街の案内所みたいなんじゃあないのですし、、、なあ。
しかるべき状態の方、整形外科関連でいうと、手術加療が必要と当方で判断する方については言われなくても当方から積極的に紹介をしているのですが、ここでの診察は別にいらないし、レントゲンもいらない、紹介状書いてくれるだけでいい、と面と向かって言われる方が、、、ホントにおられるんです。
そもそも、なぜ、大きな病院では紹介状のない初診患者さんに余分に課金し、徴収するようになったのか、というと、手術適応がないような患者さんで、「とりあえず、大きな、有名な病院で診てもらっていたら、安心♡」という方を排除するためです。
その余分な課金は、初診時選定療養費と名付けられています。
厚生労働省の方針として、大きな病院は手術対応であるとか、開業医では対処が難しい診療に専念せよと、手術対処が必要ない患者さんについては、できるだけちまたの開業医、クリニックで対処してもらってほしい、というのがあります。
そのために、ブラっと大きな病院に初診でかかりにくくする工夫をしたんですね。
それは、分かちゃぁいるけど、やっぱり大きな病院で、週刊誌に名医として載ってるような有名な先生に診てもらいたいわぁ、という方は、それ相応の対価を払って、かかるようにしてください。
当院を当て馬のように利用するのはやめてください。なんだか泣けてきます。
とはいえ、それに該当するような方は、このブログなんざあ、読まないでしょうけど。