Menu

Menu

お知らせ・ブログ

MDT:マッケンジー法症例検討会 4月③:膝から下への下肢痛を伴う腰痛、痺田(シビレタ)さん;治療の設計図、姿勢矯正?修正?変化?

ここまでよろしいでしょうか。 そうですね、真剣にも、太ももに痛みが出るとか、このようにね、振り出せない感覚があるって、もうこれはもう神経学的検査が必要って思って構成していくべきことかと思います。

で、裏面に行く前に、治療の設計図をね、描きましょうっていうとこで、

この方の、この患者さんで、これから裏面に入りますけども、

確認したいこととか、この配慮すべきこととか、なんかこの辺で見ておきたい。
ご自分だったら何を確認したいとかって、今、感触を持っていらっしゃいますでしょうか?

Kit先生、行きましょうか。

はい、そうですね。足に力が入らない感じがあったので、その辺の検査をするぐらいですかね。

#はい。そうすると、筋力と?

筋力と感覚ですかね。

#ね、はい、ちょっと神経学的なものとかね、ちょっと欲しいですよね。
あとは、なんかこの方に関して、 もっとなんか見ておきたいような所見とかってのはありますか。
N先生、なんか?

もう歩いて歩いて、消失緩和なんですけど、どれぐらい歩いたらそれ変わってくんの?
みたいなところ聞きたいですかね。

#そうですね、歩くとっていう話がありましたよね。
あと、ランニングで大腿と下腿に疼痛っていうことで、これはやっぱり時間とかのことを聞いていきたいのかなってとこありますよね。
あと、臥位だとごめんなさいね、なんか後出しじゃんけんみたいになっちゃいますけども、緩和の時の臥位のどっち向きになったら楽とかね。
どっち向きじゃなくても非荷重だと何しろ楽なのかとか、そこらへんも聞けるのかなと思いますね。
うん。なんかね、この人、運動能力すごく高いんですよね。
実際にランニングをしてしまうぐらいの方なんですよね。
嫌なのはやっぱ筋力がどうかってか、どういうね、筋力の状態なのかとか、 こう、ちょっとコンテンポラリーダンスなんつったら、相当足ブンブン振り回したような活動も元々されているだろうかなとか。
あとはゆっくりとしか歩けないんだけど、どういう状態でゆっくりとしてなのかとかってのも、ちょっと確認したいのかなって感じです。

#で、入ります。で、裏面に入りました。

で、姿勢は、ちょっと猫背になっています。
で、姿勢の矯正で、

要は、矯正っていうか、この後弯状態になってるんであれば、ちょっとしっかりね、Over correct、しっかりと骨盤立ててくださいっていうような状態では、変化がありませんね。
変わりません。で、この時ですけども、

立位ではそうでもないんですけども、何しろ、座ってる姿勢がちょっとおかしいですね。
shiftはないんですけれどもってことでも、いきなり側方から入る必要はありませんって、矢状面から行きましょうっていうところに、ここになってきます。
で、筋力の低下がありました。

痛みがある方の脛骨筋と前脛骨筋と大転筋、あと外転筋群に4。
かなり、ま、筋力で4ってつける時って結構弱いなっていう感じになってくると思うんですけども。
で、反射は軽度の亢進があります。はい。SLR,大腿の疼痛って書いてあるんですか。
これね、裏面なのか表面なのかで全然意味合いが違ってくると思うんですけども、これが大腿の後面であれば、ハムストリングス側で屈曲の45度程度って、ここ微妙ですよね。

この辺はドクターの目線でSLRっていうのを、所見とるときに、どこらへんを陽性と取るかっていう、ちょっとぜひ伺えればと思うんですけども。

角度的なもので、もう大腿後面にバシッと出てくるっていう感じですかね。
それなら、プラスに取りますかね。

#放散っていう形で?

放散、そうですね。

必ずしも放散じゃなくても、その後面にバシッと出てくるっていう感じですかね。
はい、40度ぐらい。

40度ぐらいで取りますかね。
30度、40度ぐらいでそれが出てくればプラスに考えますかね。

#なんか、文献なんか結構30度ぐらいっていうのがちょいちょい出ていて、で、60度ぐらいだったら、それはハムストの張りじゃないかみたいな、
で、センシティビティと、その、なんですかね、特異度、考えた時には、ちょっとそこら辺は、ハムストをどう取るかっていうところですよね。
はい、ありがとうございます。

で、そこで、MDT講習会的な話になってくると、

それ、もちろん、放散痛が、要は根症状としての確認、

ヘルニアであったりとか、そういった、なんかどっかがトラップされてるものの確認の意味合いと、プラス、その痛みがいつも感じている痛みなのかどうかっていうののベースラインとしても取れるんですね。
なので、SLRって独立したものとして、ここでアセスメント、

それだけで終わらずに、それがいつもの痛みですか?っていうのを聞いて差し上げるととこからアセスメントを進めるに従って、変化していった時に、主訴である痛みとの関連があるのかっていうのにも、変化の指標として1粒で2度おいしいみたいな感じで使えるかと思います。

で、ここもちょっとドクター捕まえてなんでも聞いちゃえっていう、なんかそんなイベントになりつつある、、、
軽度亢進と。これ、減弱って言うと、なんか末梢神経のいかにもってこれ、軽度亢進の時に先生が、なんかこうに臭うものって?

あんまり、僕は反射はあんまりこう、正直言うとあんま見ないんですよね、
で、ほんまにこう、病的なもの、病的にバンと出てくるものでしかあんまり考慮しなくて、で、軽度亢進って、例えば痛み強かったら亢進もするやろな、ぐらいの感じで考えますかね。
両側とも亢進してたら、上位の方でなんかある?って考えるんですけどね。
頸椎、胸椎レベルでなんかって、

軽度亢進って言ったら、まあまあ痛がってるしね、、、みたいな感じに判断しますかね。

#そうすると、先生、今回のこういった症例で、

例えば右の痛みがある人の右だけがちょっと、いわゆるこう、教科書的な腱反射で、いや、ちょっとパテラの上ちょっと触っただけでも亢進したっていう判断じゃなくて、右と左と、症状がないほうと比べて、明らかにそうなのかとかっていうの?

軽度亢進が本当に病的なのかどうなのか?ってことですけどね、

亢進って聴いたら、はあ、そうですかって感じですけど、軽度亢進、ハアハアって、ハナシ半分な感じですかね、軽度ってついてしまうと、

#けどね、ちょっと嫌ですよ。嫌ですね。ってか、ここ書きながら、いいんかいなと思って、今、とりあえずね、なんですけど、アセスメントした人がそう書いたんだったら、軽度亢進で。
じゃあ、私たちはそれをどう捉えるかっていうところでいいかと思います。

今、先生からね、お話がありました通りに、左右で確認をするっていうことと、痛みがあったら、そこそこ亢進はするだろうっていうことと。
で、そうすると、痛みが減弱、緩和してきたら、それも変化するんじゃないかって、1つのね、ベースラインになってくるかと思います。

可動域の検査です。

で、その前にですね、姿勢の修正、矯正ですね。
これで、変化がないっていうことから想像できることって言ったらどうでしょうね?
ちょっと抽象的な質問になるんですけども。

これね、姿勢矯正で変化があることを期待して矯正をしたりするんですけども、

そういう大体の人が背中を丸めて座ってるから、姿勢をこう整えたが、症状が変化があったんだったら、伸展DPの可能性が高いっていう、後ろ盾にするための情報、と思うんですけども、ここで、変化がないことから想像できることってことになる。
これ言っちゃいますね。

1時間で症状が出てくるっていう方だったら、この程度じゃ変化ないだろうっていう感じで捉えちゃっていいと思う。
姿勢と関係ないよじゃなくて、ちょっとやった変化ぐらいじゃ関係ないんだなっていう感じでアセスメントをしていきます。
で、ここはね、ちょっと質問っていうのも変なんですけども、

姿勢の矯正なのか、修正なのか、変化なのかって、ここら辺の考え方をKik先生にちょっと伺えればと思うんですけども。
元々ね、ロビン先生が姿勢を矯正、要はcorrectionっていう英語を使ってると。
そうそう、今もうpostural changeになってるんですよね。
確か説明とか最新のやつはね、changeになってくるんですね。
それはやっぱり丸めた方がBetterになる人がいるので、やっぱりアセスメントの流れとして、
correctionだけじゃなくて、changeさせた時にどうなのかっていうところを見ようかっていう感じなんですけども、 この辺、Kik先生、イメージ的にどうでしょう?
矯正と呼ぶか、姿勢の変化と呼ぶかっていうところは?

個人的な考えで大丈夫ですか?
今までは特に修正でなら違和感なく使ってたんですけど。
修正っていうと、やっぱ正したところが、要は起こしたところが正しい姿勢っていう風なイメージになるかなと思ってたんです。
で、色々ちょっと自分で研究とかをしてみて、

要は正しい姿勢って、ほんじゃあなんなんだろうっていう風になってきたりしたので、、、。
修正っていうと、正しいところに直すっていうようなイメージがどうしてもあるので、

そういったところで考えると、その後に出てくる運動検査の中の一種というか、っていう風に私はそこを捉えるので、

変化っていう風に言われると確かにそうだなって思いますし、

逆に、ずっと前弯が強いっていう風に座ってらっしゃる方なんかは、反対に曲げてみてくださいって言ったりすることも、私はこのタイミングですることもあるので、 そういった意味で言うと、「変化」っていうのは理にかなってると言いますか、言われればそうだなっていうような気はしました。

#どうもありがとうございます。

以前なんかこの話をHot先生ともちょっとしたことがあって、

確かに「変化」っていうとアセスメントに繋がってくるか、うん、やっぱりすんなりと入りやすいよねっていうような話にもなったことがあって。
この時に、矯正しなきゃいけないんだって思い込みで、全てがover correctだって思わずに、やっぱりちょっとslouchさせてみて、背中丸めてみて、変化でも姿勢のこの変化のね、検査ができるっていうのは使ってもいいかと思うんですね。
どうもありがとうございました。

あとは、矯正、じゃcorrectionっていうことのメリットってももちろんあると思うんですけど、ここら辺はJ先生に熱く語っていただこうかと思うんですが、いかがでしょうか?

やっぱその姿勢っていうものに、ものすごくこう、大事にする、治療法でもありますよね。大方の人がこう、slouchしてるから、矯正はcorrectionであるって。
ここで姿勢を、要はover correctしたことでの変化を体験することの意義っていうのは?

それは難しいですね。セラピスト側なのか患者さん側かにもちょっとよるんですけど、

セラピスト的にはもちろん、Derangementの可能性、

伸展なのかどうか、over correctでもslouchでもそうですけど、そのDPの確かめっていう意味では、correctするってことは重要やと思いますけど、

患者さんにとっては別にあんま関係ないかな。
セラピスト優位やと思うんで。

矯正かどうかは置いておいて、これは姿勢検査やと思っているので。

検査っていう意味で、correctしたら、楽になります、とかマシになりますってのは、患者教育には使えるのかと思ってます。

矯正っていうことだけをピックアップされると、あんまり患者さんには意味がないのかなとは思いますけど。

#そうですね、おっしゃる通りだと思います。

例えば、すごい姿勢、いかにも姿勢と関係がする、あるような症状を持ってらして、

ここで症状が軽減することを体験すれば、DPもわかるし、患者様のね、今後のその患者、患者様へのアドバイスっていうものに繋がってくるっていう段階でもあるんですけども。
ここでKik先生もおっしゃったように、忘れちゃいけないのが、

そのover correctも、そもそもしてる人たちに向かって、さらにover correctして変化をあるかないかっていうよりは、やっぱちょっと猫背にしたらどうなのかって見方もね、1つできればなっていうとこですね。
どうもありがとうございます。

で、この例の場合は、この症例の方は1時間で症状が出てくるので、この程度では変化がないっていう感じで捉えるっていうことになります。

<以下、つづく>

Pagetop

ご予約はこちら

ご予約はお電話か
WEB予約システムよりお願い致します。

06-6488-7754
診療時間
09:00-12:00 / 17:00-19:00
休診日
木曜午後・土曜午後・日曜・祝日