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MDT:マッケンジー法症例検討会 4月②:膝から下への下肢痛を伴う腰痛、痺田(シビレタ)さん;除外診断

で、ボディチャートからね、可能性、除外できるものっていうのをちょっとピックアップしていきたいんですけれども、これ、どうでしょうか?

ボディチャートから除外できる可能性があるものって言ったら?

もうこういう時は、困った時の、I先生、いかがでしょうか?

困ったときは、、困りますけど。

Posturalは、、、

#そうですね、はい。Posturalはもうこういったパターンでは出ないっていう、ことがありますので、この時点で消していけるでしょう。
で、初めて参加された先生もいらっしゃるので、ちょっと簡単に説明するんですけども、この除外診断的って、どんどんどんどん消していく作業で、最後に何が残るかっていう絞り込みっていうのは、多分、認定講習会のパートをDでやりましたかね?

Kik先生、覚えてます? こういったのってパートC,Dかな?

消していくのは、、、ええ、もうケーススタディでやってた記憶はあります。

#講習会の内容っていうか、M先生、なんか覚えてます?
Kik先生、ありがとうございます。
M先生、認定講習会で、こういった除外診断的にっていう練習って結構やりましたっけ?

覚えてないです、すいません。

#いや、いいですいいです。私も覚えてないんですよ。
実はね、意外とこう、何例も何例もっていうのは、10例も20例もって感じではなかなか認定講習会ではできないと思っているので、このシナリオトレーニングっていうか、このオンライン会でね、そのやり方をちょっとご紹介できればと思って作っています。
なので、今みたいにボディチャートから除外できるものとも、Posturalのことも心配しなくて済みますのでね、検査項目が減ります。
持続の姿勢をずっと取らせて調べよう、なんていう作業が減りますので、

こんな感じで、どんどん、どんどんね、除外していきます。

あと、あれですね、この他は腰のDerangementとか、ANRとか、まだ除外はできないでよろしいでしょうか?
はい。で、ここ、ちょっと仙腸関節のDerangementって匂わせておりますけども、

この辺、骨盤周り、股関節が入っていますので、この辺で入れております。

#さあ、この段階で除外できるものがありますか?
M先生、行っちゃう? なんか、除外できなかったらできないでいいですよ、全然。

ANRは、うん、ちょっと可能性としては下がるかなってのは、、、

#どの辺が、そうじゃないなって感じがする?

ほんと、ゆっくりとしか歩けない、思うように走れないっていうのが、

ANRであれば、例えば前屈をしきった時だとか、 うん、特定の動作がもう少し出てくるかなという風に思うんですけど、、、

#そうですね、うん、すごいいいアセスメントができてます、

これ、ANRを、怪しいと思って除外しきれなかったら、次の段階で何を聞くかっていうので持ってきますよね。
ANRが、例えばこれで座っても痛いなんて言ったら、ぱっと消えますもんね、ANRね。
っていう感じでグラデーションつけていきます。

#さあ、ボディチャートを参照で終わって、

2年ぐらい前から症状がありますと。
これだけの症状ね、NRSの5から7が2年前からずっとあって、

発症時の症状が大腿部で、間歇的な症状が大腿から、下腿、

やっぱりちょっとね、広がっている感じありますけども、

ここで除外できるものってありますか?
明らかに除外できるもの、

首かしげちゃいますよね?

まだこれは、ANRは情報がちょっとないですよね。まだね。
うん、そうなんです。それでいいんです。そんな感じで。
で、このまんま除外できないなと思ったら、このまんまにしておきます。
で、次です。

#じゃ、もう1回行きましょう、M先生、

これだとどうでしょう。ANRは除外ができそう?

これはちょっと坐位に丸がついてるので、うん、除外しちゃいますかね。

#ですね。坐位だとね、下肢の神経は伸長するというよりも、エンドレンジで伸長するっていうよりは、ね。
あと、時間的にどうでしょう、これ。

そうですね、はい、それも除外要因になりますね。

#そうすると、もうANRのことはもう心配しなくていいので、アセスメントの中で、これはとりあえずANRは消えてもらいましょうっていう感じで消していきます。
そうすると、腰椎のDerangementと股関節Derangementと、SIJ:仙腸関節っていうものがまだまだ残ってますよっていうとこに入ってきます。

で、ここまでの情報でさらに除外できるようなものってありますか?
ちょっと戻しますよ。

立位と歩行で緩和していますよね。
誘発増強で、前屈と坐位で誘発増強、 DPのパターンとしてはどっち方面がっていう、なんか当たりがつきますでしょうか? J先生。

そうですね。伸展がDPっぽいですかね。

#ぽいなっていう感じでね、行きますよね。はい、ありがとうございます。
こんな感じで、除外はできない中で、この誘発増強で、伸展のDPっぽいなっていう匂いをね、感じ取りつつって感じになります。
この段階で、側方、今までの情報全部で側方に行かなきゃいけない匂いっていうのは、あえて言うとありますでしょうか?

ここまでの情報やったら、ないんじゃないですかね。

#うん。もう両方だったらね、ボディチャートとか

ちょっとくらいですけど、この辺はわかんないですかね、まだ。

#そうですね、そうですそう、そんな感じです。
これで、なんか振り向いたらどうのこうのとかって話が出てきたり、

あと、車の乗り降りで痛いなんて横方向の動きが出てくると、

だから側方とかってすごく強く感じるんですけど、今のところ情報としては片側の症状だけ、っていうことだけが残っています。

さて、ここなんですけども、この中で重篤な病理、病態を匂わせるようなものっていうのがありますでしょうか?
Ku先生、いきますか。

重篤っていうのは特に、、、

#うん、そうですね、うん。緊急で何かっていうのはなさそうですよね。
で、歩くのは問題ないけれども、右下肢に力が入らない感覚があるって。
この辺、先生、治療院に患者さんが来たら、どんな気分になっちゃう?

ちょっと慎重に行きたいなって正直思います。

#そうですね。なんか筋力低下とかで力が入んないって、なんか嫌ですよね。
なんか、うん、ぞわっとする感じがしますね。
N先生なんかこれ、患者さんが診察でこういうキーワードが出た時は、J先生になんかコメントとかされるんですか?

コメントっていうか、もうカルテに書いちゃいますので。

カルテに書いて、情報共有するっていう感じですかね。

#はい。J先生、この筋力がとか力が入らないなんて話聞いた時は、J先生はどんな感じでアセスメントを?
うん、N先生から筋力が、力入らないって情報もらった時に、先生、なんか心の準備とかいつもされてるんですか?

ないっすね(笑)。とりあえず動作見て、なんかこう、ぶらっとかなってたりすると、ちょっと筋力測ろうかとかって思いますけど、基本的には普通に来てはる人らなので、あまりこう、筋力が弱いって言われて、なんかビビるってことはあんまないですね。
だから治りにくいんかなとか、なんかこう、ぱっとはいかへんねやろなと思いながらはやりますけど。
力が入らないことが何か自分の心を揺さぶることはあんまりないんです。
うん、ないですね。あんまり。

あんまり、で、やっていく中ではありますよ。
いや、なんか力抜けてきましたとかって言われたら、こう、なんかって思いますけど、

この初診の状態で、なんかやばいなとかはあんまり思わへんかなとは思います。

#どうもありがとうございます。

なんか関係ないって言われた時は、もうここの後の話が全部飛んじゃうので、やばいと思ったんですけど、やりながら気をつけますってね。
それ、そこですよね。

やっぱMDTって、反応を見ながらっていうところがありますので。
これで例え筋力がちょっと弱いんじゃないかって話になって、

アセスメントすればいいだけのことなのでっていうとか。
あと、ウォークインでね、特に通院するところはもう歩いていらっしゃっているので、

ドロップフットとかなければ、とりあえず評価しようかなっていう感じでいいのかなと思っています。

なので、重篤な病、病態なこの時、この情報からまないと、

あと、神経根症状って、神経の症状を示唆する情報って言ったら、今の歩きにくさっていうとこでしょうかね?
はい、それだけ気を付けます。

なので、このように今までの情報を集まりながら、裏面にこれから入っていきますのでね、

裏面の時に、心の準備で、神経学的な検査が必要な人なのかどうなのかっていうのを、 1枚目の表面で問診をしながら、次のね、プランを立てていきます。

<以下、つづく>

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