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お知らせ・ブログ

整形外科でセカンドオピニオンにて納得できる選択をするために

「先生の説明は分かった気がするけれど、診察室を出た途端に不安になった」
「聞きたいことがあったはずなのに、何を聞きたかったのか分からなくなってしまった」

整形外科を受診されたあと、このような感覚を覚えたことはありませんか。

その場では理解できたつもりでも、帰り道や自宅に戻ってから、次々と疑問が浮かんでくる。

そして、「もう一度聞きに行くほどのことだろうか」「自分の理解力が足りなかったのではないか」と、少し自分を責めてしまう方も少なくありません。

しかし、こうした感覚は、あなたの理解力や準備不足が原因ではありません。

診察時間が短く感じられる背景には、日本の医療制度そのものが持つ構造上の理由が関係しています。
まずは、その仕組みを知ることが、不安を整理する第一歩になります。

なぜ、診察時間は限られるのか

日本の保険診療制度は、誰もが平等に、比較的少ない自己負担で医療を受けられることを大きな目的としています。

この仕組みのおかげで、私たちは必要なときに医療にアクセスすることができます。

一方で、その制度を維持するためには、多くの患者様を一定のペースで診療する必要があります。
その結果、医師が一人ひとりの患者様に割ける時間には、制度上どうしても限りが生じてしまいます。

これは、医師が手を抜いているわけでも、話を聞こうとしていないわけでもありません。

制度全体が「多くの人に医療を届ける」ことを優先して設計されている以上、避けられない側面でもあるのです。

時間が限られることで起こりやすい「すれ違い」

診察時間に制約があることで、次のような状況が起こりやすくなります。

・説明を聞いている間に疑問が浮かんでも、その場で整理し、言葉にする余裕がない
・診断名を聞いたことで気持ちが動揺し、その後の説明が十分に頭に入らなくなる

医師は限られた時間の中で、できるだけ多くの情報を伝えようとします。

一方、患者さんは初めて聞く専門用語や画像の説明に気を取られ、自分の気持ちや疑問を整理する余裕がなくなりがちです。

その結果、
「質問があるはずなのに、うまく言葉にできなかった」
「診察が終わってから、次々と疑問が浮かんできた」
という状態になってしまうこともあります。

これは、どちらかが悪いのではなく、**限られた時間の中で起こりやすい“すれ違い”**だと考えることができます。

このように感じる背景には、時間的な制約だけでなく、心理的な迷いも関係します。
そうしたお気持ちについては、以下の記事も参考にしてみてください。
▶ 「整形外科で「このままでいいのか」と迷ったときのセカンドオピニオン」

また、限られた時間を有効に使うためには、事前に考えを整理しておくことも一つの方法です。
具体的な準備内容については、以下の記事で紹介しています。
▶ 「整形外科でセカンドオピニオンを受ける前に確認したいチェックリスト」

「保険診療」と「自費診療」の役割の違い

医療には、その目的や役割に応じて、いくつかの提供形態があります。

  • 保険診療
     検査・診断・治療を、標準化された手順に沿って効率的に提供することを重視します。
     多くの方に必要な医療を、安定して届けるための大切な仕組みです。
  • 自費診療(自由診療)
     制度の枠にとらわれず、一人ひとりの状況や要望に合わせた
     「時間の確保」や「丁寧な相談」といった付加価値を重視します。

どちらが優れているというものではなく、役割が異なると考えると分かりやすいでしょう。

納得いくまで話し合い、情報を整理することに重点を置きたい場合、あえて自費診療という枠組みを活用する、という考え方もあります。

このような背景を踏まえると、「今の診療が足りない」というよりも、「考えるための時間が別途必要な場合がある」と捉えることができます。

当院の自費診療(赤い診療)について

当院では、診断や治療方針について、患者様が納得いくまで整理するための時間を確保することを目的とした自費診療として、**「赤い診療」**を設けています。

この診療は、

  • 現在の診断や説明を、もう一度落ち着いて整理したい方
  • 情報が多く、どの選択肢を選ぶべきか迷っている方
  • すぐに結論を出すのではなく、考える時間を持ちたい方

に向けた、あくまで選択肢の一つです。

すべての方に必要な診療ではありません。
通常の保険診療の中で十分に納得できている場合は、そのまま治療を続けていただくことが大切です。

※「赤い診療」の診療内容・費用・留意点については、別ページにて詳しくご案内しています。
赤い診療(自費診療)の内容・料金・留意点についてはこちら

まとめ

「納得」と「時間」は、切り離して考えることができません。

もし、限られた診察時間の中で不安が解消されないと感じた場合、その原因があなた自身にあるのではなく、診療体制の仕組みにあることを、まず知ってください。

時間をかけて情報を整理し、考えをまとめるという「選択肢」を持つことは、結果として、後悔のない治療選択につながることもあります。

大切なのは、急いで結論を出すことではなく、ご自身が納得できる形で次の一歩を選ぶことです。

セカンドオピニオンの考え方を全体にまとめた以下の記事も参考にしてみてください。
尼崎市で整形外科のセカンドオピニオンを受診する前に整理したいポイント

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