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お知らせ・ブログ

MDT:マッケンジー法症例検討会 2026年3月①:肘の痛みの肘持さん。

今回、肘の痛みの方のご紹介をちょっとさせていただければと思います。 本会はMDTのケース会として、月1回開催させて頂いています。
さて、皆さん、認定試験を潜り抜けたクリデンシャルの先生方、Part A,B,C,Dと講習会を受けた時に、肘痛の症例を見る機会がありましたか?
MT先生、講習会中に見る機会ってありました?

いや、パートDではなかったと思います。でもなんかアスリートのやつとか、、、
ちょっと覚えてないですね。

#そうなんですよね、そうなんです。

私も一例記憶があって、それも多分ね、アスリートのやつだったと思うんです。他は、肘の痛みでっていっても、頸椎のリトラクションなり、リトラクション・エクステンションなりっていうとこで、やっぱ頸椎で終わってしまってるっていう。
もちろんそうですよね。

頸椎から入ってから肘のアセスメントへっていうと、本来だったら、講習会という形でなら、あらかじめ頸椎の要素を除外した人を集めとくっていう設定が望ましいんですけども、それ、やっぱ難しいんですね、なかなかそういう患者さんを講習会で拝見させていただくっていうのが。なので、なかなか見る機会がないっていう状況です。

このオンライ会はいつでも相談できる場所。認定講習会は本部もしくは支部で決められたものを、忠実に講習しなきゃいけないっていう前提があるので、なかなか、そこからね、逸脱したっていうのも変ですけども、これはどうなの?なんて素朴な質問がしにくい空気がね、、、あったりってことがね、肌で、感じられたかと思うんです。

このオンライン会は「これは一体どうなの?」っていう、講習会から離れて、自由に聞いたり相談できたりする場所にしたいと思っております。

で、最近ね、J先生とも話したんですけども、どうやら、認定取得後のブラッシュアップって、なかなかする機会がないなとか、最新のアップデートね、本部も色々アップデートしてるんですけど、それってみんなに伝わってるのかしら?とか。

あと、リハが一単位20分って環境で、職場での新人教育とか、みんなどうやってるんだろうって情報もなくて、、、。 どうしても、関東エリアに集中しすぎちゃってて、あちこちのところでね、練習ができないっていうか、不公平だっていう感じになってしまっている。
なので、各地域にネットワークを少しずつ欲しいよねって。関東ブロック、北海道ブロックというように、アクセスしやすいネットワークが欲しいねって話をしました。こういった事情もあり、オンラインという形ではありますけど、とりあえず場を設けましょうってことになってます。

で、おそらくいるんです、20分で臨床をやってる海外の支部のセラピストが。
なので、日本でやってる取り組みっていうのは、海外の支部と連携を取ったりとか、相談したり、日本でうまくいったようなことっていうのは、やっぱ海外の支部にも紹介したいです。

これは本部のオンラインの掲示板があるんですね。で、そこにトピックとして挙げながら国外の先生方とも相談できるって関係を持ってればなと思います。

今回はなかなか見る機会のない、肘のケースをご紹介します。

皆様、HT先生ってご存知ですか?まだ会ったことのない人もいますかね。
手の外科の専門の福岡県の糸島医師会病院の整形外科の先生が、肘の痛みについてのご自身の診療について、ちょっと調べたんですって。

で、ドクターの前で、ドクターに紹介する形で、肘の診療の紹介をされたらしいんです。肘の周囲に痛みの訴えがあった患者さんについて、HT先生が診た患者さんでの調査です。

肘周囲の疼痛について、主訴ないし問診で、「肘が痛いよ」ってきた人たちを集めてるんですけども。

その中で、あらかじめ頸椎の要素がないと判断できるようなものとか、、、頚椎じゃないや、神経根症とかって、そういったものを除外してます。あとは、やっぱり外傷なんかを綺麗に除外したケースで調べておられます。

そうすると、Derangementが28名で、OTHERに分類されるのが34名でした。

で、変形性関節症、、、OTHERの内訳は、やっぱこれドクターならではですよね。
詳しく書いていらしてて、変形とか、炎症とか、打撲であったりっていうのを、こういった感じで内訳を調べてらっしゃいます。

ドクターに向けてってことで詳しく書いてらっしゃったと思うんですけども。
頸椎のDerangement26症例に関しては、痛みの変化が、半減もしくそれ以上改善したものを改善としたらしいです。
で、そのうち半数のものに対しては、NRSが0までの改善を見たってね。

もうここら辺は拍手喝采ってなるとこだと思うんですけど、HT先生曰く、なんかその場のドクターたちの様子は「ん?何言ってんだだろう??」みたいな空気にね、包まれたっていう感じだったそうです。

診察室で、ご自身診察されているデータですからね、日本国内ならではの貴重なデータだと思います。
という感じで、「肘が痛いよ」と受診される方々の中には、肘のDerangementが隠れてるよっていうことをご紹介しました。

今回は、肘持(ヒジモチ)さんをご紹介します。

さて、ボディチャートから除外できるであろう分類っていうのは?

ここはもう恒例のMT先生。

はい、頸椎のPosture、Dysfunction、ANR、、、あ、うん、ANR

#そうですね、はい、
脊椎のDysfunctionはもういいですね。
これ症状が肘のみで脊椎から離れてるから大丈夫ですもんね。ありがとうございます。
Postureも脊椎の直上じゃないですもんね。

先生、肘をずっとあるポジションで持続した負荷をかけていると痛くてやめるとすぐ痛みが消えるっていう話であれば、これはPosturalって言うしかなくなるけど、症状が脊椎上ではないので可能性が低いものってことでね、とりあえず除外したいと思います。
で、除外できない分類はこれでいいですかね?
Derangement頚椎は除外できます? まだ除外できませんよね、部位からはね。
で、Dysfunction。これも除外できません。
まだ検査してないからね。で、鑑別したいものとして、先ほどのHT先生がね、羅列されてましたけど、やっぱ外傷とか慢性疼痛症候群とか、こういったね、ものを問診や負荷検査を通して除外していくっていう作業になってくるかと思います。
我々はセラピストでドクターではないので、そこまで細かくではないですけども、外傷とか炎症とかっていうのも、やっぱり問診しながら鑑別していきたいっていうとこですね。

#で、メカニカルな負荷の特徴。特徴なんですけども、この方のメカニカルな負荷、普段の負荷ってどんな感じの印象を受けますでしょうか?

#KD先生、行ってみますか? ごめんなさいね、なんか突然どんな場所に僕は置かれたんだろうって感じなんだと思うんですけど、こうやってね、問診情報から、色々ね、なんですかね、探偵ごっこみたいに色々考えるっていうね、作業をしています。
この方の特徴は?

メカニカルで、右エピソードのところで。右手で荷物を持ち上げられないとか、引き出しを手前に引く、なので、肘を曲げる時とかの、力入れた時に負荷が来るというようなことですか?

#はい、そんな感じです。そんな感じで。
さすがですね。どうもありがとうございます。
こういったエピソードから、どういう動きでね、負荷がいつもかかっているのかなっていうのね、情報を拾っていく感じです。
これ、普通だと、ほら、問診だと、そうなんだ〜って、スルーしたくなるんですけれども、MDTの場合、これをね、分類に必要な情報としてね、どんどん使ってきます。
手を使う仕事とか、持ち上げて、どうやら、持ち上げたりっていう動作っていったらいいだろう。
どうやら、モノをね、運搬してる仕事だけじゃなくて、親御さんの介護があって、ズボンを引っ張ったりとかっていう負荷が日常的にありますよっていう方です。
マネジメントの策定に関してなんですけども、介護とかがあって、忙しそう、なんか、ゆっくり寝てなんかやるっていうのは、なかなかできそうにないなとかイメージしてみます。さっと簡単にできるようなものっていうのもちょっと念頭に置いて、最後ね、紹介した方がいいかなっていうような感じで調ますし。ある程度の安静が必要かどうかっていうのも、介護の負荷も高そうなので、仕事の内容を変えなきゃいけないのかなとか、お家のヘルパーさんの設定どうするんだろうっていうとこまで想像しながら。、そのために情報を収集します。

#で、痛みは半年前からで、肘の内側の痛みで、かなり強い痛みが出ています。
ものを持ち上げた時に痛いって気が付いて、少しずつ違和感を感じていました。
きっかけは特定できないんですね。

なんとなく半年前からで、今はあんまり変化がないっていう状態なんですけども。

#これを聞いて、MT先生、ごめんなさい、集中攻撃になっちゃうかな、 この方って外傷の可能性は?

外傷かあ、、、問診情報からちょっとあんまり考えなかったんですけど、急激にぐっとこう、瞬間的に物を支えなくちゃいけなくてっていうのを外傷と捉えるんだったら、外傷も除外はできないんですかね。

#そうですね。きっかけとして何かがあったっていうのはあれですよね、除外、なんていうの、、否定できないですよね。
この時に何かが起きたんじゃないかっていうの、ありますよね。
そっからずっと症状が変わらずに残ってるってことになってると思う。
ありがとうございます。

で、この方の肘はセラピストが触っていいかしら?
かなり痛み強そうなんですけども。 この方ってこれから負荷をかけてアセスメントしていいかしら?

触っていいか?

#うん。すっごい痛いって言ってるけれども。8/10とかって言ってるけど、この人、これからセラピストが運動検査でアセスメントしていいと思うかどうか?

アセスメントはしていくべきだと思うんですけど、、、していくべきだと思います。はい。

質問の意図がごめんなさい、ちょっとちゃんと汲み取れてないかもしれません。

#聞き方が悪かった。ごめんなさい。
すいません。今、外傷の可能性っていうところで尋ねていたんですけど、この人、ここ数日の外傷かどうかとかってことでなければ触っていいかしら?

なるほど。まだ外傷と決まったわけではないですし。
アセスメント。そうですね。半年前から、、、

#ですね。そうそう。そうそうそう。

で、この方に、脊椎のアセスメントで、すごく重要だなと思われる情報はありますでしょうか?
AB先生?この方、脊椎の、お首のアセスメントはした方がいい?

そうですね。前提として、そもそもルール的に、した方がいいっていうのがある上で、脊椎脊髄病歴のところで頚椎症とかストレートネックと呼ばれたっていうのがあるので、そういう意味では、首は確認しておくべきなのかなと思いました。

#はい、ありがとうございます。上腕とか、神経痛とか出てないような方でも、既往歴の情報から、首から入った方がいいとか、胸椎から入った方がいいかっていう、これから自分がやることの裏付けに使っていってください。

持続的な症状がありません。なので、間歇的な症状。
右の肘の関節の内側の疼痛だけっていうところです。
半年前から変化なしっていうところで、急な外傷であったりとかっていう、触っちゃいけないような状態ではない。
ただ、きっかけが特定できないっていうところから、何が痛みの原因なのかってのはわかんないですね。

で、やっぱり調べなきゃいけない症状の部位、肘なんだけれども、この方はなんか炎症がパッパッパッパあるような状態ではなさそうでしょうか?
HB先生、この人ってすごい炎症があって、特に持続的な症状がなしって言ったら?

そうですね。物を持ち上げた時とか、なんかその特定の動きの時だけ出てるのかなっていう印象はありました。
なんか間欠的なのかなという風に思ってしまいました。

#その通りです。ありがとうございます。

この時に、炎症、OTHERの炎症に分類するなら、持続的な症状がありって感じになってくると思います。
で、間欠的な症状ですから、やっぱ出たり消えたりって、これ怪しい分類としてはDerangementあり、ですよね。
間歇的な症状あります。それの他に、Dysfunction。
Dysfunctionは持続的な症状がなくて、間歇的な症状がある。
そうすると鑑別していかなきゃいけない。

これから除外していく作業の中で、DerangementとDysfunctionっていうのはまだ捨てられないので、どんどん情報を得ながら、除外できるかどうか判別していきます。

<以下、つづく>

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