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MDT:マッケンジー法症例検討会 2026年5月①:足をまずはサクッと2題。エッ、足なのに腰からみるの?

MDTケース会をやらせていただきます。
クリデンシャルの皆さん、パートA,B,C,Dを受講されて、その後試験を受けて合格した瞬間なんですけど、KIK先生、クリデンシャル認定を取った瞬間、ヤッター!これでなんでもできるぞって実感って沸きましたか?

いや、もう、全然です。

まだまだ勉強中です。

#私もそうだったんです。

認定試験を合格してイエーってなったものの、いざ臨床に入ったら、「あれ?今までと大して変わんないじゃん?」みたいな感じたことがありました。
幸いにも職場にクリデンシャルの先輩がいましたので、色々と相談できる環境ではあったんですけども、1人職場でやってらっしゃるね先生方に聞くと、せめて先輩がいればとか、もっと簡単にできると思ったのに、なんか思ってたのと違うとか、おっしゃっています。

あと、四肢をなかなか見る機会がないので、母趾の痛みや肘の痛みなどは、患者さんが来た時に、どうすればいいんだかわかんないですっていうメールや、ご質問をいただいてます。
なので、NA先生が気軽に相談できる場所ってことで、月1回、大体第3火曜曜日が目安なんですけども、このような形でオンライン会をさせていただいてます。

今日のお題は、外反母趾の痛みのDPアラカルトってことで、
腰椎のDerangement、足関節のDerangement、あと、足部のDerangementを取り上げます。、自分としてはいい経験をしたなって感じたケースと遭遇しましたので、ご紹介させていただければと思います。

後ほど遅れて入ってらした方が、9時半まで前はやってたのにっていうことがないように、ちょっとだけお喋りの時間取らせていただきます。9時半までやっていた頃は、みんな白目が出ちゃうような感じで眠くてしょうがないって感じになるので…
それではいけないと、オンライン会も60分でまとめようと思いまして、60分にさせていただきました。
ケース1です。最初に簡単に説明させていただきます。

60代、女性、脳梗塞の既往があります。
で、外反拇趾だって。拇趾がね、もう2番目の趾にクロスして乗り上げちゃってるような状態でした。

歩行時に踏み返しで、拇趾に痛みがあるって。
踵上げ、背伸びの動作でも痛みが再現されます。

足の痛みをかばうようになってから、股関節や腰痛も出現しましたっていうお話でした。

毎日、足の指を広げるストレッチを自主的に行っているけど、改善が乏しいとのご相談です。
足をかばうようになって、股関節、腰痛が出てるのか、どっちが先なのかっていうね。
昔、MDT知る前だったら、足が原因ですねって思ったかもしれないんですけども、MDTを知ったからにはアセスメントの最初は、脊椎から行かなきゃいけないサインかと思って取り組みました。

ご自身がやってらしたセルフケアなんですが、大体、足の指を広げましょうなんていうストレッチをね、指導されることが多いかと。

PTの方がよくご存じの園部先生って、入谷式のね、インソールを、入谷先生が亡くなってから、それを継承してっていう感じの方いらっしゃって、PT界ではインソール第一人者でいらっしゃる方がいます。

その方のサイトに、こういう自主トレのストレッチが書いてあったので、それずっとやってましたって。スライドの画像にある女性がやってるような感じで、毎日毎日、せせせせとやってました。

でも、やった後に、どうも痛みが出る。でも痛くてもやった方がいいんですよねって思って続けていたみたいです。
おうちの中では、指がなるべく開くようにって、草鞋スリッパを履いてました。

さあ、結論です。ほんとにシンプルに、腰椎のDerangement、EILを1セットやっただけで、歩行時の痛み、かかとの上げの痛みが本当にそのまま消えたっていう状況でした。
かなりの角度のついた拇趾の痛みだったんですけども、それでも、綺麗にほんとに疼痛は良くなったっていう体験でした。

で、この、これをね、毎日やってたっていうとこで、

もうMDTの先生方ならピンとくると思うんですけど、

何しろずっと体を丸めながら、指広げをやった後に特に良くならなくて。

かえって痛くなったってのもヒントだったかなと思うような経験ですよ。

Derangement。

シンプルにほんとにそのまんま。
今も痛みは全然ないようです。

すいません、いいですか。今のとこ、拇趾の痛みは親指のどこの痛みなんですか?

#親指の内側から下にかけて、もうなんか種子骨がもうここによれたような。

拇趾MPTの内側の側面の痛み?

#側面、側面から下にかけてっていう感じです。
ちょうど魚の目ができてて、こう、アーチが崩れた状態。痛いのはこの魚の目のせいなんじゃないかってご本人は言っていて、何度も皮膚科に行って、削ったりとか、そんな感じ。

MTPの底側に胼胝があるんですね?

はい

と、第2第3の間ぐらいにベンチがあって。内側の痛みです。

いやもう、本人も私もびっくりした。やってみるもんだなっていう感じの症例でした。
ケース1です。さくっと終わりましたけども、今度、ケース2です。

60代男性で、これ、ご本人から足の写真送ってもらいました。

腰痛の既往はありますけれども、そんなに寝込むほどじゃないっていう状態。
2年前に、強剛拇趾、拇趾の外反がありますよねって医師の診断を受けてます。
歩行時の踏み返しの時、toe breakで、足の背側に痛みがあるっていうことでした。
歩く距離や、靴によって、痛みが変わる状態でした。

もちろん、腰椎の評価は、この方、側屈回旋も含めて、全てやった後に、症状に変化がありませんでした。

じゃあ、足関節を評価しようっていうことで、この方の場合は、膝を伸展した状態で前足部にタオルを当てて、ストレッチングをしたところ、良い変化がありました。

セルフエクササイズは、前足部にタオル当てて、足関節背屈のストレッチを、膝を伸展位で、しょっちゅうやっていただくって方針になりました。

が、その後足部外側にタオルを当てて調子することで症状がどんどん軽減していったので、DPは背屈で側方、一応、側方加味した背屈っていう形になります。

ご自身が実施するストレッチも、足の外側にタオルとかハンカチを置いて踏むような方法で、良くなっていきました。
ただ、結構硬かったんですよね。下腿三頭筋とか、いわゆるアキレス腱のストレッチをしなきゃいけないようなぐらいの硬さがある方だったので、ストレッチングだけじゃなくて、立方骨の下あたりに高さ3ミリぐらいの当て物をつけて調整したり、トウブレイクがしやすいような、前足部だけがちょっと上に跳ね上がったようなロッカー機能がある形の靴をご紹介して、ことなきを得たっていうな状況です。

もうこの方のポイントは、背屈のストレッチをタオルを使って評価して、1番反応が良かったやり方を選択した点です。

関節が硬かったので、なんかDysfunctionの可能性もあるのかなとかって思うような症例だったんですけども、早い変化があるってとこでDerangementと分類されました。

これ、いわゆるこう、外側高くしてるじゃないですか。
これって色々やった結果なんやと思うんですけど、これに至った、なんかこう、こういう決め手って言うんすか、

こう、こういう動きからとか、こういう硬さからとか、要するDPを想定したこう、なんか情報あったら教えてほしいです。

#はい、わかりました。

背屈をした時に、こうやって足底の内側が見えてきがっていう点ですね。

膝を伸展させて背屈をすると、内返ししてきて外側が伸びきらない。こんな感じですね。

なるほど。回内にする方向に誘導してみたらって話ですね。

#はい。しっかりそうやってストレッチできるように。
このような方って、ご自分で、さあやってくださいってストレッチすると、つま先がtoe outした状態で、自分が動かしやすいように、足部が動いてしまうので、きちっとまっすぐと、前後方向に正中になるよう。立方骨の下に当ててストレッチをやりました。

今の、追加の質問でもあるんですけど、すいません、
今の、この外側高くしてエクササイズした時って、どっからかプロデュースしたりするんですか。
それともシンプルにガストロの伸長感だけを感じる状態で反復負荷をかけていったような形だったんですか?

#下腿の真ん中。アキレス腱が伸びるみたいな、ストレッチするときのストレッチ感っていうだけでした。
で、かかと上げとか歩行をベースラインにして前後を比べると、ベースラインが良くなったっていうとこでしょうか。

膝、例えば膝屈曲位で背屈するとか、膝伸展位で背屈するとか、臨床的に見る順番みたいな、先生が工夫してらっしゃるところがあったらちょっと聞きたいんですけど。

#じゃあ私も含めてですけど、先生方にうかがいますかね。
私は伸展位から始めてっていう感じやるんですけども、ID先生なんかどうされます。
足の評価。足関節は?

足関節、やっぱり伸展、背屈から、、背屈が伸展ですよね。
そうですね、背屈を評価する方が多いかなと。

#膝伸展だと足関節は背屈マックスにならないから、膝は曲げながらやるっていう。

要は2関節筋が引っ張られないように膝曲げた方が足首自体はエンドレンジまで行きやすいと思うんですけども、

評価の時は膝を伸ばした状態からやるか、曲げてやるかって言ったらルーチンにしてることってありますか。

伸ばしてまずやってることが多いかもしれないですね。

#はい、ありがとうございます。

KIK先生なんかどうされてます?

まず、痛い動き、荷重、非荷重、屈曲伸展と思うんですけど、基本的にはその痛みが特に1番出るところから、状態確認しながらですけど、することが多いので。

でも背屈で痛みを訴えるケースは比較的多いかなと思うので、背屈することから始めることは多いと思います。

#どうもありがとうございます。
背屈ね。そうですよね。あとはJN先生なんか、なんかルーチンで決めてるものってありますか?
足の評価する時、足関節。

うーんと、ルーティーンで決めてるってのは多分ないんですけど、もしかしたら自分の中であるかもしれないですけど、基本的には両方見てるのは見てますね。
で、制限が強い方を運動にすることがあるので、膝伸展位が制限があることが多いので、結果的にそっちになるっていうことはありますけど、

あまり膝伸展だから屈曲だからっていうのは最初からは決めてないような気はします。
どちらかというと動作を見てっていう感じが多いかもしれない。
例えば階段の降りる時がとか、歩くときが、では多分違ってくるので、

階段ってなるとちょっと膝屈曲でやってみたりとかっていうのは頭の中にどっかあるかなって感じがします。
ただ、感覚的な感じですけど、あんまり膝伸展位だから、屈曲位だからで変わるかと言われると、、、変わんのかな?、どうかな?っていう気はします。
純粋な足関節のDerangementであれば、あんまり関係ないような気がします。

さっきみたいな、うがった考え方でいくと、ガストロのストレッチで良くなったんじゃねえか?、みたいな感じの症例だったら、膝伸展位の方がやっぱり良くなると思いますけど、純粋に、本当に足関節の、今回拇趾なんであれですけど、足関節の症状みたいな時は、伸展位だからとかっていうことはないような気がします。

#どうもありがとうございます。そうですね。反応次第かなっていうところもね、キーワードで出てきましたけども、HOT先生どうでしょう。
診察の時に?

今、皆さんおっしゃったような感じですけど、やっぱり僕ももう今なんかその解剖的な見方を先にするんじゃなくて、やっぱ先に動きを見るんですよね。
だから、その人が1番痛がる動きを先に見ますね。
で、その痛がる動きをもとに、どっちの方で行こうかなっていうあたりをつけていくことが多いと思います。

#どうもありがとうございます。症状次第でっていうところでしょうか。
はい。NA先生、診察では?

動きの中で見るけど、動作と解剖とがどう関係してるかっていうことしか見てないので、あんまりMDT的に足を捉えることはしてないです。

#はい、ありがとうございます。どうもありがとうございます。
なんかMT先生、こんな感じで色々、、、

参考になります。ありがとうございます。

#はい、色々なので。で、逆に言うと、やっぱり自由に自分でこう反応見ながら組み立てられるっていうのもMDTの面白さだと思うので。
自分の中でなんかルーティーン決めててもいいし、他のこういう症状だったらこういうことが、、やると良かったなとかっていう感じで、引き出しを増やしていただくのもいいのかなと思います。

こういった場で経験をシェアしていただくと、自分が経験できなかったパターンの患者さんの様子もわかるし、お知恵を拝借できるっていうところもあると思うので。
はい、こんな感じです。

ありがとうございます。ルーティンとかなかったので、なんか皆さんこう見る、こう見方とか、もしあるのかなと思って、ちょっと参考になればと思って聞かせてもらいました。
助かります。

#よかったです。ありがとうございます。 では、次、行きましょうか。

<つづく>

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