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マッケンジー先生自叙伝 Against the tide:10
マッケンジー先生、小さい頃の家庭環境はあまり良いとは言えなかったようですね。
特にお母さんへは複雑な想いをもたれているようなのが読み取れます。
今回から、理学療法士に成ろうか、という頃のお話。
理学療法士、ロビン・マッケンジーの誕生です。
どのようにして師匠は理学療法士という職を選ばれたんでしょうか?
では師匠、どうぞ、、、
第二章 就職の頃
次に何をすべきか考える時がきてました。
だらだらした高校生活を送ってしもたせいで、私は自分の将来の選択肢をだいぶ狭めてしもてたんやなあと、そこで初めて気イつかされました。
就職の世話を担当してくれていた人に相談してたおりに、私は医療関係に進みたいとの希望を伝えたんですが、今の成績では到底かなわんことやと思い知らされたんです。
母からは女性専門の美容師になったらどうやとも言われとったんですが、そりゃあ、真っ平ごめんでしたわ。試験を頑張って、絶対大学に行くのやと心に誓いましたわ。
ワイラパパ大学の英語科の科長をしておった母の友人、オリーブ・サザーランドさんが、私に理学療法科に進んだらどうや、と薦めてくれました。
新設で将来性のある科やと彼女は耳にしてはったらしいんですな。
理学療法いうても、その頃の私には私には聞いたこともなかったですし、思いもつかなんだんです。
サザーランドさんがその頃、理学療法科の助手をされておったイアン・テイラーさんに連絡してくれはりました。
テイラーさんは軍隊での海外任務から帰ってきたばかりや、いうてはりましたな。
ずっと前から自分は理学療法士になるのやって決めとったのやというような話を熱く語られるのんを聞いておりますと、私も俄然、やる気になってきました。
母は必ずしも、私が大学へ行くことに賛成してくれてたんでは無かったようなんですが、彼女の友人が私のためを思っていろいろ骨を折ってくれてた、いうこともあって、結局応援してくれるようになりました。