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なぜ爪を切らずに伸ばすように、矯正する方法にこだわるのか?(その2)

猿のマスターベーションじゃないですが、私が喜んで鬼塚法(原法とは縫わない点が異なるので、正しくは鬼塚変法)をやるので、周りの先生方も嵌入爪をみれば、中野にと紹介してくださるし、、

で、なんとなく、巻き爪担当医、といったようになり20数人の患者さんを鬼塚法で治療したんですが、30代くらいの女性が、手術のあとの爪と、逆の側の正常な爪とを見比べて「爪の形、変わっちゃいましたね」、となんだかシミジミつぶやかれたのを聞いて、そういや、そうだな、と気づいたんです。

見た目はきれいに治って、痛みもなくなってはいるのですが、爪の幅が短いのって、やっぱ、変だわ、と。

そのあとも、私が手術した患者さんじゃないんですが、同じ爪の両側を鬼塚法で治療してなんだかとてつもなく細おい爪になった例を見たり、鬼塚法のあと、なんだかちっこい変な爪が生えてきているような例を見たりと、こりゃ、切ること以外の治療法を考えたほうがよいかな、、と思うようになりました。

世の中の流れは、いつの間にか鬼塚法からフェノール法という、爪の根元(爪母)まで切り込むのは同じですが、そのあと、爪母をフェノールという薬品で焼いて、変な爪が生えてこないようにする手術方法に変わっていくのですが、私はそっちじゃない方法を模索しだすのでありました。 

今日はここまで。てけてんてんてんてんてん、、、

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