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巻き爪の原因と予防。正しい爪の切り方と靴の選び方!
爪のトラブルでも代表的なものに巻き爪があります。
巻き爪といっても、巻いているだけなら何も問題ありません。
ただ自分で爪を切って対処している場合は注意が必要です!
間違った切り方や対処をしていると、、、、
このような負のスパイラルから抜け出せなくなってしまうことも。
こうなってしまうと大変ですよね。
ただ巻き爪の原因を理解し、対処することで予防はできると私は考えています。
今回は、巻き爪の原因と予防についてお話していこうと思います。
さいごまで、お付き合いください(^ ^)
巻き爪の原因とは?代表的なものを3つ挙げます
・間違った爪の切り方
・合わない靴を履いている
・足の指を使って歩いていない
間違った爪の切り方
あなたは、巻き爪にならないための正しい爪の切り方を知っていますか?
「えー、伸びた部分を靴下に引っかからない程度までチョキチョキ切ってます」って感じでしょうか?
だったら今日からその切り方はスッパリやめましょう!!
なぜならば、爪の切り方ひとつで巻き爪になる可能性をグッと低くすることができるんですから。
合わない靴を履いている
巻き爪になる要因として、小さめの靴を履いていることが一般的にイメージとして強いかと思います。
確かに、足に合わない小さな靴に足指を押し込めていると巻き爪になりやすいです。
ただ意外かも知れませんが、大きめの靴を履いていても巻き爪になる可能性が高いです。
あと見落としがちなところで、靴のつま先の形も重要です。
足の指を使って歩いていない
爪はもともと自然に巻いてくる(曲がってくる)力が生じています。
なのに巻き爪にならないのは、指に体重がかかることで爪を広げる力が働いているからです。
なので、浮き指といって足の指が浮いてしまっている人や足の指を使わずに歩いていると巻き爪になりやすいと考えてください。
巻き爪の原因を説明してきましたが、次に各々について詳しく見ていきましょう。
正しい爪の切り方は?
ポイントは伸ばして爪を四角形に揃えるスクエアカットです。
下図を参考にしてください。
引用:貝印、ツメキリのすべて。「巻き爪の原因と予防」より
https://www.kai-group.com/products/tsumekiri/trouble/makitsume/
どういう切り方が良くないかと言うと、一番良くないのは「深爪」をすることです。
なぜ深爪がダメなのか?
それは深爪をすることによって、本来は爪があって押さえられている爪先の皮膚が盛り上がり、爪がまっすぐに伸びられなくなってしまうからです。
まっすぐに伸びることが邪魔された爪は、結果として巻いてきてしまうのです。
これが巻き爪という状態です。
切る目安は、上から見たときに指先の皮膚が見えないくらいか、少し伸ばした状態です。
爪の伸びた白い部分が見えるので、見栄えが悪く不格好ではありますが、巻き爪が進行して、痛みなどが生じる状態になる可能性を考えると、日頃の小さな意識が予防にとって重要となります。
さきほど、足に合っていない靴を履いていることも、巻き爪になる原因のひとつだとお話ししました。
あなたは、巻き爪を予防する正しい靴の選び方、履き方を知っていますか?
外反母趾でお悩みの方はこちらの記事も読んでみてください♪
靴はつま先の形でもちゃんと選ぼう
靴先の形は一般的に図のような3種あります。
引用:一般社団法人東靴協会HP
https://www.toukutsu-kyokai.jp/shoes/index.html
靴とつま先の関係性について詳しく知りたい方はこちら
あまり気にして買われることはないかも知れませんが、パンプスを履かれる女性は特に気にされた方がよいと思います。
自分でよく分からない場合は、シューフィッター在中の靴屋を探されることをお勧めします。
わたしも、靴のフィッティングについてアドバイスすることが可能です。
ただ靴屋ではありませんので、この靴が良いなどの他の商品のご提案はできません(^_^;)
あくまでも今履いている靴があなたの足にあっているかどうかを確認できますよ!ってことだと考えておいてください。
小さい靴だけでなく、あなたのつま先の形にあわない靴を履いて、巻き爪などの足のトラブルが起こさないためにも、靴を購入する際には注意しましょう!
つぎに靴のサイズとの関係についてお話します。
自分にあったサイズの靴を履こう
小さい靴を履いて、足の指や爪が圧迫されることで巻き爪になりそうなことは、あなたにも想像しやすいのではないでしょうか?
ただ冒頭でもお話しましたように、大きい靴を履いていても、巻き爪になる可能性があるんです。
足の指を圧迫しないために大きめの靴を履いていると、どうしても靴の中で足が動いてしまいます。
靴の中で足が動くことで、歩いているとき足の指にかかる荷重のバランスが不均衡になり、巻き爪の要因になり得るのです。
例えば、歩く時に体重のかかりやすい親指では、足の指にまっすぐかかるはずの体重が、外側だったり、内側だったりすることで、体重のかかりやすい方が巻き爪になる可能性があります。
余談ですが、サイズの合わない靴を履いていることで、足が疲れやすくなったり、歩くと痛くなったりすることもあります。
また外反母趾の原因にもなり得ますので、靴は慎重に選ぶことをお勧めします。
以前の私のように、決して安価なものやデザインのみで選ばないようにお願いします(^◇^;)
安価な靴で歩いてた頃は、ものすごく足がしんどかったのを今でも覚えています。
今は自分の足にあった靴を履いていますので、毎日の通勤もスイスイですよ!!
さて、あなたは歩いているときに、どれだけ足の指を実感して歩かれていますか?
「そんなこと意識したことない」
「え!?指って使ってるの?」
このようなことを思っておられても、仕方がありませんね。
普段、なんとなく歩いているだけでは感じなくて当たり前です。
ただ足の指はあなたが思っている以上に、歩く上では重要なんです。
一度、足元(足の指)に意識して歩いてみてください!!
足を一歩だして次の一歩を出すまでの間、足の指全体で地面を蹴れていることが理想的です。
「足裏全体で歩いている」
「指の付け根の部分しか感じない」
これらの感覚がある場合は、指が使えていないかもしれませんね。
使えていないと言うと、意識して使おうとされることが多いですが、絶対にしないでくださいね。
「意識して使う=不自然」なので、かえってしんどくなったりする場合があります。
では、どうしたら良いのか?
そもそも足の指が使える状態でなければ、使いたくても使えませんよね?
そんな場合が結構多いんです。
なので自分の足の指が、まず使える状態かチェックしてみましょう。
チェック方法は2つ
・指がちゃんと根元から曲げられているか?
・つま先で立った時に、指がしっかり開いているか?
さあ、あなたの足の指の状態はどうだったでしょうか?
まずは指がしっかりと曲げられる様に毎日ストレッチしましょう。
お風呂の中で温めながら行うと痛みも少なくできると思いますよ♪
巻き爪の原因は代表的なもの3つありましたね
そして各々対策などをお話してきました
・間違った爪の切り方をしている
→深爪はやめましょう。爪の端をきらずに残すスクエアカットを推奨
・合わない靴を履いている
→靴はつま先の形までこだわって購入しましょう。
つま先の形は3つありましたが覚えていますか?
→小さいだけでなく、大きな靴でも巻き爪になりやすい
→自分の足のサイズにあった靴を購入しましょう
・足の指を使って歩けていない
→足の指は意外に重要なんですってことを話しました
→使い方を変える前に、そもそも指が動かせるかどうかが大事!
→足の指が使えてないなと思ったらセルフチェック!方法は覚えていますか?
最後に、今すでに巻き爪で痛くて困っている場合、、、
当院では、整形外科医による巻き爪治療に力を入れています。
巻き爪治療にもいろいろありますが、当院の治療法をざっくりした形で表現すると「爪を切らずに、伸ばして治療する方法」です。
詳しくは、当院HPへはココをクリック
「巻き爪、陥入爪」
https://www.nakanoseikei.com/ingrown/
または、院長のブログを参考にしてください。
ブログでは実際の症例を写真付きでわかりやすく紹介していますので♪