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患者さんからの質問。リハビリって、結局治る?

患者さんから質問されることで、時にハッとさせられることがあります。

当方からすると、そんなのトーゼン、と思っていることが、謎/不可思議だったりするようで、訊かれるとたとえ話も含めてなんとか当方の意向を伝えようと努力はするんですが、前に一度、若い女性の患者さんから、アナタノ言ッテルコトハ、全ク理解デキマセン、と面と向かって言われたこともあるので、しつこいくらいに説明を繰り返したり、クロヤギさんがお手紙書きました、というぐらいのくだけた説明(、、と思っているのは当方だけで、それデモ、ムツカシイ話し方なんだろうか?)を心がけてはいます。

それが仇になるのか、なんかイロイロ言われて、よくわからんから、先生のエエようにお願いします、と返り討ちに会うこともありますがネ。

 

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今日の質問。

結局、リハビリって、やっても元にもどってしまうだけじゃないんですか?

それで、この先、治ることはないってことでしょうか?

ひどい肩こりで、しびれた感じまででてくるくらい、との訴えで来院された方で、

しびれ感を訴えられるものの、首からの神経症状だとはっきり断定できるような所見もなく、触っても首回りの筋肉が「カッチンカッチンやで!」、首を前後に動かした状態で撮ったレントゲンでみても、ほとんどと言っていいほど、背骨は固まって動いていない。

 

首回りガチガチの状態になりすぎると、その筋肉の間をぬって走る神経も刺激されたりして、しびれ感がでてきたりするんじゃないスかね?って説明したんです。

で、対処は?

薬でいくなら、のみ薬か注射か。でもホンマのとこ、根本からちゃんと治そうと思たら、リハビリで自分のカラダの癖、使い方を変えていくってことでしょう、と説明しましたが、それが伝わらない。

そこで、先の質問がでてきます。

 

リハビリっていうと、

引っ張って、温めて、デンキ通して、でしょう、と言われることも少なくないので、

ウチのリハビリのコンセプトを説明すると、、、

 

原因はともあれ、カラダの動きが悪い状態でいると、こわばっている箇所や、問題がおこっている神経が余計な刺激を受けやすくなるので、それを変えたい。

神経なんかは続けて刺激を受けていると、腫れてきたりするので、ちょっとした刺激に、ズバッと症状を出しやすくなってしまうんですよね。

 

あーたの動き方の癖、なんかを運動で変えていこうと考えてるんです。

 

リハビリの先生が、まあ、理学療法士っていうんですけど、国家資格を持ったね、先生が、アナタノ体をみて、こんなこと、あんなことすると、カラダはどう変わるのかを考える。それを逐一、実際の運動をやってみることでどのような変化が出るのかを確かめるんですわ。

良い反応/効果がみられるものが見つかれば、それが宿題の運動になる。

そういう宿題をやっても、またカラダは元にもどるんですよね。

だって、そうでしょ、

整骨院で揉んでもらって、カラダ、軽くなりましたぁっていっても、2-3時間でまた元のカラダの状態にもどってくるじゃないスか。

しょせんが筋肉や姿勢のモンですから、働きかけてもカラダは元に戻る。

でも、戻っても、また、そこでその宿題をやってくださいよ。

そうやってやり続けて、トータルでどうなるのかを検証するから、また戻ってきてくださいね、、そういうやりとりを本人さんとの間でつづけていくことで、カラダの状態を変えていく道を一緒に探るのだと。

 

で、結局、癖は変えられないってことなんスけどね。

私のハナシになりますが、

以前、病院で手術をメインの仕事としてやっていたとき、なんだか腰痛がずっとあったりしたんです。

一日中手術室でっていうような時ほど、昼過ぎたころから、腰のあたりでモゾモゾって、夕方になると結構痛かったりと。

で、別に神経症状のはっきりしたのがあるわけでもないので、なんでかなぁ、なんて思っていて、あるとき、姿勢なのか!とひらめいた。

立っていて手術台にお腹をもたれかかせていたんです。ちょっと腰を反ったような状態で。そのままずっと同じ姿勢でいたりと。

で、それをやめてみた。

足の位置を様々に意識的に変えてみたりして、同じ姿勢のままでいない工夫をとってみた。

するとあの頑固な腰痛がなくなったんです。

それでも、今も満員電車で頑張って立っていたりすると、気づくと腰を反らせて、お腹を突き出した姿勢で固まっていたりする。

ああ、、それじゃあ、アカンなあ、と気づくのでその姿勢をやめますよ。

てなことで、以前のような腰痛で悩むことはなくなったんですが、お腹を突き出して腰を固める癖はなくなってるわけではないんですね。

 

癖はなくならないけど、自分がどんな癖をもっているのかを理解してるので、それをやめることはできる、それが以前との違いです。

で、腰痛で悩まされることがなくなってる。

 

固まった背骨の状態を柔軟にしていくのと並行して、自身のカラダの癖を理解していただく。

そうやって、痛みが出ても自分でなんとかできるカラダ、痛みをでにくくすることができるような境地をめざしていただく。

 

、、、ということで、質問への回答としては、

リハビリって、やっても元にもどってしまうこともありますよ。

でも、一生治らないままってことはないんじゃないスかね。

、ってことになりますか。

それじゃあ、まったネーッ。(誰に向かって言ってる?)

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監修者情報

院長 中野元博

院長・整形外科専門医

Motohiro Nakano

略歴

  • 愛媛大学医学部医学科 卒業
  • 大阪市立大学医学部整形外科医局 入局
  • 中河内救命救急センター 勤務
  • 医局関連病院整形外科を歴任後、現職
  • 中野整形外科・運動器リハビリテーションクリニック 院長(現任)

主な資格・役職

  • 日本整形外科学会認定 整形外科専門医
  • 国際マッケンジー協会認定セラピスト
  • 国際マッケンジー協会日本支部 理事
理学療法士 斉藤潤

リハビリ部門責任者・理学療法士

Jun Saito

略歴

  • 大阪医療福祉専門学校理学療法士学科 卒業
  • みどりヶ丘病院 勤務(急性期・外来・在宅訪問・老健でのリハビリを経験)
  • 中野整形外科・運動器リハビリテーションクリニック リハ部門責任者(現任)
  • 自費診療リハビリ「こころとカラダの健康塾」専任

主な資格・役職

  • 理学療法士
  • 国際マッケンジー協会認定セラピスト
  • 日本コアコンディショニング協会認定 ベーシックインストラクター
  • 日本コアコンディショニング協会認定 ひめトレ普及員
  • 日本コアコンディショニング協会認定 コアキッズ体操普及員
  • ウォーキング療法士

当院からのメッセージ

外科的手術に踏み切る前に、ぜひ一度ご相談ください。くび・肩・肘・手・腰・股・膝・足など、運動器の痛みについての専門家として、現在行われているなかで最良と思われる治療を選択し、提供もしくは紹介できる施設でありたいと思っております。当院が考える「治す」とは、注射や手技で一時的に痛みを取り除くことではなく、患者さまがリハビリを終了した後もご自身で痛みをコントロールできるよう指導することです。

尼崎市・大阪市西淀川区・梅田(北区)など阪神沿線の広いエリアから、阪神本線「杭瀬」駅徒歩2分の当院へ多くの患者さまにお越しいただいています。

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