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お知らせ・ブログ

MDT/マッケンジー法概説と、症例検討会:伊藤塾、についてのお知らせ

毎度おなじみ、MDT(mechanical diagnosis and therapy)/マッケンジー法でございます。

あの、教科書に載ってた腰を反らす体操でしょ、とのたまう理学療法士の方々、
名前はご存じでも、実際、何をどう評価して、どんなことをやってるのか、
知っておられる方がどれだけおられるか。

ああ、昔、TVのワイドショーでやってたよね、
そう、ご存じの方もおられるでしょう
フジテレビの特ダネ!で「奇跡の腰痛体操」と銘打って取り上げられて、
TVの効果ってのはすごいもので、
放送当日から3日間ぐらい、当院の電話が鳴りやみませんでした。
ホントにずっとなりっぱなしで、受付担当者のひとりが、まるっきり電話にかかりきりになっていました。
しかし、、、ラーメン店がTVで取り上げられて、3カ月はエライ勢いで過ぎ去って、それからは閑古鳥が泣き叫んで飛んでいくというのはよく聞く話。
ア~、しぃらぁけぇどぉ~り~、と~んでゆぅ~くぅ~、南ぃの空ぉらぁ~に、、、

東京大学の先生(現在は退職)がNHKの朝の番組で「これだけ体操」なんてぶち上げておられたのを記憶されておられる方もおられるでしょう、あれ、ほぼ、マッケンジー法って言葉は出てきませんでしたが、MDT/マッケンジー法の考えに基づいたものですよ。

ケッコウ、メディアで露出していたのに、イマイチ広まらない。
どんなものかも知ってもらえていない。

マッケンジー法/MDTの分かりにくさ、として、
患者さんの症状を治すことを第一義としていない、ってことがあるかもしれません。

わたしが患者さんから、MDT/マッケンジー法ってなんですかって訊かれたら、
まずは、理学療法の考え方の一つです、って答えます。

自身で自分の状態をしっかり理解して、何か症状が出たときに、自分で判断して、
「自分で対処できるようになるためには、どうすればよいのか」を患者さんと一緒に探っていくことに特化した、リハビリテーションのやり方です。

すいません、早口言葉ではありません。
なんか、ムツカシイこと、言うてんでーって離脱しそうになってる方、いましばらくのご辛抱を。

何か症状があったときに、自分でなにかストレッチなんかをやって、自分で状況を変えることができる、そういうのが第一目標。
それができれば、次に目指すのは、症状を出しにくくするには、どうすりゃよいのかを探ること、
そんな説明を患者さんにはしていますが、、、これでもダメ?

マッケンジー協会日本支部のサイトには
「マッケンジー法は、腰痛、首の痛み、手足の痛みを解決するには、
当事者自身が「自分で治そう」という心構えを持ち、実際に治す為の行動が必要不可欠であると考えます。
マッケンジー法は、根本的にその悩みを解決するのに必要な心構えと具体的な方法を提案します。
マッケンジー法の検査、施術、アドバイスの方法と内容は、世界各地で多くの臨床家に採用されています。」

なんて、書かれてあります。

マッケンジー法/MDTが目指すのは、病態を分類すること、そして、その分類に属するのだから、こういった体操/ストレッチが治療法となるよね、という道筋を患者さんに示すこと。
イロイロな可能性を試すうちに、症状がひどくなることがあっても、
それも重要な情報の一つととらえます。
痛みがでても、怖くない。
症状ひどくなるなら、その逆の方向に勝機がみいだせないか、そして粛々と確認する。

なにか一つ、これをやれば、全ての症状が改善に向かう、など、
One fits for allな魔法の治療法なんてあるわけないじゃん。

あくまでも、こういう病態だから、これをやればよいってのがあるだけ。

その、、、神秘のベールに包まれたMDT/マッケンジー法のすべてをみせます!
以前、当院ブログでも登場してもらった伊藤博子先生にお願いして、
MDT/マッケンジー法、症例検討会を月一回開いております。
わたくし、中のと、二人のSAITOH,あと、credential資格を持たれている院外のメンバー二人を加えて、これまで二回が堂々、開催されました。

MDT/マッケンジー法の評価表に基づいて症例提示し、
治療に至る思考過程を吟味していきます。
独特の用語や考え方なんかは、講習会を受けたことがある方じゃないとわかんないと思いますが、
当院の以前のブログ(特に伊藤先生の臨床実習体験記のところなど)を参照いただければご理解いただけるかと。
基本、credential資格を持っておられる方を念頭に編集してます。

伊藤先生の分かりやすい解説に、各参加者の臨床経験なんかがまぶされて、非常に美味しく仕上がっていると思っておりまして、、、
講義終わってから、これをみんな、特にcredentiial資格を持っておられる方々に、ぜひ、ぜひっ、知っていただきたい!とココロ突き動かされて、文字おこししました。

端折れるところはハショッておりますが、それでも長文、超大作になっていますので、
5-6回に分けようと思います。

MDT/マッケンジー法症例検討会:伊藤塾、はこれからも月一回、ZOOM上で開催しますので、
参加ご希望の方、おられましたら、わたくし、中のか、伊藤博子先生にご連絡いただけますでしょうか。
多くの方の臨床経験がより合わさって、味わい深い会にできれば、と希望しております。

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