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MDT/マッケンジー法症例検討会:伊藤塾 24年5月①/9
赤い印の肩のところ、ちょっと広くなってますけども、イメージとしては肩峰下の辺りの痛みっていう感じで捉えていただければと思います。
ボディチャートを見ながら、 除外できるもの、除外できないものシリーズっていうのを、やりましょう。除外できるって、100パー除外できなくてもいいんですけども、
より除外できそうなものっていうのあげてっていただいていいですか。
<参加者> 脊柱のdisfunctionは除外かな
この段階でdisfunction除外できるかどうかって言った時に、
そうですね、脊椎disfunctionを除外できるっていう、その言葉通りで大丈夫だと思います。
ただ、この場合、まだ 負荷検査をしてないので、disfunctionが除外できるかどうかっていうと、まだできないって感じ ね。
肩のdisfunctionは残ってるけど、脊椎は除外できるという、そんな感じ。
例えばpostureなんか、どうでしょう。除外できますでしょうか。
姿勢保持で出てるわけじゃないので、除外してもいいのかなって感じではありますよね。
ANRは?
<参加者> ちょっとないですかね。
そうですね、おっしゃる通りです.神経根の症状っていうのが前提にあったっていうとこだよね。
で、MURはどうでしょう、皆さん。
これはもう全然,除外になりますよね。根症状ないですもんね。
四肢に広がったっていうのが 前提になりますので、この2つは。
で、あとは狭窄症、いわゆるMDTの狭窄症っていうのが除外になります。
除外になりますって、100パーじゃないです。
もちろんね、首をやって、あ、狭窄症だったなってことあるかもしれないです。まだちょっと置いときます
ただよりどう色濃くそうなのかって言ったら、そうでもないなって感じで捉えていただければと思います。
これから問診っていう確認作業に入ってる中で、鑑別したいものっていうのは絞っていきたい。
なので、除外できるものはもう除外一応しといて、自分が探したいものに特化して問診を進めるっていう感じに捉えていただければと思います。
どうでしょう。肩のderangementは除外できますか?
<参加者 >この範囲で肩峰のとこの部分的なっていう話ですけど、 例えば上腕のところとかにもちょっとひろがって、三角筋ぐらいのとこにまで広がってたりするとC5根のANRっていう可能性って出てくるんですか?
ANRは、ま、じゃ否定はできないですよね。神経根の根症状の短いバージョンって捉えることはできるのでは。
<参加者>否定はできへんけど、もう範囲が狭すぎるからANRは否定っていう形でいいですか?
とりあえず後に置いとこうかっていう
で、そこでANRかなって思った時に、短いけどANRかもしれんなと思った時に、 後々確認したいことってありますか?
<参加者>
まず、発症からの期間経過ですね。あとは どんな動作でとか。
症状でるのに、決まった動作があるかとかいう話ですかね。
だから、もうどうかなって思ったら、それを問診の中で聞いてっちゃえば、 座ってても痛くて、なんつったら,もうないなって、捨てていけるって感じですね。
肩のderangementは、皆さん、全然これは除外できません。
最後まで残さなきゃいけないものですよね。
頸椎のderangementはどうでしょう?
これ抜くわけないじゃんって感じでね。
dysfunction、 articularとcontractiled dysfunction、 これも除外はできない。
慢性頭痛とか重篤な病態も聞かなきゃわかんないっていう発想です。
重篤な病理、病態で右の肩だけに出るものってなんかあります?
<参加者>肩峰の場所に特化して、何か たまたまそこに骨metaとかが、可能性ゼロではないので、 そういうパターンでの痛みが出てるってのは、あり得るとは思うんですけど、すごく稀ですよね。
例えば先生方、今,研修医の先生だとして、オーベンの先生に、お前絶対ないかって言われた時に、 Yes/Noのどっちか言わなきゃいけないみたいな時に、どんなお答えされる?
<参加者 >
今言ったみたいな理由で。ノーでしょう。
Noっていうか、除外できないにすると思いますね、 このボディチャートだけだったら。
口頭試問でも、やっぱり私、これ除外しようとしたら、本当にそうかっていうのは言われました。
この症例がやっぱ25歳かなんかそれぐらいの年代の症例で、
私、口頭試問受けた時に、聞くまでは除外するなっていう感じで言われたので、 一応これは、聞くまではって言われました。
で、あとは炎症とかも。これももちろん、聞かないとわかんないので、まだ取っておきます。
なので、いきなりderangement探そって始まるわけじゃなくて、頭の中に一応入れといて、こっから問診に行きましょうって感じになります。