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MDT/マッケンジー法症例検討会:伊藤塾 24年5月④/9
そしたら、Articular dysfunctionをちょっと置いときましたっていう感じで、裏の理学検査の方に参ります。
姿勢と可動域のセクションに入ります。
ここでarticular dysfunctionがより 除外しやすくなってる情報ってありますでしょうか?
contractiled dysfunctionはこの情報から除外ができます?
しきれないですね。PDMが出てるので。
PDMがこんだけ出てきちゃうと、 articular dysfunctionっぽい匂いがするのっておそらく内旋だけになってくるかなっていう感じの。
かなりこう、症状の出方としては、articular dysfunction、ちょっと後ろに下がってくって感じ。
誘発増減の時に、後ろのオーバーヘッドの動作と水平の内転、あれ、 水平内転って書いてありましたね。水平内転とオーバーヘッドで痛いって言ってる人のarticular dysfunctionがちょっと内旋であるので怪しいんですけど、内転とかではなくて、内旋だけででてるってことで、情報としてはPDM,PDMって、こんだけ書かれちゃうと、contractiled dysfunctionとarticular dysfunctionの位置関係ってのは、ちょっとarticularの方が後ろに下がってくって感じにはなると思う。
ただ、どうでしょう。Articular dysfunctionの方がなんか誘発しやすいですよね。
誘発し、これを見た時に誘発しやすいものを使って アセスメントしてもいいかなっていう感じの気分にはなってきやすいと。
色々バラバラバラってあるよりは、 はっきりとした指標があるものから、DPがあるのかたどっていくっていうのは1つの手かな
この段階でどうでしょう、どなたか、うーんっていうような?
contractiled dysfunctionは捨てられないなって。
Articular dysfunctionよりも、contractiledかなみたいな感じで、
ちょっとね、鑑別しなきゃいけないなっていう心の準備ができたところで,,,
拘縮肩、frozen shoulderである可能性っていうのは、これから除外しようっていうか、除外しないで、より拘縮肩だなって思わせる 特徴とかってのは拾いますでしょうか?
まず、拘縮肩って症状の様子とかは、どんな時に痛みが出る?特徴は?
まず全方向で痛い。何やっても痛い。 で、動かせば動かすほど可動域が悪くなったりとかで、悪化するっていう。それを frozen shoulderっていうotherの病態に入れてくの。
で、確かに全方向で色々痛いは痛いんだけども、症状の出方にばらつきがあるし、
とりあえずジム行ってますんでこの方っていう感じでね、
Frozen shoulderになっちゃうと、やっぱり やればやるほど悪くなっちゃったりして、やっぱり負荷に反復検査がちょっと、どうかなと思うような状態になるんですけども、
とりあえずその可能性はとりあえず置いとけるなっていう感じのイメージになってくるかと思います。
<参加者 >
でも、可動域がこう、軽度じゃないですか。
可動域はほとんど軽度とかが多いんで、拘縮肩は微妙かなって思ったりしますけどね。
もうちょっと重度があったりとか、中等度が多いとかだったら、 拘縮肩も可能性はゼロじゃないですけど、この時点ではまだどっちかのderangementっぽいかなっていう感じは。
そうですね、おっしゃるとおり、
拘縮肩だと、これ、重度と中等度の間を行ったり来たりとか、多分そんな感じ
<参加者 >
なんかもっとなんかカッチカチなイメージが。
はい、さすがですね。おっしゃる通りです。
そうすると、contractiled dysfunctionで、比較的可動制限がなくて、収縮が伴うような 時に痛みが出るっていう感じの特徴が、より出てるなって感じはします。
残念ながらまた姿勢の修正で変化がないって方なので、張り合いがないかもしれないんですけど、そういう感じの人ですね。
で、 ジャケットに手を伸ばして、これをベースラインにする意味合いっていうのは?
横に手を伸ばしてジャケットを取る動作が痛いんだよっていうことが患者さんから聞かれた時に、これをベースラインの中に入れようとするメリットだと、この辺に。
<参加者 >
メリットってのはどういう意味ですかね。
あえてこの、ジャケットを取る動作ってのを、ベースラインの1つに入れようっていうメリット、
<参加者 >
再現のしやすさとか、そういうことですか。
<参加者 >
メリットとかどうこうよりも、本人さんが1番これを普通に感じてるとかいうのでこれを選んだんではないんですか。
それです。それが最大メリットって,本人が認識してくださるっていうのが、生活の中でやっぱり比較しやすいっていうところで。
やっぱ家で試せるって本人が1番感じやすいっていうのはいいですよね。、
日頃困ってる動作で経過が追えるっていうので、あと、誘発がしやすい、本人も認識してるので、 痛みを誘発しやすいっていうメリットってかね、利点があります。
ベースラインを取る時に、 患者さんが1番わかりやすいベースラインは何かってのは必ず取っときましょうっていうのが、やっぱり、口頭質問の試験の中でもね、何をベースラインにしてやるのって言われた時に、可動域のことばっかり言ってると、そればっかりじゃダメだよねって言われたので、うん、すごい勉強になったんですけども、
本人がわからないと、 経過もね、何にもわかんないって感じになると思います。