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MDT/マッケンジー法症例検討会:伊藤塾 24年5月⑥/9
では反復運動検査の状況です。
これで初日 の評価が終わりました。
今日のホームプログラムはどうしましょうっていうとこなんですけども、まずは、 なんでHBBを選んだのかっていうところで、なんか思うところのある方いらっしゃいますか。
<参加者 >
内旋制限があるっていうのと、結帯動作自体が伸展の要素あるんで、屈曲が制限っていうか、その方の逆とかみたいな感じで、僕もこっちからやることが多いんですけど、 あとは、ベースラインが外転なんで、外転の逆っていう意味では内転かなっていう感じですかね。
そうですね、おっしゃる通り、reach動作とかっていうのも、外転であったりとか、水平内転っていうのはありますけども、
水平内転を最初に選ばなかった理由はっていう感じのクイズがあるんですけども、 これ、水平内転を選んじゃってたらどうなってるかっていうとこなんですけど、そもそも痛いやんって感じで。
ここで提示している症例って、これ参考に出してるだけなので、こっからバリエーションがあっていい ので、先生方色々今思いをね、巡らしながらになるんですけども、
私が水平内転が痛いって言った患者さんに水平内転をやっていただく時に考えるのは、
それが痛くてやめてる動作であれば、やってるうちに変わってくるのかと。
で、逆にそれを選ばないキャラの人っていうのは、やると痛いから、 痛みの閾値がどんどん下がってきちゃって、何やっても痛いって言われるといけないので、他のものを選ぶって感じですけど、皆さんそんな感じですか。
<参加者 >
水平内転、もしやらない選択肢を選ぶんだったら、僕、夜、寝返りで痛い人はやらないです。
すごい勉強になります。ありがとうございます。
最初はやらないって感じで。
はい。そうするとやっぱり逆方向でいきます?
<参加者 >
だから、やっぱ伸展を意識するので、結帯か伸展か だいたい内旋かどれか選ぶ。
そうですね。この方、特にオーバーヘッドで痛いって言ってるぐらいだから、しかも内旋でエンドレンジが痛いことであれば、内旋方向のなんか試してもいいなっていうような感じはしますよね。
結構いたがると途中でやめちゃうかなと思うんですけど、可動域が良くなれば、あとこれいいですよね。よくあるある、ですよね。
こっち逆方向やって、屈曲なんもやってないのに屈曲の可動域が良くなってっていうことがあると思います、、、
で2日後に 予約を取りました。
2日後に何しようかなっていうのは、やっぱり治療の設計図を書いていかなきゃいけないので、 24時間後にはその時の症状とか、ベースラインを再チェックしたりとか、
エクササイズのやり方を確認をしなきゃいけないね。
自己流でなんかやってるかもしれないので、
あとはエクササイズに対する反応の確認。 もう1回再評価をします。前回との比較をしようっていうところで、
2日後に来たら50パーセント改善してました。
で、質問なんですけども、 この場合に同じメニューを続けるでもよろしいですか?
50パーセント改善してます。この人、HBBのO/Pをやったら 50パーセント改善しました。
これで同じメニュー続ける、でよろしいですか。
<参加者 >
僕なら続けます。
っていうのは、トラフィックライトガイドの?
<参加者 >
合うっていうのもあるし、これが例えば1週間後とかに来るんだったら、 1週間のその変化量で決めるんですけど、2日で50パーセントなので、かなり早い反応があるんで、 これ続ける方がいいでしょ。
そうですね、おっしゃる通り
<参加者 >もし緩やかに50だったらちょっと考えようかなっていう。
そうですよね、確かにおっしゃる通りで、これがやっぱり講習会やなんかのマニュアルだけには見えてこない。
臨床感覚ですよね、どれぐらいの期間でどれぐらい減ったかって、その 変化のスピードを考えたら、このまま続けたらいいんじゃないかっていうような感じで、同じメニューを続けるっていうのが1つね。
いいよっていうか、ある意味正解に近いんですけども、質問がよくある、
効果があったので、50%完全 これでやめてもいいかって言ったら、50%まで減ったから、もうやんなくていいですかって言ったら、 だいたい患者さん、これでやめちゃう人もいますけど、たまにこれはやめては、、、、
<参加者 >
続けた方がいいですよねっていう風に言いますね。
やめちゃダメなのか。
ディレンジメントっぽいんで、これおそらくディレンジメントですよね。この感じね、
<参加者 >
このケースだったら、6ヶ月間症状続いてましたよね、と。
このメニューを始めて2日間たって半分に減ったんですけど、 続けていくと良くなりそうな感じしますかね?みたいな感じに聞いちゃいます。
まだ続けた方が良さそうですよね、みたいな流れに会話が向かっていけるように、 お伝えしていくことが多いと思います。
そうですね、すごく優しくていいと思います。
ディレンジメントが完全整復です。
完全整復を目指していきますので、 効果がちょっとあったぐらいでやめちゃう人多いんですよ。
やっぱりね、患者さん、ちょっと楽になってくるといいかなってか、
効果が、やめちゃったらまだダメな、、やめてもいい時期ってありますよね。
機能回復も済んで症状がなくなってたら、1週間に1回やればいいねっていう時期が来ると思うんですけど、これ2回目ですから、
やってくださいって感じで、キラキランとしたあの瞳で見て、
患者さんをいざなってあげてください。
あとはforce alternativeとか。この方がね、50パーセントで改善したんですけども、 選択しなければならない時が出てきます。
FAとね、あと、どんな時に運動方向変更しますかっていう質問を次に引っ張ります。