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MDT/マッケンジー法症例検討会:伊藤塾 24年5月⑦/9
来ました。7日後、2回、この前は良かったんだけど、そっからね、ちょっとプラトーになりました。変わらなくなっちゃった。
なので、再評価をしたっていうことで あります。
内旋のHBBでも50%調子良かったんだけど、そっから変わんなくなっちゃった。
変わんなくなっちゃってね、1週間やって変わんなくなったらっていうところに入ってきちゃったっていうとこですよね。
そうすると、 この症例では、もう1回やってみました。HBBで。
痛みはそんなね、ちょっと 減ってるんだけども、2セットやったけど、あんま変わんない。じゃあ次何やるかって言った時に、屈曲に入ったみたいです。
そうすると、Worseになっちゃった。
そうすると、屈曲方向じゃなくて、じゃあ次はって言ったら、伸展。
でO/Pしたらbetterっていう、こういう経過をたどったんですよ。
で、 私、結構やりがちなのが、すぐ伸展行きたくなるじゃん。なんとなく伸展がいいような気がしたっていう感じでいっちゃうんですね。
屈曲で痛かったら伸展がいいよなんていうのを聞きながらこ育ってきてるっていうのもあるのかもしれない。
伸展がいいよって言ってもらったものを、やっぱり踏襲してきちゃうんでしょうね。
ただやっぱりね、屈曲で悪くなってるってこの根拠ってすごく大事。
いいなと思ったんだけど、じゃ伸展良くなったと仮にします。
そうした時に屈曲で悪くなるのかっていうのを確認するっていうのも1つので大事なプロセスになって、 これすごく、非常にね、いいなと思ったのは、必ずこう、相対、逆の方向でね、確認しましたっていうのいい。
そうすると、この場合は伸展のoverpressureで終わり。体操ね、エクササイズを変更しましたっていうので よろしいでしょうか。
外転筋力が弱かったのって覚えてます?
筋力が弱いので筋トレが必要ですかって、聞かれたらどうしましょう。
<参加者 >
いらないって言いますけどね。
今これ、力が増えてるかどうか確認した上ですけど、そもそも多分痛くて出てないんじゃないかなって思うんで、
おっしゃる通り、
Derangementの整復を優先しますってことで。
あと、筋力の低下はderangementの副産物かもしれないっていう見方をします。
Derangement整復がうまくいくと一気に筋力が上がってくるってことありますので、
それがどういう仕組みかって言われたら、うーんっていうしかないですけども。
おそらくポットの位置がね、 いいところにミットするようになったとか、いろんなのがあるんでしょ。
ただ、患者さんにはそんな感じで、 いいところに入るようになったから筋力上がるようになると思いますって、もうちょっと体操してみましょうって感じで言ってあげることもできるかもしれませんし、今筋力が弱いのは一時的なものかもしれないですからってことは、言って差し上げることはできると思います。
<参加者 >
この人だったら、筋トレしてるじゃないですか。
してて治ってないのでやらなくていいですよって言います。
なるほどね。そうですね。
<参加者 >
鍛えてんじゃないですか。
やってて治ってないんですから、やっても意味ないですよって言いますね。この人だったら
どうしてもやりたいって言ったら?
<参加者 >
でも、だったらもう変化が出てから、出てなかったらやりましょうかってなりますけどね。
そうですね、そうですね。全然いいと思います。この人だったら。
<参加者 >
ただ、これまでのその治療経過でこうした方がいいってのもだいぶこの方は多分理解してると。だとしたら、 もう、今、筋トレをやるよりは、その動かしやすい体を作った方がいいんじゃないですかねっていうことを提案するでしょうね。
そしてその先に、そこができれば、今までこの6か月間、 痛くて中途半端になってたかもしれないことが問題なわけですから、
もうできる体になったら、好きなだけ筋トレしたらいいじゃないですかって言って、いや、それまでは普通にできる範囲でやったらいかがでしょうかねっていう感じでしょうかね。
そうですね。やっぱりご本人が何を望んで何を見てるかっていう、どこまで理解してるかっての、やっぱり拾ってくって言ってもこの治療の 非常に大事なところですよね。
あと、よく聞かれるのに、2週間ぐらい痛みなければいいって、よくね、ケミカルペインの話をしてね、よく耳年寄りになってる方なんかには そういうもんじゃないでしょうって、そういうデータがありませんよって言ってもいいかもしれないですね。根拠がないんですよとか。
よくね、他の病院とかで接骨院、だとか鍼灸院だとか色々言われて、
知識だけ乗っかってきてっていう方が混ざってるので、根拠がないんだよねっていうところははっきり言っといてあげてもいいのかもしれない。
で、 DPに沿った筋トレならいいですか。なんていう機会も、要は、良くなる方向の筋トレだったらいいんですか。なんていうと、やっぱ完全整復してすれば いいけれども、先ほどのHBBでいいと思ってたけど、結果的には伸展のO/Pだったっていうこと考えたら、
やっぱり完全整復して症状は、消えないうちからはちょっと私は断言できません、の答えでいいのかなって感じです。
でも、DPに沿った筋トレなら比較的安全ではありますけども、断言はできないっていうところで、
で、ディレンジメントの整復が安定してるかどうかと。もうこの辺皆さんご存じだと思うので、さっと流します。
ジムのトレーニングに復帰してみて、 可動制限が起きないかとかって確認したりとか。あと、逆にプッシュアップみたいな、本当に負荷をかけてみて、 疼痛のとか、可動低下がないかっていうのを確認してもいいかもしれないね。で、あと、屈曲いって悪くなった、さっきworseになった運動を繰り返してみて、ディレンジメントがちゃんと整復されてるかどうかってのを確認するっていうのが、 整復が安定してるかどうかっていうのの判断。これ、腰の時も同じような感じでしたよね。