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MDT/マッケンジー法症例カンファレンス2024/6/12:①/11
ちょっと長めの導入①:結局うやむや
最初、ちょっと導入です、
Dysfunctionっぽいケースって比較的頻繁に遭遇するのかなって私は思ってて、
確定はできないけど、なんか筋の収縮に伴って痛みが出る。
End Rangeで痛みがあったら、これDysfunctionと違うんじゃないか?などと、コースマニュアル通りに当てはめていくと、
綺麗なContractile Dysfunctionじゃないな、と思っいつつ、悶々としながら治療進めるようなことがあるんですけども、、、
最近とても気になってる症例で、
痛みが落ち着いてきてるのに可動性がなかなか戻らないとか、
画像上は問題ないって言われてるのに、なぜかすっごく痛いとか。
あと、負荷をかけると痛みが出ることもある一方で、負荷をしっかりかけないと痛みが軽減しないことがあるので、
もう何がなんだかよくわかんなくなってくるんです。
コースマニュアルのところで紹介されてる内容だと、 Dysfunctionの特徴って、、
これはMay先生のデータです
Derangementが占める割合とDysfunctionが占める割合っていうのが2006年と2012年でガラッと変わったっていう報告がありました。
Derangementの方が2012年になるとがっと増えて、その代わりDysfunctionがぐっと減る。
これの理由について、協会の公式の見解では、セラピストの技量が上がったからなんじゃないかってお話だったんですね。
6年経って技量が上がったので、うまく分類できるようになったんじゃないかっていうことなんですけども、 、、
そんなん言ってたら、じゃ、待ってなきゃいけないのか、6年も5年もね。
10年選手の先生が うまく診てるっていうのを、一生懸命追っかけても、いつまでたっても、追いつけない。
なので、そうじゃない何かが、やっぱり診方の違いとか、分類の時のなんか、なんて言うんですかね、規定と言いますか、
それによってもやっぱ違ってくるのかな、という印象を受けております。
で、マニュアルで確認すると、Dysfunctionでは、皆さんご存じの通り、
Articular Dysfunctionの場合だと、動かすとEnd rangeで決まって同じ痛みが出ますっていう話になってます。
これはもう、そういうものだっていう前提で分類しましょうってことなので、これはすごく、はい、わかりましたって覚えるしかないような ものではあるんですけども、
そんなにはっきりするかな?っていうのが、、、
臨床ではね、 動いてる最中で痛かったりもするし、なんかはっきりしない気がするんだよなってことを、経験するわけです。
で、あとは、
痛くないエクササイズは効果ないって、学びましたので、
何しろ痛いところを探してやろう、
これDerangementじゃないからDysfunctionだろうと思ってやるっていうと、 やってるうちに悪化しちゃって、結局なんかうやむやになっちゃったって経験があります。