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MDT/マッケンジー法症例カンファレンス2024/6/12:②/11
ちょっと長めの導入②:レベルにあった適切な負荷
で、マニュアルのところに、やっぱりそのP/NW、P/NWって、
痛みが10分以内ぐらいに収まる程度の負荷であればやっていいよって書いてあって、
これ10分待って次もう1回やるのかっていう疑問があったりとか、
あとは、その10分ってちょっと長くない?っていうような気もしてて、、、してるんです。
10分も痛がるようなものをどんどんやったら、結局どんどん痛くなるんじゃないかって、
すると、なんか守りに入るようなリハビリしかできなくなったりって、悶々とすることはあります。
で、 もしかしたら、やりようによってとか、考え方によっては、
その10分待たなくて良い程度の,負荷をかければいいんじゃないかっていうところにね、入っていきます。
で、それがP/NWっていうの。
プロデュース、10分以内のNWではなくて、おそらく多分適切な負荷があるんじゃないかって思ってたところで、
この前の、グレック先生の講義がありましたけど、この時にすごくなんか、あ、これ聞いてよかったと思ったのが、
私たちにはトラフィックライトガイドっていう概念があるんですけども、
P/NWっていう時のプロデュースの、このNRS:痛みのレベルを、適正レベルと許容レベル、安全レベルみたいな感じで使って、 そのレベルの範囲内でやっていたら、もしかしたら10分も待たなくても、すっと収束して次の反復運動に入れるんじゃないかっていうご提案がありまして、なるほどな、と思いました。
なんでこんなことが起きるかっていうと、 と、講義中のメモなんですけども、
Articular Dysfunctionに比べて、Contractile Dysfunctionって、基準にある程度ばらつきがある。
なんか時間がかかるよっていったり、
痛いところ、ターゲットを探さなきゃいけないっていったり、
決してendrangeじゃないっていうところに、ものすごく難しさがあるかなと思うんです。
で、しかも数が少ないもんですから、相対数がね。
Derangementに比べて、 Dysfunctionって症例数が少なくて、しかもそのなかに ArticularとContractileが一緒になってる。
Contractile Dysfunctionって分類上はすごく数が少ない。
となると、やっぱ経験もなかなかないし っていうことと、あとは、無症状の人にも腱の変性を認めるっていうことであれば、 元々症状が、もう変性がね、あって症状が出てない腱に負荷が加わったことで痛みが出始めたって、そういう発想にもなってきます。