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MDT/マッケンジー法症例カンファレンス2024/6/12:④/11
症例提示:問診からふるいにかける作業
ということで、今日、ケンスケさんを症例で扱わせていただきました。
で、ケンスケさん、親御さんとの2人暮らし、 宅配業かなんかやって、一生懸命働いてらっしゃっててっていうな、背景をお持ちです。
さて、いつも通りちょっと行ってみましょう。 では、このボディチャートだけで 除外できるものっていうのを、どうでしょうか?
ポスチャー
ですね。ありがとうございます。
これを見て何を除外するかっていうね、どんどんどん、ふるいにかけてく作業をやっていきます。
とりあえずradiculo patternっていうか、その神経根症状っぽくはないので、とりあえずちょっと置いとっちゃって大丈夫ですか?
この前、短いANRあるんじゃん?みたいな話になったのですけど、まだゼロではないけど、より濃厚に何が優先 されていくかっていう段階では発想できません。
狭窄症もちょっとわからないですね。まだ情報はないけど、それっぽくはない。
これ術後かどうかってのは聞いてみなきゃわかんないので、問診で聞かなきゃいけない。聞かずにいて、いや、実はあの肩の腱切ってこの前手術しました、なんていうのが、たまに後から言われて、「あっ」ていうことは実際私もあるので、
外傷があるか?この辺は問診で聞いてきます。
慢性疼痛と伺った場合はやっぱり期間ですかね。
どれぐらい前からですかっていうのはやっぱり聞きたいと。
肩のDerangementはどうでしょう?これは、入れましょう。はい。
頸椎のDerangementも,まだ入れます。
Dysfunctionの可能性は?入れていいですね。はい、まだ検査してないので。
基本的にこの辺の情報は反復運動検査が終わらない限り決定はできませんっていうような 流れになってきます。
で、重篤な病理病態も、症状が左側ですので、ちょっと気にしながら行きます。
炎症はどうでしょう?これも問診で確認が必要です。
関節の変形、変性に関してはもう画像診断も含めてっていう形になってくると思います。では、
この左側の、今、ボディチャート以外の情報を見て、
これはいらないだろうなっていうものって、この慢性疼痛あたりどうでしょうか?
慢性疼痛の 特徴っていうのは、あれですよね、ずっと痛いんですもんね。
全身が痛かったりと、かなり強い痛みがずっと痛いっていう持続痛っていう特徴がありますので、 もうちょっとこう、ランクが、順位がどんどん下がってったかと思います。
これが、外傷とか外傷からの回復っていう感じもなさそう、でよろしいですか。
きっかけが特徴ね。これも落ちていきました。
術後もちょっと優先度が落ちてきました。
、、という感じで、リーチ動作に支障があるって言うんですけども、
安静時に0、 ここ結構大事、
安静時に0なので、炎症もちょっと優先度が落ちていくだろう、炎症ならおそらく持続痛があるだろうからってことで、ちょっと下げていきます。
で、あとは5ヶ月前からですので、Dysfunction残します。
頸椎Derangement、肩のDerangementはそのまま残します。 こんな感じでよろしいでしょうかね。