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MDT/マッケンジー法症例カンファレンス2024/6/12:⑦/11

暫定分類に至る

ここまでなんか質問とかございますか。大丈夫そうですか。いいですか? はい、どうぞ。

これ、あんまり僕が臨床でちゃんとやってないだけですけど、初めからこれやっぱり抵抗運動とかってやるべきですか?

どう思います?

とりあえずやっぱDerangement探すんで,あえて やらないんですよね。
Derangementじゃなさそうになった時にどうなんやろうと思ってやるかなと思うんですけど、多分そこをやらないから多分ちょっとDysfunctionには出会わないんだと思うんですけどね。どうなんかなと思いながら今聞いてて。

Derangementって、抵抗運動で痛みって出ましたっけ?

出るんじゃなかったでしたっけ。

そうなんです。ベースラインになるので私は取るんですね。はい。

自動で出てるからいかなって感じで。
自動で出ないんだったら、確かに負荷かけて痛みが出るかとか、荷物持った時とかって言われたらやると思うんですけど、多分ここの意図ってあれじゃないですか。

Dysfunction、Contractile Dysfunctionを見つける、みたいな感じなのが濃厚じゃないですか。

うん、これを初回からやるのかなとか思いながら、

なんかすごくそれいいですね。限られた時間でどこまでこう、鑑別したいものをちゃんとターゲット決めてやった時に、おっしゃる通り、この時点で抵抗運動はマストじゃないような気もしますよね。もちろんね、

なんかやっぱりこう、最初から、脊柱の可能性をあんまり考えてないような感じがするんですよ。

なるほどね、確かにそれすごく、なんかすごい今開眼したというかですね、 いいなと思ったのは、やっぱりご自身、先生ご自身が 目的を持って検査をしてるっていうのは、すごいいいなと思いました。なんでもかんでも私なんかとっちゃうんですけども、抵抗運動っていうのは、そう、
次の段階で、何かこう、また鑑別しなきゃいけない時に取るっていうね。

それ確かにそうですね。特にこれみたいにあちこち痛いとか、 Articularかどうかもわかんないような感じですよね、あっちこっち痛くて、もうそうなったら確かに有効な ベースラインをしっかり決めて、脊椎入って、それでも反応がなくてさ、どうしようって言った時に、もう1回丁寧に取ってみようっていうのも
非常に、すごいいですね。

なんかすごい実践的だと思います。

マニュアル通りになら、ちゃんとやった方がいいんでしょうけど、臨床ではなかなかちょっとね、やりづらいなと。

僕もやっぱりおっしゃるようなやり方やってますね。

最初はそのベースラインを取るために動かしてみる っていう感じなんですよ。

そして、もうはっきりしたベースラインがもう本当に1つしか取れない場合もあるし、 そういう場合にはそれだけでもいいので、そこが取れた時点で、例えば脊椎の矯正、姿勢矯正っていうか、
ちょっと少し狙う方向に動かしてみて、変化があるかどうかで、どっち狙いに行くかって決めて、次に行く感じにしますね。
やっぱり最初から全部一律にやると、時間がとてもかかるんですよね。

だから最近そういう、なんかもうちょっとずるいですけど、効率化してますね、ある意味で

その全体の 構造をちゃんとご理解した上での選択肢なので、それすごくいいと思います。
新人なんていうのも変ですけど、私なんかもクリデンシャル取り立てであったりとか、ディプロマのプログラム行った時も、やれないうちは全部取れって、ちゃんとそういう習慣をつけなさいっていう感じで 言われました。

なので、そういった中で、自分で繰り返してやって、鑑別したいものを見極めてみるっていうところで、 今みたいにその時間をいかに有効にして、何しろ、だってベースラインが取れていれば、その後全部、負荷検査に入れるじゃないですか。

で、そのうちに結果を見るってことであれば、やっぱその 選択ですよね。こういった評価の選択ってすごく大事だなと思う。どの順番で取るか。
1点だけ。やっぱりそのDysfunction、Articular Dysfunction,Derangementって見た時に、
抵抗運動をとりあえず1個でも2個でもいいからとっときなさいとは言われました。

その後から どうしようって言った段階で、そういえば抵抗運動でも出てたなって。

それがDerangement角度が変わったことで痛みが変わるのかどうかって、やっぱり 動作と関係があるって。

筋肉の収縮と関係があるような痛みが、Dysfunctionじゃなくて、Derangementとして出てる場合には有効な、有力なね、指標にはなるだろうっていう感じではあったので、その見るものをどうしようかって目的があるのね。

MDTをすごく有効に使えるなっていう感じがします。

抵抗運動は実際臨床的には あまり見てないなっていうのはちょっと今思ってました。
理由としては、ベースラインが取れてしまってる場合はもう次に行ってしまってたっていうのがあるんですけど。

そうですね、はい、もうもう、その辺はもう先生方が、基本の型がって、どうやってパンチを繰り出すかっていうところで やっていけばいいのかなって感じはします。

それともう1つですね、その他の検査のHawkinsとか、なんかNeerとか出てるんですけど、 これも動かしにくい時って、実際取れないじゃないですか、その正確な肢位というか。
だからそれも、そういう風な格好をやらせようとするときの、何度ぐらい手を例えば上げたところで、このくらいの痛みが出るみたいな、ベースラインにしちゃうって使い方はすると思うんですよね。
だからもう今やもう、なんとかテストって言い方も僕ちょっとやめてるんですよね。

どのぐらいの、その程度の動かし方で、どういう風になってたっていう書き方をしてますね。

そうですね、おっしゃる通りで、整形外科徒手検査で陽性、陰性じゃなくて、どういう 動きをしたとか、どれぐらいの角度っていうのでベースの指標にするにはすごくいいなっていうのと、あとMDT全く知らない人と話をするときに、やっぱりこういったものが ちょこっと頭の片隅にあってもいいなっていう感じでもあるなと思いますね。

でも、陽性、これもやっぱり大事なとこの角度とかどの程度ので、これはベースライン使うって感じでいいかと思います。

おっしゃる通り。ありがとうございます。

何やっても痛そうな感じの中で、脊椎のスクリーニングをしました。

Retructionは、変化がありません。でRet+Extで、わずかに肩の屈曲と外転の痛みが軽減しました。で、でも、可動域の変化はありません。
で、そうすると、もう、でも、この関連なしになっていて、なぜかっていうと、 改善が非常にわずかで持続しないっていう結果になっているんですね。

これ、すごく疑わしい、悩ましいとこなんですけども、 あるかどうかわかんない。

半分ぐらいでもいいと思うんですけど、この段階で皆さんだったら、初回これでお帰しするとしたら、暫定分類、どんな感じになりますか?

ざっくり出しちゃうかな。もうこっから入ってもいいかなって感じでしょうか。

多少変化があって、もう次の患者さんも来てるし、帰さなきゃいけないっていうのも変ですけども、 少しでも変化があったんであれば、わずかでも、もしかしたらもうちょっとやってるうちに時間が解決して、いわゆる持続時間をこう加算していくことで変化が得られるかもしれないってことで、今日の場合はDerangementでこんな感じで お帰しでよろしいでしょうか。

運動はそれでいいと思うんですけど、やっぱり分類はここはOtherじゃないかなって感じがしますけどね。
講習会の時に聞いた記憶があるので、曖昧な、明確な反応がない限りはDerangementじゃないってみたいな話やったと思うので。
言いたくなるんですけど、ただ、可能性としてDerangementの可能性はあるよぐらいの 感じだと思います。

だから全くの、なんか全くわけわけわからんとかじゃないけども、とりあえずOtherにしときたいなって感じはします。

逆に言うと、この、今までのこの段階で肩にいきなり行きたいって感じは?

まずは首からって感じです。

そうですね、僕もやっぱり記憶では こういう場合はOtherで、とてもその頸椎のDerangementを狙いに行きたくなるOtherっていう 考え方だったように記憶してますけどね。

要するに、さっきのその反応が軽く、ちょっとあれはいいとして、持続しないっていうところで、もう明らかなDerangementというような根拠がないですよね。

だからこれはOtherであって、それでもちょっと反応が、もうちょっと続けると良くなるかもしれないって、まさにそういう数日かけてっていうパターンの可能性あるので、 OtherだけどもDerangementを狙いたくなるので、初回は頸椎で僕も帰すと思います。

おっしゃるとおり、まだわかりません、で、お帰しして、特に岩貞先生なんかよくおっしゃるのは、その本人の主訴が変わってるかどうかってのはすごく指標にしなさいってことだったので、 おそらくもうこれDerangementに、???クエスチョンマークが10個ぐらい並んでもいいと思うんですけども、それを検出する、 検出するための次までのセッションっていう取り扱いでいいのかなと思いますね。

で、鑑別すべきは多分DerangementなのかOtherなのか。

ここをちょっとクリアにするための初回 、ですね。

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