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MDT/マッケンジー法症例カンファレンス2024/6/12:⑩/11

腱介さんへのアドバイス

そこで注射の提案っていうのが1つ。いわゆるdiagnostic injection。

お医者さんに、相談に行かれるんですね、 だったらちょっと注射はどうかって相談してみては?って言って、それで原因がそこなのかどうかを調べてもらったりとか。
ただ、やっぱり症状のある期間が長くなって今の状態があるので、もうちょっと、少しずつ動くようにはなってるかもしれないので、もうちょっと続けてみましょう?みたいな。

しかも痛みの、さっきのね、プロデュースノットワースの、その 痛くなりすぎないギリのところの負荷をやっぱり調整しながら、過度に安静にしないようにっていうことでアドバイスができるんじゃないかってことなんですけど、他に何か先生方、アドバイスって、なんかあります?

板のその画像所見については気にされないようにっていうのは、もうやっぱ過去の報告から もう関係のない断裂がいっぱいあるんですよっていうことはお話して安心していただくかもしれないですね。
少なくとも、本当に関係あるかもしれないんですけど、実際にはそこにあったとしても、やることは正直あんまり変わりませんっていうことはお話しするでしょう。

そうですね、はい。特に腱の場合は、ちょっと話が逸れますけども、 腱の場合って、関節によって腱が圧迫を受ける部位と、牽引だけで済むところって色々バリエーションがありますよね。

アキレス腱であっても 痛みが出る場所によっては、踵骨の停止部あたりのところで圧迫を受けやすいのか、それとも筋腱移行部の辺りで痛みが出てるかによっても負荷のかけ方ってちょっと違ってくると。

踵骨のギリギリだとすると、いわゆるこうエキセントリックな かけ方をしちゃうともう圧迫が加わってきちゃうので、少しこう、カーフライズみたいな収縮を伴うような方法を選択するなど。

上腕 、結節間溝の辺りの痛みがありますなんて言ったら、それがローテータカフなのか二頭筋長頭腱なのかよくわかんないような場所って。
そしたら、ちょっとその二頭筋腱が働かないような状態で、肘を屈曲位にした状態での肩関節の負荷検査をちょっとやってみたりとか。
やっぱり骨の形状と腱の走行に沿って、圧迫、摩擦が起きないようなとこでの収縮が得られるようなもんとかね、工夫する必要があるのかな、という感じの印象を受けて。

なので、もしかしたらやっぱりスキルが大事とかMDT経験年数が大事ってことに繋がってくるかもしれないけど、年数だけ 待ってたってしょうがないので、 やっぱりMDTは解剖全く関係ない、そんなことで介入方法を考えるわけじゃないって言いながら、こういった腱に負荷をかけるってことに関しては、いわゆるその構造であったり、関節の動きを一生懸命考えて、どこだったら有効にテンションだけかけて、圧迫がかからないようにできるかなっていうのを 考えながら、抵抗運動をかけてもいいのかなっていう感じがしました。

で、最後、私の疑問。

このこういった症例で
よく思うのが、DPが見つからない。Derangementじゃなさそう、Contractile Dysfunctionでもなさそうでしたよね。

この人ね、Articularでもない。Otherに分類。うん、じゃあOtherに分類。Frozen shoulderだって言った時に、 抵抗運動はやるかやらないかっていうところでいつもちょっと、
うん、でもこれ、Contractile Dysfunctionって限らず、ちょっと抵抗運動とかってやっぱり試してみてもいいのかな、と思うことはあるんですよね。
なぜかっていうと、まだ腱のことってよくわかってないので、試行錯誤してやる必要はあると。
やってる間にもしかしてDPが見つかったり、なんてことはもちろんありますよね。

収縮に伴う角度だけじゃない、運動によってそのDPが見つかるってこともあると思うので、うん、やってみる価値はあるかなと思うんですけど。

なんかもう完全にマッケンジーじゃなくて、 ですけど、結果的にマッケンジーっぽいことになってんのかもしれないけど、筋の細胞の、この筋肉っぽいなっていうところに 収縮与えて、筋肉が緩まるのを期待してやって、結果的に良くなるみたいなのはあるので。

そうですね、

それがDerangementって言ってしまったらDerangementやし、 その、マッケンジーの抵抗運動みたいな感じでやったんだったらDysfunctionって言われてしまうのかもしれないですけど、そこの明確な分類がしてないので、Derangementになるんやろうなと思ってるんです。

そうですね。ありがとうございます。おっしゃる通りだと思います。

その分類をする中に、こう、どういうパターンっていうのを決めて当てはまめてってる作業なので、やっぱ必ずこう違う。破格っていうのも変ですけども、 やってみなきゃわかんないことってまだまだ残ってると思うんです。

なので、DPが見つからないっていうんで、さっさと諦めるでなく、やる。

ちょっと色々工夫してやってみようって言いながら、
それが実はcontractiled dysfunctionだったかってこともあるかもしれないし、いきなりDPがポンと見つかることもあるかもしれないし、 諦めないっていう感じのことだと思いました。

なので、腱のこと、うん、諦めないっていうところに結論を持っていきました。

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