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MDT/マッケンジー法症例検討会 7月②/7: 肘痛について、導入
じゃ、肘痛です。
私がこれ、紹介するのって、本部の方で学習用にちょっと提供してる教材をちょっと参考にして構成させていただいて、私も復習しながらっていう形でまとめております。
で、これをやればいい。Aに対してBっていうノウハウ本っていうか、ノウハウではなくて、考え方。
こういう風に考えると頭の整理ができやすいですよっていうご提案っていうことなので、聞きながら、私はそうじゃなくて、こっちがいいと思うとかっていうのも、1つの大事なね、リソースっていうかね、貴重な アイディアなので、ぜひぜひ、途中からでもね、声かけていただいたりとかしてください。
肘なんですけども、マッケンジー協会本部のホームページありますよね。
そこで検索しますと、リファレンスリストっていうのが紹介されてて、
そこで「肘」で検索すると、ほんのちょびっと、1個か2個ぐらい、ちょろちょろって出てくるだけなんですね。
腰痛や首の痛みとかに比べて、やっぱり圧倒的に症例っていうか、報告されてるもの自体がMDTは少ない。
膝なんかはありますけどね、肩や膝、肘は本当に少ないっていうことは、例えばですね、 肘のMDTのエビデンスってどうなのよって言われた時は、 コレで出てますっていうような、ボンって出せるものは今のところないと思っていた。
ただし、はい、ただしですね、
逆に四肢の痛みとかに関しては、そのMDTのアルゴリズムっていうか、そのコンセプトに従って治療を すれば効果が出るもの、Derangementだ、Articularだ、Dysfunctionって分類することに関して、なんだ、 遜色,なんらね、問題がない。
なぜかって言うと、発表されてないもので、もう、もういろんな人たちがね、やっぱ、ちゃんと効果があるのっていうのは臨床やってる人たちの間では実感されてて、、、
今回の症例のケーススタディーに関しては、これが絶対ってわけじゃないけれども、 これから、そういう考え方を、みんなで調査していきましょうよっていう位置付けのものでもあると思ってください。
これ、肘に関してなんですけども、
ケースレポートみたいなものしかないんですね。
テニス肘に対してとか、やっぱり限られてるわけです。
天下の、リチャード先生のエクスポスタディーっていうのがあって、
四肢の関節に対して、脊椎が要因だったものと、四肢そのものが原因だったものに分けたリチャード・ローズデール先生の研究があるんですけども、
その中で、肘っていうとこ見てみると、
じゃ、じゃ、じゃ、じゃじゃん、 脊椎由来のものが56%で、関節自体がっていうものが44%で出てますよって。
パーセントで見るとこうやって見えるんですけども、実際は25名なんですね。
全世界での話をしようっていう中で、一応 、発表としてね、エビデンスと呼ばれてるもので肘に関して出てるものっていうのが25名分。
そうすると、まだまだ我々は、肘とか足関節とかっていったものに関し、 どんどんどんどん自分たちの経験を積んでいって、MDTがどういう風に使われていくのかっていうのを検証する段階でもあるってこと。
そういうのを前提に、話を進めさせてください。
ということで、 いろんな研究者の人たちが調べてるんですけども、
例えば○○先生がやっても私がやっても △△先生がやっても、分類が一致っていう、
これは「検者間の一致」というのですけどね、
MDTっていうのは、その検者間の一致っていうのをすごく大事にしてる。
ということは、○○派、伊藤派、△△派っていう風な独自の方法だけでバラバラにやったら、MDTはもうめちゃくちゃに壊れてしまう。
ただ、ある程度の決まり事ですね、まずは矢状面から行きましょうとか、
側方はこういう時に行きましょうと、そういう決まり事を粛々ととこなしてる間に、やっぱりその検者間のね、 分類っていうのがもっと精度が上がってくっていう、それがMDTがすごく大事にしている ところですね。 ヘレン先生がやっても、ロビン先生がやっても、○○先生がやっても、分類が一緒であるっていうところは、MDTの目指すところであります。