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MDT/マッケンジー法症例検討会 7月 ⑥/7:肘の評価へ
で、肘の反復運動なんですけども、肘の反復運動、何から始めたくなります? この方?
伸展で、やっぱり、、伸展、回外で痛みが出てるのでっていうところで、
伸展を行きたいところですね。
痛いですもんね。PDMですもんね。そうですよね、
どうしようかな、ここなんですけども、私もこれ、伸展で行きたいなと思ったんですけどね、ちょっと先に進めちゃうんですけど、 屈曲にいくんですね、このケースの方。
で、なんでかなってちょっと色々考えたんですけども、
屈曲、症状ないんです。ないんですね。屈曲は 症状がない。
で、伸展は何しろ抵抗運動をかけるとPDMも出てるし、 要はその筋の収縮に伴った痛みっていうのが伸展は出てるんですね。
で、今ここでやる作業っていうのが、
Derangementの可能性があるのか、Contractiled Dysfunctionの可能性が高いのかっていったのを、今これ調べていくにあたって、
例えば伸展が悪化するものであれば、この人,
屈曲続けてれば、Derangementだったら、 屈曲DPだったら改善があるだろうなって見方になって、
屈曲にあまりにも情報がないので、あえて試す方法も1つあるよねっていう。
もちろん、伸展でPDM出ます。
で、抵抗運動をかけて何回かやります。何か伸展がDPで 抵抗運動をかけてる。
その後のPDMがなくなってくるのかっていうのを調べるのも1つの手ですよね。
もちろん伸展で。
じゃ屈曲はなんだったんだろうってことになる。
伸展が例えば、伸展が例えばDPであったとしたら、 伸展やり続けたら、逆の方向の屈曲にはなんらかの症状が出てもおかしくないなって感じ。
すんごくややこしくて申し訳ない。
私もなんかすごい苦しみながら、ちょっと解釈をね、したんですけども。
結局ここの作業はContractiled Dysfunctionであることをより鮮やかに印象, 自分で持つためにDerangementを除外していく作業になる。
Derangementである可能性を排除して、Contractile Dysfunctionのエクササイズが入れるのかどうかっていうのを決めていく。
そうすると、ここで例えば屈曲、
症状がないで情報がないんです、屈曲に対して。
で、何度か繰り返して屈曲やってる時に伸展がイタタタッてなるのかとか。
いや、 カーブリバーサルっていうね、表現がありますけども、ある一定の方向を何度かやって、わーって出てきてって言ったら、
逆方向がDPである可能性が高いっていうのは、腰の方でね、出てましたけど。
これちょっと、あんまりくっつくとあれですけども、 屈曲をした時に何らかの変化が出てくるのかってのは、1つ調べる段階を持ってって、 明らかにこれ、屈曲はなんともない。なんともないんだけども、伸展で、やっぱり抵抗運動だけで出るねって言ったら、
Dysfunctionの可能性がより鮮やかに浮き彫りになってくるって見方。
この辺ちょっとややこしくなってますけど、いかがでしょうか。
そうですね。いや、僕も本当にどっちもありだと思うんですけど、こういうスポーツを結構やる,この方の場合、ちょっとストーリー的に違うかもしれないんですけど、 以前経験した少年野球の、なんだけど、
その時はプラスチックのバットを振ってて、なった,肘のディレンジメントいたんですけど、 だから伸展回外みたいな、もう振り抜きの動作の時の、伸展回外みたいな動作を
思いっきりこう、軽いバットで繰り返してて、肘が痛くてっ、ていうお子さんがみえたんですよね。
その時は、その逆をやって、屈曲回内を反復したらスカッといった方がいるんで、
その時に何の動作を繰り返してなったかっていうのの、逆の動きがDPであることが多いなっていう風に、スポーツ系はですね、思うので、
この方がその、スカッシュとかどのくらいされる人なのかとかですね、 その辺もちょっと要素として入ってくるのかなと。
それはもう本当、趣味程度で、どちらかというと、もう座ってPC作業のメインだと言ったら、やっぱちょっとどうかなっていうとこですけど、その繰り返される動作はちょっと聞き込みますね、
そうですね、普段から、腱の変性の話が前回出ましたので、
繰り返しなんか動作をやってる人が、引っ越しの運搬作業でなんかの負荷がかかった時に症状が出たってことは1つ考えられる こと、、逆に引っ越しの作業で荷物を運搬するっていうと、どうしてもやっぱ屈曲と思うんだけども、実は伸展方向に何か物を動かしてる可能性はあるんです。
なので、こういった時にそう、おっしゃる通り、
日頃どういうスポーツやってる、繰り返しどういう 刺激が腱にかかってるかっていうのを 念頭に入れながら、Dysfunctionっていうのはこう、なんか妄想しながらね,たどっていく。
その中に絶対必要なのが、Derangementが除外されてるってのはすごく大事になります。
なので、もうこの何にも情報がないの、この回内と屈曲の動きで、 いや、繰り返しやった時に、何かこの伸展回外のこの部に変化が出るかっていうのは1つ 調べてもいいかなっていう、なんかすごく上手な症例だなと思いました。
まさかと思って、伸展伸展と思ってたので、肘ってほとんどが伸展じゃん、とか思ってたので、
意外と、でもね、調べるとデータがないんですよねっ、ていうこと考えたら、そういった診方もできます。
なので、1つで今度 なんかあったら試してみてもいいかな。
でも、臨床で、やっぱりこう、痛み、何か反応が出るところに食いついてしまいますよね。
うん、なんか出たな妖怪。みたいな感じで、妖怪、戦ってやるぜ。みたいな感じで、それを確認しに行きたくなりますよね。
燃えますよね、それが。
それが先生。そう、そうなんですよ。
それが、すごく大事なのがArticular Dyafunction。
Articular Dysfunctionの時は、End Range Painが繰り返しやったらどうなるかっての確認しなきゃいけないので、 もう痛みがあるところを狙ってやるって、そのまんまで。
うん、変わってきたら、
悪化にせよ改善にせよ、変わったらそれはDerangementかOtherのどっちか、なので、 Arrticular Dysfunctionをより明確にするためには、その痛いところを何度もやって同じように再現するかっていうのを診ていく。
今回の場合、PDMなので結構トリックにきます。うん、面白いですね、DPってね。
っていうことでですね、DerangemenetなのかContractiled Dysfunctionなのかっていうところを調べていく過程がね、こん中に出てます。
で、実際やってみたら、屈曲だと何も変化がない。
で、伸展でやるとプロデュース肘に痛みが出、でもノットワースだよってことは、
出た痛みは10分以上、あんまりこう、持続して残らないよっていう現象が一応1割、 Contractiled Dysfunctionっぽいのが一応出てます。
で、オーバープレッシャーするかどうかって言ったら、変わんないんですね。
なぜか 他動的に手がかかってるので、こういうとこからContractiled Dysfunctionと思っていいんじゃないのっていう感じにスクリーニングして、
そうすると1日とりあえず首のスクリーニングをやりましたって2回目に来たとかってね。
時間的にそういう経過になると思うんですけども、こういう感じで、より一層Contractiled Dysfunctionである可能性を 絞り出していくっていう感じなんで。
で、宿題はどうしましょうってことで、、、
MDT/マッケンジー法症例検討会 7月①:急性腰痛について、ちょっとひとこと
MDT/マッケンジー法症例検討会 7月②: 肘痛について、導入
MDT/マッケンジー法症例検討会 7月 ③:症例提示 肘が痛い靭(ジン)さん