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MDT/マッケンジー法 9月④:腰野サン、可動域検査~反復運動検査

可動域検査の結果ですが、色々質問させてください。

これ、可動域検査なのですけども、可動制限、 この方ですね、屈曲させると下肢痛が悪化して、伸展しても下肢痛のようですね。FISは避けた方がいいと思う人?

別に大丈夫だと思う人?

はい、大丈夫ですね。さすがです。

熟練の先生たちだから全く問題ないです。

FISから始めてみて、症状の反応が継続して残るか確認すべきであろうと思われる方?

質問が悪いですね。FISはやるべきだ。そして症状の反応がFISを何回もやることで 症状が残っちゃうかどうかっていうのは確認した方がいいかなと。

はい、そうですね。そうそうそうそう、 そうなんよね。

FIS恐れることなく反復していこうよっていう感じでいいと思う。

そしてさらに、ゴッツァン情報がありますよね。

元に戻る動作の最中に痛いって、PDMかもね。

Curve reversal出てるじゃんって感じになってきます。
なので、 あ、ついついこうやって痛くなるのでね、怖がってやめちゃったりなんかしないで、とりあえずやってみて反応を見るっていうのはすごく大事かなっていうとこですね

EIS、下肢痛が悪化するのでやめた方がいいかっていうと、あ、とんでもないですよね。やってみなきゃわかんない。

要は悪化っていうのは残ることなので、1回やったぐらいで痛いからってビビんなよって、、恐れることなくって感じでいいと思う。

さて、立位の検査の症状で増加するので、臥位から始めるべき?

よっぽど重度、重度、重度で痛くてしょうがないっていうんだったら臥位にして差し上げたいんですけども、可動域制限のこの検査からだけでは、臥位からしなきゃいけないってことも何も出てこないっていうとこでいいかと思うんですけど、よろしいでしょうか。
次です。

じゃあFISって。屈曲を実施しました。立位でね、足の痛みが増悪して数分間残ったんですって。

ちょっと残っちゃった。
で、今度は逆方向EISを実施してみました。

そしたら、 運動中の足の痛みは7から5になったんですって。

でも終わってからすぐに7に戻っちゃった。

この2つの情報を見て、なんか方向性とか、どう、どう捉えるか。

これは反復じゃなくて、可動域検査の中でって話ですよね。1回だけ?

ここは可動域の検査の段階なのでやってみたらこうだった、っていうニュアンスでもいいかもしれない。

可動域でもこういうことは起こりそうなんですけど。 屈曲よりは、伸展いこうかなって思いますね。

そうですね、そうですね。伸展、decrease足部/NBだったやんっ、ていうことが 、終わった後すぐに症状が戻ってきた、これはいい情報が出たっていうところで伸展に行こうかなっていう感じになりますね。ありがとうございます。

このタイミングで伸展がいいかっていうと、ケースバイケースですけど、FISがダメなだけと思うから、FISitやったりとか するかもしれませんが、実際そこに入ってていくかって言われると、ちょっと微妙かなっていう感じがします

そうですね。座ってみたいとかってありますよね。確かにね、

これが可動域検査だけでこれが出てるんだったらちょっと悩むけど、でも悩んで、 うん、屈曲で、最初の時点で屈曲DPを想定してるから、屈曲で行こう、みたいな感じのスタンスやと思います。
ただ、伸展も別に悪くなさそうやなっていうのはちょっと残しといて、みたいな感じかなと

最初におっしゃっていましたもんね、屈曲DPかもしれんなっていうとこだよね。
そうですそうです。疑問があるとことはもう全部やっちゃっていいっていうのも変ですけども、可動域、可動制限とこの症状っていうのは、そういった予測を立てる目的としての使い方ができるよっていう 参考になるかと思います。

で、反復運動検査をしました。腰野さん、で、この結果です。

最初から腰、下腿、足部に痛みがあって、 屈曲でWorseでした。で、伸展でNBってさっきの可動域検査と同じ傾向なんですけども、 次に何をしたくなりますか?

やっぱもうちょっと伸展を、攻めていきたいなとは。

NBなだけなので、うん、WorseよりはNBの方を選択して、 ちょっとこう、伸展のやり方を持続にするとか、ちょっと角度をつけてやるとか。
方向を変えて、もうちょっと伸展攻めたいと思います。

そうですね、おっしゃる通りですね。面白いのがこれ。1回目やった時は痛くなるのに、繰り返してるうちに 落ちてくるってことを考えると、先生がおっしゃったように、何らかの方法を使って伸展方向やることで見えてくるものが あるかもなっていうところがね、これに現れると思います。

で、悪化したわけないので、これ、お家でやるエクササイズの話になってくるんですけど、どれにしましょう。

次の選択肢4つから選べって言われたら、何が1番 先生の好みに合うでしょうか?

じゃあ、消していきましょうか。

どっちも効果ないので、姿勢矯正だけを指導するって、これは?

なーんも、ですよね。ここはちょっと、どんだけ守りに入ってんだよって感じね、ありますよね。
でも、そういうキャラの方もいらっしゃるからね。患者さんによってはね、これでお帰しってことももちろんあるんですけども、反復運動検査でNBの反応がすでにあるのでちょっと、もうちょっとこう、説得したいですよね。

立位から臥位に変更する。で、これはどうでしょうね。

今これ、信号の色は今 、黄色がともっているので、そういう感じで捉えていただければいいと思うんですね。マッ黄黄に今,灯っているので、 黄色の時にやることって言ったら?

この場合、progressionをしたい、、ですけど、、、

うん、けど、はい、

この質問って、ワンセッション目がここまでの評価で終わってしまいました。

 時間が来ちゃいました。 で、どれを選択しますか?みたいな感じの質問ですか。

この、なんかね、すごい言われてみて、確かにこれは嫌な質問の仕方だなと思ったんですけども、 おそらくこれ、黄色、黄色、黄色だねっていうような膠着状態から、どうやって次 、組み立てるかって話になってくるんだと思うんです。

で、立位って結構force progressionのバリエーション、なくないですか?

はい、そう思います

から、押してやったりとかないよね。そうすると、なんとなく黄色がとって、 force progressionに行きたい中で、もうどん詰まりなわけですよ。

座ってやってもらうっていう方もあるかもしれないけども。
そしたら、とりあえず立位で、バリエーションがないので、じゃ、ちょっと
ね、体勢変えて、force alternativeにはなるけども、臥位にはしようかなっていう選択肢はなくはないかな。

で、その中で、じゃあ、臥位にして まったりと帰すのか、それともforce progressionに入っていくかっていうようなところを考えた時に、

 EISだけで宿題にするっていうのはナンセンスですよね。とりあえずね、
Betterが出てないから。出そうで、出てないから、なんとか出してから帰りたい。

で、 黄色、黄色とforce progressionしたい。

だけど、もうどん詰まりだから、force alternativeを選択するんですけども、 そのまんま臥位にするんだけども、これ、宿題として持続腹臥位を取ってみようよっていう案が1つ入ってくるわけです。

それで、EILとか、もちろんね、この後出てくるので、どんどんやってもらうんですけども、 仮にこの時点で、 この3つ、4つから、選ばなきゃいけないってなった時に、ただ臥位にするだけじゃなくて、膠着状態にある状況の場合はなんとか負荷を変えたり、選択肢は 考えてもいいのかなって捉えるとどうでしょう? 
で、実際に臥位にしました。次に何しますか? なんですけども、

この方は臥位にして運動検査をやったんですけども、やっぱり黄色のまんまなんです。黄色いまんまね。で、 こん中で好きそうなもの、どれがお好きでしょうか。

4番。

もうこれはもうドンピシャ、黄色なので、force progressionで。
で、ここで、試験とかになると、迷わせるように「回数を増やす」っていう選択肢が出てくるんですね。
回数を増やすっても、回数は増えてトータルとしての負荷は増えるんだけども、
フォースとして負荷としては段階が上がっていかない。

要は、もうセルフのsagでもいいからなんとかして負荷を加えて、負荷の段階を上げてFPしていきたいっていう、捉え方になります。

なので、選択肢の中ではこのsagを加えて、セルフのOPを指導しますっていうとこに。

でも、あれじゃないですか、
屈曲回旋に行く先生っていません?同僚の人とかでも、、

いますよね。私もやってたし。実際、下肢痛だからね、行きたいんですよ。

狭まってそうなところを開きたい。 でもうまくいかない…っていうね。

そんなことを繰り返して、結局やっぱりセオリー通りにちゃんとやろうって言って思い直したりするんですけども、

これ意外と多いんですね。屈曲回旋に行っちゃう人ってね、やっぱりどっかで、とっとと開きたいっていうのがあるんでしょうね。
ありますよね。はい、みんな頷いてるので。

行きたい時ってなんかイメージですけど。
伸展した時にもう下肢痛めっちゃ出る、みたいな感じの時にやりたくなります。
そうですね。屈曲も攻めめられへんけど、伸展で足部がめっちゃ出るみたいな時はこれの可能性がかなり高く、経験上ある、、、

確かにありますね

というぐらいだったらまだまだ全然いいかなって感じがしますけど。

確かにおっしゃる通り。

私もやっぱりきつい下肢症状の時はもう、屈曲+回旋へ飛んでいきたくなるんです。

きつい症状だと、おそらくちんたらやっていてもワースワスワースってか、もう変わらないから、 きっと、行き着いたところがおそらく側方のキングの、屈曲+回旋なんでしょうね。

自分は色々反復検査を端折って飛び越したつもりだけど、実は、元々その人は屈曲+回旋に行くべき人だったっていうだけで。

それでうまくいったからって、じゃあ全員それでいこう! 下肢痛には屈曲回旋でいいんだぜって、わけにはいかない…っていうのがこのMDTの面白さかな。

で、なぜFPしたかっていうと、DPが見えてきたんだけども、変化が乏しいな?っていう点ですね。で、よく勘違いしやすい方、Credential取りたての方なんかでよくいらっしゃるのが、end rangeに持っていくのがMDTだと思う方がいらっしゃいます。

end rangeに行くためにFPする。ちょっと違うんですよね。

もちろん end rangeに持っていくために、持っていくっていうお手伝いはもちろんするんですけど、私たちが、見たいのはMDT分類のための根拠なので。

End rangeはそれを確認するための手段だと思います。

何もMDTって いろんな方向、必ずend rangeまで持ってかなきゃいけないわけじゃなくて、その過程で反応がどうなるのか?を見たいから最終可動域に向かっていくっていうような感じですね。

なので、可動制限があるから、FPをしますって捉えているcredential取り立ての先生がもしいらっしゃったら、参考になるかなと思って、ちょっとコメントしてみました。

で、EILでcentralizationが起きたから、DPが伸展だよっていうところが見えてきたっていうだけなので、FPっていうのは、やっぱり分類のために、変化が乏しいところに ハッパかけて確証を得るっていうような感じで捉えていただければと思います。そう、あくまでも分類である 。

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