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ＭDT/マッケンジー法症例検討会 10月④：首から上の上肢の痛み、頸子さん
で、同じケイコさん、違う人生を歩みました。
今回このパターンⅡの場合ですね。ケイコさん、筋力低下はこんな程度です。
4程度で、さっきと比べてもだいぶいいね。で、感覚の障害ないし反射も正常。
で、Elvyテスト。伸ばせば痛いんだけども、そんな首をこう、横にして、こう、たわませてマイナスになるかっつって、よくわかんない。
筋肉が張ってるだけかもしれないしっていう程度であるっていう感じだった。
じゃ、 で、先ほどと違うのは、普通なんですけども、この頭位のね、前方位ってのは、要は、 アゴ出しのprotrusion headがありますっていうところで、この辺の可動域制限は
先ほどのパターン1と変わりません。
で、 反復運動検査で、今度、反復運動検査に入りますけども、この、別人と思って、同じ感じで、すぐ別の パラレルワールドにいるケイコさんだと思ってくださいね。
ここから、反復運動検査で実施したいものとか、DPかもしれないっていう、なんかこう、 当たりをつけるっていうんですかね、なんかイメージはありますでしょうか。
反復の検査でやりたい方向とか？
まずは、でも、retruction、伸展方向、 protrusionは軽度の制限で、屈曲が重度制限っていうことを考えると、伸展方向の方がより制限は大きいので、 そちらからまずは選びますかね。
そうですね、矢状面からこれ、側方に行く理由がないのでね、矢状面でっていう感じでいいのかなと。ありがとうございます。
特に注意することとかないですかね？
先ほどと違って、運動検査行っちゃっていいよっていう印象 、で進めちゃってもいいですか？
うん、この辺のね。この可動域検査って意外と使えるので、
で、次です。反復運動検査の結果です。
可動域やなんかの変化はないんですけれども、 protrusion,顎を出すと肩から上腕の方に、要は肘なんです。肘まで痛いっていう症状から,肩から上腕に出ます。
先ほどと同じretractionすると、ピリピリと前腕から示指まで出ちゃってます。
で、反復のretructionだとまた指に出ます。 Ret+extっていうと、 肘まででとどまってたものから、今度指にしっかり出ちゃってWorseってなっています。
で、とりあえずforce progressionしようっていう発想にはならないと思うんですね。これWorseだから。
この結果を踏まえて、次に何をしたいでしょうか?
さっきも言ったように屈曲やりたいです。
屈曲やりたいですって。私も屈曲やりたいです。
そう、なんか神経症状、これはもう私見ですけど、神経症状と、こう伸展してWorseになる場合は、なんか屈曲行きたい。
行きたいですよね。私も行きたいです。これ準備しながら屈曲、行きたくてしょうがなかったよね。うん、 行ってもいいと思います。これはぜひ行ってほしい。
Protrusionする前に屈曲いきます。
なるほどね、確かにそれもありですね。確かに。
スタートはなんでもいいっていうのはいつもね、話に出るんですけども、結局患者さんに必要な動きってのはここポンとあるので、 屈曲から行こうが伸展から行こうが、パチンコの玉がからからから、からからって回ってて、最後ぽこっと落ちていくっていうところなので、 先輩が何を言おうが、誰がなんと言おうが、僕はもう屈曲から行くんだって言ったら、、、もう私も屈曲から行きます。
それでもしかしたらね、ガシャポンと当たるかもしれないし。
大事なのは、もう本当いつも客観的に冷静に アセスメントするってとこですから。
Protrusion、やっぱり、良くなることあるんでね。
でも、多分、屈曲行ってからのProtrusionをすることの方が、僕は多い気はしますね。
逆になんか良さそうなんやけど、なんかあんまり今1つ、みたいな時は、Protrusionさせた方がなんか意外に良かったみたいなんが何回かありますね。
そうなんですね。なんかいいい。なんか今日はお土産をもらった気がします、
ほんとに、でも、何症例かですけどね、ほんまに、なんか、変な症例、上向いたら痛いんですよ、みたいなとか、
と、やっぱり、うん、そうですね、うん、そんな感じですかね。
なんか、retruction至上主義みたいな、なんか、やっぱり、講習会か。講習会等ってね、姿勢矯正なんていうところで来ると、 やっぱり、何割かの屈曲DPの人はね、やっぱり見逃すなって思うことがあるんですね。
で、より伸展方向であるって、もう、自分が伸展方向で行こうって決めた時に、
それだけで終わっても、何週間も何ヶ月もやるんじゃなくて、
やっぱり、そのDPだと思ったら逆方向で悪化するのかとか、 確認する作業が必要だなと思うことがありますね。
どうですか,Ｋ先生、お仕事場で 結構みんなretraction、retructionって感じですか?
自分はあまり屈曲でベターの方を経験することがあまりなくて、retructionと、 あと胸椎の伸展をした上でのretructionでいい反応が出ることもあったりするので、 その、今回の方、症例だと坐位で長い時間あまり良くないっていうこともあったりするので、座る姿勢も含めて、自分だったら胸椎だったりとか、もしくは 臥位、抗重力位での反復運動検査っていうのもちょっと頭に入れながら、でもこれだけ伸展でWorseだったら、屈曲から,まずはやるだろうなっていう気がします。
なるほど。どうもありがとうございます。
おっしゃってる通り、そのトラフィックライトガイドっていうものを ポンと載せた時に、じゃあ次,自分のルートどうするかっていう時の判断に使えるかなっていうイメージがありますよね。
どうもありがとうございます。
本当に少ないけど、でもいるっていうのはね、いますよね。確かにね。
うん、もう何やっても痛そうだから、何しろちょっと曲げてみてくださいって、ああ楽って言って、そうなんだって、、、本当ですか？とか言いながら聞くことがあるんですけど、 確かに。
でも、屈曲からやってprotrusionっていうのは、今日ちょっとなんかすごくいいアイデアをいただいたと思います。どうもありがとうございます。
