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MDTマッケンジー法症例検討会 11月2発目③:後頭部から両肩背部の痛み、セツローさん//外傷か?Derangementか?
外傷かderangementかって入ってくんですけども、
私たちが知りたいのは、やっぱ反復運動検査やっていいの?っていうところですよね。
Dr(ドクター)がいいって言ったからいいよじゃなくて、やっぱりチーム医療ですから、
いくら名医でも、もしかしたらなんか見落としてないか、かもしれないなぐらいな感じで、やっぱり自分たちもチームとして 加わるっていう感じで見ていきたいなと。
で、反復運動検査をやっていいのか?経過観察が好ましいのか?っていう判断がつかなくても、MDTのアセスメントって、そこら辺はもう、反応によって、何が起きてるのかって、
介入していいのかどうかっていうトラフィックライトガイドが導いてくれます。 たとえDPが見つかんなかったとしても、セルフマネージメントは、プランが立てられるっていうMDTの強みがありますので、そこで症例、行ってみましょう。
いきますね。さあ、ボディチャートからお得意の、というか、ボディチャートから 除外しきれないものと考えると、、、
Derangementどうでしょう?
頸椎Derangement、胸椎Derangementはそのまま入れといてで大丈夫でしょうか?
なんか、なんとなくリアクション。こうやって首振っていただいていると、、、あんまり折れない程度にね、振っていただいてると、、、
首痛めた言うて、、、
はい。で、Dysfunction。胸椎Dysfunctionって言って、これは ね、脊椎の上にあるわけじゃないからっていうことで、下位頸椎とか 、なんですか、腰椎の時はすぐ除外できたんですけども、この頭部が関わってるものに関しては、一応反応パターンによって分類しますので、ちょっと活かしておきます。
で、このPosturalっていうのも一応活かしておきます。
はい。まだ動かしてないから スタートで、まだボディチャートでしか見てないので。
で、OTHERの分類は何かなとか思いを巡らしながらですけども。
肩のDerangementは、、M先生どうしましょう?
肩のデレンジメントは、、、
でも可能性はあまり高くない気が、、 思うんですが。
うん、絶対にないって言われちゃうとちょっとうーん、みたいな、、
そうですね、いい感じで、ちゃん捨てない。捨てない勇気っていうのはね、ちゃんともう やってらして、肩のDerangementってことは、肩を動かしてこの症状が消えるかどうかみたいな話になってくるので、 怪しいなって。
その、リアクション通りでいいと思います。
ちょっと肩のDerangement、横に置いちゃいましょう。
ANR,MURはもちろん、その、根症状っていうのが前提になってますので、これはもう除外しちゃっていいのかなっていう感じで進めています。
これ、Derangementは除外できますでしょうか。Ki先生?
これ、Derangementは?
これだけの情報ではちょっと除外できないかなと思います。
そうですね、ありがとうございます。普段から作業、PC作業が多いしとか、そういった症状がありますよね。
で、休職中ですとか、痛みの程度は8/10、何をやったら痛いとかって変化はここからなかなか 見つけられないっていうので、Derangementは除外できないで大丈夫ですね。今ね。うん。
じゃあ、Dysfunctionはどうでしょう?
Dysfunctionはですね、 8~12週以上経ってるっていう前提が一応あります。
この方、発症からどれぐらいでしょうか?
T先生?
10日ほど前からになってるので、急性になりますかね。
比較的そうですよね。 はい。そう、ありがとうございます。
Dysfunctionが形成されるには、8~12週以上って、一応そのMDTのカテゴリーの中で、 Dysfunctionっていう時には、8~12週経ってるかどうかっていうのを確認したりしますので、ちょっとこれはDysfunctionの可能性はかなり低いというか、ほぼなしかなっていう感じで除外していきます。
Posturalはどうでしょう?
発症からのね、期間ではなくて、Posturalっていうのは持続してどれぐらいやったかっていうのを時間的要素で調べるので、
まだこの方に座ってみてくださいって話はしてないので、 まだ除外しきれるかどうかまだわからないですね。
訴えが,このボディチャートに載ってるだけなので、ちょっと置いときます。
っていうことで、 今鑑別に入る内容っていうのがDerangementなのか、それともPosturalなのか、
OTHERの分類は何なのかっていうのを考えながらいきます。
なので、次の誘発と 消失、緩和。そこの質問で、何を聞くかっていうのをイメージをしていきます。
さあ、 そうですね。この内容からDPにつながる情報っていうのはありそうですか?
こういうシーンとなった時はM先生って決めてるんですけど、
繋がる情報ってありそうですか?
思いつかないですね。
思いつかない、ですね。はい。すごくセンス良くなりましたね。
そうです。DPちょっと思いつかないですよね。
で、 この方にですね、追加の質問、この方に追加でなんか聞きたいっていうものはありますか。Ki先生?
臥位で増強と、消失・緩和が、それぞれあるので、 どういう体勢で悪化して、どういう体勢で改善するのかっていうのは聞きたいです。
そうですね、ありがとうございます。
両方にマルがついた時っていうのは、必ずというか、何が違うのかってのを確認したいですね。
そうすると、この方が、側臥位だったら左右とも大丈夫っていうね。
矢状方向でちょっと痛みがあるんだけども、 側臥位だったら大丈夫ですよっていうね。
良い反応が唯一、唯一見える場所ですね。
じゃ、次です。負荷の方法、検査の方針に利用できる情報ありますか?って。 負荷はスタートのポジションであったりとか、 運動方向とか、負荷のかけ方とか、荷重、非荷重につながるような情報ってありますか?
負荷検査の方針に利用できる情報,
臥位だとなくて、非荷重だとないので消失するっていうので。
荷重下で負荷検査を行うっていうのが、、臥位でもあるか。
ごめんなさい。
うん、その違いですよね。ありがとうございます。さすがです。
そう、荷重でしっかりとね、痛みが出ます。
で、非荷重で 変化があるってことで考えると、そうですよね、
荷重、非荷重って、今ちょうどお話がありましたけども、 荷重、非荷重に関する情報なんですけども、おそらくこれ、
結構な痛みが荷重下であるけども、もしかしたら非荷重でやれば変化が出るのかもなっていう、なんかちょっと鼻を利かせる ことはできるかなと思いますね、
荷重でね、スタートをして、本当に痛いのかどうかって確認するっていう、そういったね、流れもありますけど、 唯一変化が得られるっていうと、
ここら辺に荷重非荷重の変化でなんかできそうだなってなります。
Posturalは除外できそうでしょうか。Ka先生?
Postural、じっとしてる時以外に痛みが出てれば除外できるんですが。
そうですね、
同じ姿勢でいるときに痛み。何もコメントがないので、
そうですね、
除外しちゃっていい?
いきましょう。
Posturalのね、除外の仕方のコツなんですけども、 動きで誘発されたらもうPoturalは捨てちゃいましょうって感じでどうかしら。
そうすると結構シンプルにいけそうですよね。
なんか、でも 本当はどうなのって考えたくなるんですけども、 こうやって振り向く動作で痛いんですって言ったら、
このPostural、とりあえず1回ちょっと横っちょに置いといてっていう感じでいけてもいいかなと思います。どうもありがとうございます。
それでですね、 比較的これですね、今、私たち、
外傷なのかな、どうなのかなって、Derangementなのかなって、このまま介入していいのかなって。
裏面にの評価は、動かしながら調べなきゃならないので、
事前に動かしていいかどうかっていうのを、今、匂いをね、探りながらやってます。
で、この中でですね、すごい安心に導くような、安心だなって感じる情報ってありますか?
これ、大丈夫だ、動かしていけそうだな、今日はって。安静にしなくてもいいやって。 この、これどうですか。起き上がり 動いてるんですけども、痛み出てないんですね。
こういう、「起き上がり」にスラッシュが入ってるのはね、
もうごっつあん、ごっつあんっていうか、もうラッキーって、この人動かしていいなみたいな感じで、
動いてる時に痛みがないってスラッシュが入ったら、もうこれ動かしてもいいのかなっていう感じで。運動検査に進めるかなっていう感じで、 安心材料に使っていいと思います。
さあ、これで追加の質問なんか欲しいものってありますか?
じゃ、ちょうど 先ほども答えていただいたけど、Ki先生どうします?
睡眠障害あるとかがとか。この中から?
睡眠障害があるになってるので、 入眠障害なのか、それとも途中覚醒なのかっていうのは確認したいです。
そうですね。入眠途中で目が覚めちゃうって時に、K先生が気にすること、 追加のもの、もう1個追加していくとすると?
途中で目がさめるとすれば、その起きる時間帯であったりとか、その時の姿勢は確認したいです。
そうですね。その時なんで目が覚めちゃうのかってすごく大事ですよね。
そうです。で、この人に追加の質問しましたら、 あの、薬だけじゃ痛くて眠れなかったので、時間外の夜間の救急のうち受診をしたんですよって言われました。
はい、ありがとうございます。
で、今ちょっと画像検査のとこにちょろっと出ましたけども、先ほどN先生もね、おっしゃってました。
H先生もね、やっぱりレントゲンを撮って確認をしますって、ドクターがたがちゃんとスクリーニングしてくださってるから、私たち結構安心して介入はできるんですけれども、
やっぱり海外の開業PTたちがやってる手技だってことを考えると、
やっぱこの画像検査で何を言われてるか、やったのかどうかとか、
ね、何を言われたのかってすごく大事になります。
なので、聞いたら、追加の質問では、問題ないよって言われました。
で、先ほどの、動いても大丈夫。痛みがなかった。
起き上がりたくない、で
骨折ないよって言われたって言ったら、もうこれはもう、裏面にパラっと入った時にね、もう 運動、反復運動検査やってもいいだろうなっていう風に心がね、動いていけるかと思います。
ただ、要注意がこれですね。 なんで寝れない、 寝れなかったのかって、ここは後々探っていかなきゃいけないっていうことになっていきます。
除外できる分類がありますかって言って、
Derangement、ありますよね。症状が緩和するポジションがありますし。 胸椎のDerangementかどうかっていうのは、頚椎のDerangementを除外した後に確認しましょうっていう感じで流れていきます。
ここまでで質問とかありますか。大丈夫そうですか。
はい、じゃあ行きましょう。
あ、ここもう1個やっとこう、
このspecific questionのところで、OTHERの細分類で,もう予想をつけていきます。
外傷からの回復中か,この辺かなって。
結論不明は最後までね、全部が除外されてからのことであれなんですけども、
分類があるとしたら外傷かなっていう感じと、あと、慢性疼痛症候群、CPSの可能性はどうだろうかと。
これ、そうだとなれば、やっぱりその、認知行動療法みたいな、そういう、なんとなくこう、気をつけながら、患者さん励ましながらとかってありますよね。
そんなふうな特殊なことをしなきゃいけないんだろうかってことになるんですけども、 発症からの期間がね、T先生おっしゃってくださった通り、10日間っていうと、慢性疼痛症候群みたいなものって、一応定義的に3ヶ月以上の痛みが続くものってざっくり言われてますので、OTHERの中でこれを特に意識しなきゃいけないっていうのはまだちょっと置いときましょう。
H先生、この3ヶ月っていうことの意味って、なんかね、あんまり意味ないよねって話をよくさせてしてますもんね。
はい。どっかで線を引かないといけないんですよね。
実際、その3ヶ月かどうかというよりも、その人にとってどうかっていう捉え方を多分してると思うんですけどね。
そうですね。なんで、じゃあ3ヶ月、1日前だったらどうなんだとか、そんな話をね、 ぶつぶつ、ぶつぶつ言いながら、ペインリハ学会でね、講義聞きながら、
3ヶ月でって言いながら、聞きに行ったりするんですけども。
うん、でも、その人にとってどうかってのも1つね、すごく大事ですよね。
10/10とか、9/10とかっていう痛みを訴えてる人だったら、心のどこかに、ちょっとね、 CPSの可能性はないかなって。 じゃないと、この素因がある人に反復運動検査しても、いい反応出ないんです、結局ね。なので、
反復運動検査が正確に行われるかどうか、反応が 適正にね、私たち、情報として取れるのかどうかっていうのは、ちょっと心の隅に置いとかなきゃいけないものではあり、何やっても、全身が痛い、10痛いって言いかねないのでっていうとこと、心の準備だけしときます。
それと、なんかもう1つ。さっきの3ヶ月の時に。
常に痛いのかどうかっていう、そこですよね。
そこ。期間だけではなくて、 その痛い時と痛くない時あるってもう、Derangementあるあるの、そういう問診情報があると、 3ヶ月以上の痛み、だから何ヶ月前からとかいうこととはちょっと違う世界ですよね。
そのこともやっぱり考えて問診してると思いますね。ここは
確かにおっしゃる通りで、症状が緩和することがあるってこと考えると、こちら可能性は それほどでもないかなっていう感じで捉える。 どうもありがとうございます。問診しながらそうやって拾っていくってことで。わかりました。ありがとうございます。
<以下、つづく>