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お知らせ・ブログ

MDT:マッケンジー法症例検討会 1月①:エンドレンジとリスク管理の板挟みに遭遇したら?まずは導入。

#改めまして、今年もよろしくお願いいたします。

今回は、エンドレエンジとリスク管理の板挟みに遭遇したらっていうタイトルにさせていただきました。

#で、今回ね、頸椎がトピックなんですけども、皆さんの中で、 頸椎の介入をする時に、なんか怖いなと思ったり、自信がないなって経験された方っていらっしゃいます?
クリデンシャル取り立ての時に、エンドレンジってどこまで行けばいいんだ?ってね、なんかそんな、ありますよね。

やっぱり、実際の講習会の練習とかだったらいいんですけれども、実際の患者さんに、じゃあどうする?っていう時には、やっぱり 迷うことがあります。

で、講習会では、エンドレンジまで行かないと、分類とそのアセスメント、 わからないことがあるよ、やっぱりしっかりとエンドレンジまでやりましょうねって、これはもうコンセプトとしてはね、すごく真髄ではあるんですけども、

いや、実際、目の前の患者さんを対応して、しかも症状があるとかでは、初対面の人にどこまでやるかっての、やっぱりドキドキしたりするわけですね。

で、パートBのマニュアル2の第3章のところに、バイオニクスと病理、病態の章があります。
認定講習会の方では、MDTは病理解剖学的な診断モデルを踏襲してないので、ここは、さらっと、 皆さんとの共通認識のためにご説明をしますっていうような感じで、講習会は進めてます。
進めてますし、今までも、皆さんもね、そんな感じで、講習会受けたと思うんですけれども、

その理由としては、皆さんご存じの通り、診断基準に、やっぱりちょっと曖昧な部分があるとか、病理、病態の症状との関連性がちょっと, ね、100パーセント一致しないことがあるとか、あと、個別の軟部組織ですか、組織をね、選択して治療できるとは限らないっていう理由もあって

MDTは反復運動に対する反応、これ、徒手療法の中でもMDTの特徴なんですけども、

動かしてみて、本人の反応、変化をモニターして調べます、だから

私たちはそういった意味で、病理、病態、バイオメカニクスを踏襲しないよって言えるのかもしれません。

ただ、それがですね、だからといって、それを知らなくてもいいって意味にミスリーディングしてはいけない っていうところですよね。

病理病態や関節運動のことなんか勉強しなくてもいいよ、そういうの知らなくてもMDTはできるんだよ、は、もちろんね、誰でもできます。DPがあれば ね、そんなに複雑な治療体系はしてないので。

なんて言うんですかね、MDTはおそらく医療従業者じゃなくてもできるんじゃないかっていうぐらい、やっぱりシンプルなっていうかね、プレーンな構造をしています。

ただしですね、それが DPが無い場合であったり、DPと予測して介入した運動でWorseになっちゃった場合とか、あとはOTHERと 判断されて、ひとしきりね、継続して介入をしなきゃいけないって段階になったら、それはやっぱり
我々は、病理病態の理解があったりとか、PTとして、もしくは柔道整復師として、ドクターとしての専門知識を最大限に使って、 患者さんにとって最良の治療っていうのを考えていかなきゃいけないっていうところです。

で、
オタワの学会の時に、アップデート一生懸命してるんですね、本部が。

特にOTHERをもっと詳しく分類して、きちんと対応できるようなレベルにしていこうってことで、内容がどんどん、どんどん、改訂されて、 いい方向へとね、
もう医療現場でもっともっと、しっかり役に立つものにしていこうという試みで動いてます。

で、その時に、US支部の 先生が、「ここまで、そんな手取り足取りやんなきゃいけないのか?」っておっしゃった。「ここまで教えなきゃいけないのか?」って。
そんなのはね、学校でやってきただろう、もうそんな、こんなレベルの話は
当然知っているだろうよっ、ていう感じで先生おっしゃって。
でもやっぱりアメリカだったらそうかもしれないしね。

ニュージーランドとか、国によってやっぱり教育システムが違うので、 やっぱり日本であったりとか、アフリカでも教えてますしね。

いろんな国のこと考えると、やっぱりMDTの治療体系として、やっぱりリスク管理をしていくって意味でも、
やっぱりそこらへんはどんどん、どんどん更新していく必要があるだろうって話でコンセンサスがあって、満場一致っていう感じの雰囲気で、 ファカルティーの話し合いがされました。

あとは、この前ですね、食事をね、MDTクリデンシャル資格の先輩と、そうじゃない受講生の方と、ちょっと食事をする機会があって、 MDTの講習会を受講した感想どうですかって伺ったら、

「確かに面白い治療なのだけども、これ、 職場のドクターやね、同僚との共通言語がない。どう説明すればいいかわかんないんだけど、みんなどうしてるんですか?」いう質問があったんです。

患者さんの症状が改善して調子がいい時はいいんだけど、状態が悪くなったりとか、うまくいっていない場合もある。

自分なりにリーズニングをして、MDT用語を何か他の表現に置き換えて、相手が分かるようにきちんと説明できるようにする心の準備をしなきゃいけないなって感じました。

なので、今日は、ものすごく貴重な症例をいただきましたので、ご紹介をさせていただきたいと思います。

皆様、MDTのイメージなんですけれども、Centralisationが観察されたら、これはいい反応だ!って言ってもいいですよね。問診内容から考えて予測したDPがドンピシャ正解! だったって。気持ちいいです。

こんな世界があったんだ?!患者さんが痛くないなって、すごい!って。

自分で感心したりしてね。

こんな単純な体操でいいんだ??って驚く経験もします。

筋力も。DPに沿ったエクササイズをやってるうちに、筋力まで上がっちゃった。なんだかよくわかんないけど筋力が上がったとか、気持ちがいい。

患者さんからそういう言葉が聞こえる。

動きやすくなった、嬉しい。
 

「自信がついた」

なんて言われるとね、ものすごい、舞い上がっちゃいますね。我々ね、いかにもMDTならでは〜っていう感じで。「自分で痛みのケアができるようになると思います」なんて患者さんが言ったら、もうこれはゴールだ。やったぞ。っていう感じになってくるわけなんですけども。

さあ、実際にですね、 臨床の場に出ました。

実際に臨床の場に出るとですね、うまくいくとは限らないっていう経験をしていくわけです。

ところが、わからないときに質問をする場所もない。

他の人に 聞くと、aであればb、そういうなんか回答がもらえるわけじゃない。そういう治療法じゃないですよね、MDTってね、計算して何かをするってわけじゃない。

そうすると、相談する人がいないとか、 症例の数の何通り…とかっていろんなやり方がある。
MDTやっている人がいなくて、1人職場なんていうことになると、もう、せっかくクリテンシャルの認定を取ったのに、使い切れない。

で、 MDTね、めんどくさいな、わかんないな、うまくいかないなって…MDTから離れていっちゃう方々もいます。

なので、このオンラインケース会で、みんなでリーズニングをしてみましょう。

今回、大変珍しい症例をご紹介いただいたので、
皆さんとリーズニングをしながら、助け合いというか、

「自分がこの症例に遭遇したらどうしただろう?」ってとこに繋げていきます。

で、私の役割としては、いざとなれば本部のレスキューチームとか教育部にね、直接質問ができるネットワークがありますので、 皆さんからの質問をいただいたもので、みんなで解決できないような内容のものは、
日本支部の岩貞先生や他のインストラクターの先生方に確認したり、

いよいよとなれば、本部に直接ね、教育部門長のリチャード先生に質問をすることもできますよ、という立ち位置です。

ケースの説明に行くまでに、すごく時間がかかっちゃった。ごめんなさい。

はい。

さて。頚部痛を主訴に来院されたって、

フリムキコさんっていう方のご紹介なんですけれども、、、

<以下、つづく>

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