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MDT:マッケンジー法症例検討会 1月⑦:エンドレンジとリスク管理の板挟み。振り向き子さん,さらに質問はつづく

先生、質問してもいいですか?

前に,ワッティ先生がパートCかな。50肩だか四十肩の患者さんを デモンストレーションしてくださった時に、少しずつ痛みは減ってるって言ってた患者さんに、あくまでも
force progressionでmobilisation。ずっとRetractionで終わったんですよ。3回来てもらって、3回とも。

で、その時に結構衝撃で、 いや、Retraction extension行かないんだなっていう印象を非常に持ったんですよね。

そこまでして、mobilisationも,ぐりぐり、ぐりぐり、場所変えて、頸椎の下の方を,,,
そんなことをしてまでmobilisationでRetractionを押し進める必要があるっていう風に、なんか昔習ったような気がしたんですけれど、 今は逆に、 今までの先生方のお話聞いてると、 Retraction extensionに行ったっていいじゃないっていう感じで、比較的こう、可動域を良くするために、もちろん主訴が可動域っていうのもありますけれど、
すぐRetraction、extensionっていうのは選択肢として使っていることの方が多いですか?

#あれですね、頚椎のアセスメントの伸展方向を評価するっていう中に、私が、ジェニー先生にね、スコットランドでそれ確認したんです。そこがね、ディスカッションになりました。
伸展方向に行く1つの過程にRetractionがある、下位頸椎の。

なので、何しろ伸展。Retractionして伸展しないと、その下位頸椎はなかなか伸展していかないよって、Retractionだけではend rangeにいかないんだよって話が出てきたと思う。
なので、
おそらくですけれども、肩の患者さんですよね、上肢痛とか?

肩ですね、五十肩。そうですね。そのワティ先生が、
demoやってたのは

#男性だったか女性だったか覚えてます?

男性です。
60ぐらいの男性だったと思います。

#日本人?

日本人、

#すごい固い人で、Retractionでしっかりと やってかないとエクステンションが多分出ないとかって。そこらへんは、HA先生が言ってた通りのね、 extension、今、行ったって無駄だろっていうところは、もうワティ先生も感じ取ってらっしゃったと思うんですね。それぐらいの年齢で動いてなければ。

なので、Retractionからextensionに行くのか、Retractionでそのまんま行くのかっていうのは、おそらくですけど、伸展方法に extensionを入れる時に、どういう動き方をするかって観察をするのが必須。っていうのは、観察をしないと闇雲に伸展しても解決はごく動いてこないからっていうところはあるかと思うんですね。

だから、ブームとかなんとかっていうのとはまた違って、ま、 あれでしょうね、経験的にやってみてどうだったってね、感触として得てるので。
やっぱりRetractionしっかりやってないとextension急いでもダメだなっていうのがは話題に出てくるんだと思います。

意味はちょっとわかりましたけど、Retractionのmobilisationっていうのを必ずしもやらなくてもいいんじゃないかってことですか?

#例えば、その依存度を考えた時には、selfでextensionをまずやるっていう流れが ある。 selfでやるもののシリーズってのが1つある。

いや、評価としてってやりますか? 評価としてはやりますよね。

#評価としてやると思います。はい。

 Retraction extensionでも、これダメだ。痛い痛いって戻しますけどね。 もちろんforce alternativeだって言って、1回戻して、 RetractionのO/P、mobilisationってしっかりやろうっていう風になってくるかと思う。どうなんでしょう?
なんかうやむやになっちゃいましたか、J先生?
先生にちょっとまとめてもらおう。はい、

なんでしょう。まとめ、、まとめる?

#まとめるっていうか、その、Retraction extensionを、、、
Retractionの over pressure、mobilisationしっかりやる前に、Retraction extensionを、はい。とりあえず評価としてやるかどうかって?

さっき言ったようにありはありだと思います。

ただ、その状況によりけりなのかなと思ってて、
やっぱこう、より強く下位を意識してる時は伸展まで行くんかなって感じがします。

そういった、Retractionを攻めるよりも、 伸展で、もう1発行ったれやっ、みたいな感じでやる感じです。イメージとしては。

ただ、やっぱりこの今回みたいに伸展時痛がある人 に関しては、やっぱりRetractionでしっかり動きが出てないと、痛いって場合があるので、そういう場合は
Retractionモードの方ですかね。

依存度が高まったとしてもover pressureなりで。まま、over pressureあんましないですけど、selfのover pressureとかでRetractionをもうちょっと攻めた上で 伸展行ける?みたいな感じですかね。

さっき言ったように、やっぱ下位を最終的に動かそうと思ったら伸展まで行かないとダメなので、常に伸展まで行こうとは思ってるけども、一足飛ばしで行くかどうかはやっぱり ちょっと正直なところ状況次第っていうところがあるので、

ここで口頭ではこう言えますけど、実際みてたらちゃいますやんって言われるかもしれないです。

やっぱりやってみないとわかんないっていうのが正直なところです。

ただ、頭の中には常に2つの路線が常にあるっていう感じですか。

どれがダメっていうよりは、常に頭の中にあった上にどっちに乗ってくるかなっていうので、要するに、なんて言うんですかね、 やったらダメっていう考え方じゃないって感じです。 やってダメだったら戻りゃいいやんみたいな感じです。

最初からなんかこれが当たりじゃないから、当たりじゃったら、外れたらダメだな、と思ってやるから。こっちやっていいですか、悪いですか?みたいな話になるので、

いいと思ったらやってみて、その結果から

あかんかったっていう判断をするっていうのがマッケンジーかなと思ってるので、

もちろん闇雲に言ったらダメですけど、ある程度自分の中でこう、確証というか、これを確かめたいっていう仮説の下に、伸展まで攻めたいと思えば攻めたらいいだろうし。

いや、やっぱりちょっとRetraction、この人ちょっと動き悪いよねってなったら、上位ばっかり動いてるなと思ったら、もうちょっとRetractionしようかみたいな、そんな感じですかね。
すいません、まとまってるかどうかわかんないですけど、

#まさにほんとにその通りで、どうもありがとうございます。
そうなんです。Retraction、extension、やっちゃいけないわけでもないし、やんなきゃいけないわけでもない。

やっぱりその動きを、その時の患者さんの反応 、ですよね。

で、どうするかを選択するっていう。その選択をするスキルを私たちはMDTで持ってるので、患者さんの動きや反応を見て差し上げる。

YouTubeと違うところは、やっぱり皆さん、目の前の患者さんはね、動きを評価 できるっていう、いわゆるトリックモーションとかね、そういう言葉もありますよね。

ちなみに私は、Extensionを1回はやります。Retractionからやって、
1回ちょっと伸展やってみてくださいって言って、もうその時に痛いとか、そのね、J先生もおっしゃってたように、上を見ると痛いとかって言ったとなると、お家じゃできないし、なんかやっぱリスクがあるな…って私はなんとなく思うんですね。

首は、Retractionでしっかり、 extensionへスムーズに行かない時は、やっぱRetractionのover pressure、mobilisationでしっかりっていうところに戻る
けれども、Retractionのextensionに行けるのに、そのチャンスがあるのに使わないっていうのももったいないので、それ、やっぱ患者さん次第で使っていくっていう感じでしょうね。

はい、すいません。 じゃあ、3回目の方針はあれですよね、KK先生、ドクターに相談してっていう形で。

そうです、はい

#ね。で、先生の判断っていうか、アドバイスっていうのは、どんな感じの ものをいただいたんでしたっけ?皆さんにご紹介いただければ、、、

ちょっとチェックをして、もう20分する前に、すぐドクターに見てもらったんですけど。で、 その後ちょっとお話させていただいたんですけど、

稀にあるっていう風に言われました。

数年に1人ぐらい、そういった方がいらっしゃるから、そんなに気にしすぎなくていいよっていう風にまず言っていただけたっていうのが1つで。

ただ、まだ状態がどう変化するのかはまだわからないので、

 一旦、extensionのエクサイズはストップにしましょうっていう風で、ドクターの方でRetractionまでは チェックをしていただけたので、で、そこでの状態はworseではなかったので、一旦、座位姿勢修正とRetractionまでっていうのをエクサイズにしたから、また今度見といてっていう風に言われました。

#どうもありがとうございます。よかった。

もうMDTをね、ご存じの先生ならではのコメントをいただいたのかなと思ってます。

で、ちなみにその後ってどんな感じなんでしょうか。今。 この患者さんって今もういらっしゃってる?

時間とともに腕が動くようになって、終了。

運動療法は終了になりました。はい。

#筋力が上がってくるまでの期間って、大体どれくらいかかったのでしょうか?

大体2ヶ月ぐらい。
2ヶ月ぐらいで徐々に改善してきたっていう風な変化でした。

#ありがとうございます。よかったですね。屈曲と、あと前腕の回外まで 動くっていう状態。そうすると終了っていうと。

低下してたのは何が低下してたんですか?

何の筋力が低下してたんですか。

#KK先生、肘の屈曲と、肩の屈曲の?

肩の屈曲と肘の屈曲です。

#、、、が2レベルってとこですよね。

2レベルですか?

2レベルですね。1回目はもう本当に関節運動を伴わない、ただ筋力はもう働いてるかなっていうぐらいの。

肩の外転筋力は落ちてない?

外転筋力は落ちてたんですかね?

すいません、ちょっと外転はチェックしてないんですよ。

ああ、そうですか、、、屈曲は落ちてたんですね。

<以下、つづく>

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