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MDT:マッケンジー法症例検討会 1月⑧:エンドレンジとリスク管理の板挟み。振り向き子さん,総括

#ね、すごく、本当に勉強になる症例で。で、こっからです。もうちょっと時間が 長くならないように気を付けながら行きますのでね。

じゃあ、そこからが、我々の仕事になってくる。推論、 答えがね、ドンピシャで出るわけじゃないけど、やっぱり何が起きたのかなって、ちょっとこう、イメージを、膨らまして考えるってのはすごく大切だと思いますので、

屈曲低下ってことで、支配神経、これ、筋皮神経、C5、6、7ぐらいって言っちゃって大丈夫でしょうか?

C5なんかな?っていうとこですけどね。7とかまでくると、やっぱ手関節のところの症状出るかと思うんで。

#グリップは全然大丈夫だったって言ってましたもんね。

そうですよね、 筋としては代表的なっていうか、上腕ニ頭筋ですかね、

 いわゆるバイセップスが落ちてたっていう感じのイメージでよろしいでしょうかね。
で、神経の状態どうだったんだろうとか、中枢・末梢の鑑別で、

 で、ここで大事なのが筋力。

首だと思ってるもんだから、手が動かないなんて言った時に、すぐに神経根って思っちゃうんですけども、 やっぱり急に起きたそういった脱力ということであればね、TIAとか、中枢神経の症状じゃないかとか、他のものは一応、と気にしながらね、鑑別するといいと思います。

で、グリップはいいんだけれども、実際にその母指と中指や薬指との対立とか、どうなんだろうとか、そんな感じで、いかにも末梢神経の障害なのか、単発の神経なのか、みたいなところをね、 拾っていくといいのかもしれないです。

一応、神経の損傷の病態生理のご紹介を簡単に。釈迦に説法って感じですけど、
一応確認をします。一般的に1ヶ月から2ヶ月ってことなので、

一過性の神経伝導障害っていう感じでよろしいでしょうか?

で、期間も大体それぐらいですね。2ヶ月ぐらいかけてっていうとこで、

もう、そうすると、軽度の圧迫や牽引、この牽引っていうのが、
何センチだかな、圧迫っていうと、いかにも血流が途絶えるって感じのイメージがあるんですけど、

引っ張られても結局 キュっと伸ばされるので、血量がね、やっぱり途絶えてしまうっていう時間があると、やっぱ神経には症状が 出やすい。

神経って、ものすごくその血流に敏感らしいですよ。はい。 なので、圧迫だけじゃなくて、引っ張るような刺激を受けても、やっぱり症状が出るっていうとこですね。で、この中の、この真ん中のとこだけね、ちょこっと障害が受けてます。

で、もうちょっと強いやつね、もうちょっときつくなってくると、分類で言うと、 同じアクソナトメイシスで、ま、軸索の断裂ではあるんですけども、サンダーランドっていう人の分類が、なんかちょっとあるらしいんです。1、2、3、4、5と。
で、その他に、こっちのね、セドンでいいんですかね、読み方?、、の分類。

部分的な、中だけ断裂。部分的に断裂って、鞘まで断裂みたいな、あのね、 神経鞘まで断裂するっていうなことで、神経鞘って言っちゃっていいのかな。本当にいい加減な、申し訳ない。いかに病理、病態に弱いかがまる 露呈しましたね。今ね、言い慣れてないっていうところがもうアウトなんですけども、

こんな感じで分類していくようです。それで、この辺のね、強いものになってくると、筋力が上がりきらないでとか、全く筋肉が、 筋力が上がらないっていう状態があると。

これの分類の他に、これですね、完全断裂でも切れちゃって、本当にすぱっと切っちゃったようなかんじ。

これの他にいろんな条件が混ざってるっていう分類の6っていうので提唱した人もいるっていうことなんですね。

だから、もう仮に頸椎で圧迫されてて、しかも末梢のところで牽引されてっていうことも、
同じ神経の中で起きてる可能性は0ではないっていうとこで、 やっぱり、個別にこういったね、ことがあったら、やっぱり、1つ1つの筋肉の、ちょっと 筋力であったりとか、神経、末梢神経の検査とかはね、ちょっとやってもいいのかなっていう感じはありますね。
カバンジーから拾いました。ちょっとパソコンの調子が悪かったので、ざっとイメージだけ貼りました。

上側の頚椎ですね。椎体が伸展するっていうと、後ろにこう滑るらしいです。っていうことは、 こんな感じでね。

で、しかも、骨棘なんていうものがありますと、その上からこう、きゅっとずれたような時には、よりね、狭窄しやすい という状態で。

で、この辺が3章の ところのバイオメカルニクスのとこにチリッと書いてあるんですね。やっぱりMDTのそのシナリオにも、テキストにも書いてあるんです。

伸展の時には何が起きてる、屈曲の時は何が起きてる…ちょびっとしか書いてないんですけども、実はものすごく大事なことがコースマニュアルには書いてあります。

で、もうちょっと
ざざっといきますね。あとはこれですね、

筋肉なんですけども、伸展っていう活動の時に、後ろ側のこの筋肉と1個1個の関節ね、で も引っ張るんですけど、その他に乳突筋なんていうのが、こうやって引っ張って、例えばですよ、前に突出したような、顎が突出したような感じの姿勢をやってる人が、いきなりこう伸展した時に、入突筋が、こうね、

この下位頸椎の方が動かないのに、急に伸展をすると、結局、後ろ側は詰まってくるので、 筋肉の状態によっても、伸展っていう運動の時に、先ほどJ先生がおっしゃった動きがね、個人差があります。

ただの伸展じゃなくて、4、5あたりが、急にこう、 ストレスがかかっちゃったりとか、どこの部分にストレスがかかるかっていうのは、やってみないとわからないっていうとこですよね。

なので、こんな感じで、頚椎の動きだけじゃなくて、いろんな筋肉が引っ張って、バランス取ってますので、張ってる筋肉が伸ばされたら、どっち方向に首が動かっていう感じのね ことも想像できます。

だから、この方が、もし、円背で、すごくアゴが出てて、伸展なんてやったことがないよ、なんてことだったら、 いきなり伸展やると、もしかしたら、前側の、ちょっとね、斜角筋であったりとかっていうところの、筋肉が張ったりなんかしてると、

もしかしたら、斜角筋の、前斜角筋と中斜角筋の間の腕にね、伸びてる神経が、もしかしたらちょっと挟まったのかなっていうこともゼロではない。
で、

一応考えると、例えばですね、筋皮神経だと、 烏口腕筋から出てるのを貫くように走行してるものと、そうじゃないものもあるらしいんですけども、 そうすると、烏口腕筋を使っちゃって挙上したり。

ヒツジを乗っけるなんて、なかなかないシチュエーションですけども。

何しろお御輿であったりとか、こういうポジション、こう 動かしましょうって挙上した状態で痺れが出ることもゼロではないだろうって想像するんですね。

なので、エクササイズで悪くなったかなって一瞬思っても、もしかしたらその人寝てる間にこんなポジションで寝てたかもしれないなとか、 問診の時ね、朝起きた時、起き上がってどんな格好で寝てたか覚えてますっていうな感じで聞いてあげてもいいのかもしれない

例えばこう、推論ですよ、あくまでもね、思いを巡らしていく。

MDTを知らない同僚と、この症状って胸郭出口じゃない?なんて話が出るかもしれないんですけども、

診断基準って、ちょっとこれ参考文献載せるの忘れました。ごめんなさい。参考文献があります。

で、少なくとも12週間にわたって症状があってとかって、色々こう、診断基準っていうのが、 ガイドラインがございます。

なんか、こういうものね、胸郭出口症候群って言うんだったら、これに当てはめるものが、 うん、確認するといいよっていう感じの話です。

腕を高い位置にしてると、感覚異常や脱力感が悪化するとか、要は血流との関係で
圧迫されてね、胸郭出口のこの辺で圧迫されて、血流との関係で症状が出ると、一覧がありました。

で、一応、ちょっとYouTubeのあれで探索するとできるんですけども、

挙上した状態で、こういう風にやってって、痺れが、症状が出るかどうかっていうね、検査の仕方もある。

そうすると、自分がもし、KK先生と同じか立場で、KK先生の症例をね、ご紹介していただいた上で、 自分の学びとして感じたものは、

長い間かけて、どうやら起きてる首の動きの制限 がある方で、50歳以上ですよね、体も硬くなってきてます、いつも動かさないように、動かさないで生活してますっていう方に、Extensionの運動に行く前に、とりあえず神経学的検査をしてみようかなと思いました。あらかじめ。

それで、もしかしたら、よくほら、 MDTの評価表にどこから症状がスタートしたかっていう記載が今あるじゃないですか。 根症状が出たとしても、最初は頸部痛だったのが徐々に手に出てきたって。 もしかしたらその人は、頸部痛が今あるけども、もしかしたらほっといたら上肢に痛みが出てたかもしれないなっていうような感じで捉えて、 とりあえずその頸部と上肢の神経の 関係性がどうなのかっていうのを確認してからExtension行こうかなって。今回はね,いただいた症例を通して、自分はやってみたいなと思いました。

はい、ね、こんな感じで、困った時には仲間がいるよっていう感じでね、みんなで 助け合っていくような感じでやっていきたいと思います。はい。

これはMRIとか結局撮ってないんですかね。撮らなかったんですか?

撮ってないですね。もうよっぽどその症状が、その悪化した状態で持続するようなら精密検査っていう風な話になったんですけど、

2ヶ月筋力戻らなかったんですよね?

2ヶ月をかけて徐々に回復してきたっていうような。

もう多分1週間。2週間ぐらいで結構パパパっと戻ってきてたんですか?

1、2週間後ぐらいには。2週間後ぐらいには、フルレンジじゃないんですけど、 自力で関節運動ができるようになってきたので、

これ、しびれ症状とか全く出てなかったんですかね?上肢の、手の?

左の肩から手の方に弱いしびれが最初あって、それは1週間ぐらいでなくなったんですけど、

前腕ってどうでした?前腕の痺れ症状。前腕外側の痺れ症状とか?

なんか出てなかったです。しびれっていう風に言われてました。

もう上腕だけ。
上腕外側のみ?

上腕から前腕で手にかけてしびれは
母指側でしたね。

うん、手もあったんですね?

手の方までありました。

#と、単純に筋皮神経単発っていうよりは、もっとこう、前腕の外側までですね、先生。そうですよね。

外側前腕皮神経に来ますからね、感覚がね。やから、麻痺が出るぐらいの筋皮神経の症状であれば そっちで、でも、それは上腕は出ないはずで、上腕外側は出ないはずで、上腕外側、やっぱりC5根症状 、拇指まできてるってのはC6根症状、、なんかが出てるんやろうなっていうとこなんですけど。

突然激痛が走ってとか、そういう傾向もなんもなくて、本人さんもなんか全然異常を感じなくて、ひたすらエクセサイズ続けてたんですかね、、、っていうことなんですか?

痛みとかはもう全然、なんか、その、主訴の頸部、頸部の痛みや可動域は、ホームエクサイズでどんどん改善をしていって、
で、ただ、朝パッと起きた時に、なんか腕が動きにくいなっていうことで来院を。

起きた時ですね。

はい。そのタイミングで何か痛みが起こったとか、そういったことはなかった。

朝、ある朝起きたら手が挙がらなくなってた。

そうですか、、、

たまたま頚椎のとこで、何かエクササイズすることによって圧迫がっていうんであれば、エクセサイズの時か、その直後になんか症状が出てるって考えるのが普通で、

 なんやろうな?っていう感じですよね。

なんか、頸椎症性筋萎縮症みたいな、そういう風なものが起こったのか、、、そんなんなんやろうなっていう感じですよね。

Drに相談した時には、その、頚椎症性筋萎縮症の疑いっていうことで、うん、そういう風なお話はしていただきました。

#ありがとうございます。今回、この準備をするにしても、ものすごい、 実はですね、冷や汗をかきまして、、、ない、文献が。

末梢の文献はあるんですよね。痺れとかなく、 いきなり筋力が落ちましたなんていう、もっと前腕から先の症状の症状とかあるんですけども。なんか、 難しかったです。本当にありがとうございます。本当にいい機会をいただいたと思います。

で、せっかくね、患者様良くなってらして良かったなと思う反面、やっぱりこういったご紹介いただいた症例を通して、やっぱり自分なりにこうリーズニングをしながら、なんだったんだろう、 介入の時に気をつけることがもし自分だったらどうしようとかっていうのに、ちょっとイメージを膨らませていただければと思います。

で、そういうきっかけにしていただければなと思いました。はい。M先生、最後、

一点だけちょっと聞きたいことが。 この方、 その後も、患者さんは理学療法でフォローをしながらだったってことですかね。

そうですね。一応、そのエクササイズのやり方っていうのを適宜チェックしながらっていう風な形になりました。

そのリトラクションでフォローを続けたってお話だったんですけど。そのリトラクション後って、 こう、筋力戻るんですか。少し回復するんですか?

変わらなかったです。 ただ、肩の症状に対してというよりは、頸部症状の再発予防としての フォローアップ、っていう要素が大きかったです。

#どうもありがとうございます。本当に貴重な勉強させていただきました。

私も講習会の時に、やれば筋力上がるよみたいなことを不用意に言わないように、 本当にこういった、やっぱり、整うというね、表現をよく、されますよね。この前もHt先生と、 なんで良くなったのかな、なんかが整うだろうかなっていうような表現がぴったり合うねっていう話をしてたんですけども、

整う、反対にはね、やっぱ整わなかった時に何が起こるかっていう。

そういったものもイメージしながら取り組みたいなと思いました。
どうもありがとうございます。

先生方、遅くまで本当にどうもありがとうございます。
最後なんかこれだけは言わないとっていう感じで、なんかアドバイスとかありますか。 大丈夫ですか。

すいません、コメントだけなんですけど、
この患者さん、手が挙がらんようになって、不信感持って、もうやめますみたいな感じになりなりそうなもんなんですけど、やっぱりKK先生の人徳やったんですかね。その辺は。
やっぱりこう、信頼されてはったんやなっていう感じはすごくありますね。
すごいですね。

#ね、すごいですね。
ね、動きは、首は良くなったんだけど、って、手が挙がんないのよ。みたいなね。

怖いからやめときますとか言われそうな、、、なんですけどね。

#あー、すごい。 よかったです。どうもありがとうございます。

今日初めてご参加いただいてる先生方もいらっしゃいましたし、 Sk先生てね、初めての方、今多分電車で移動中かもしれません。Ht先生も声を出せない中
聞いてくださってどうもありがとうございました。

皆さん、どうぞ、寒くなってまいりましたので、体を大切にお過ごしください。
じゃあ、どうもありがとうございます。

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