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MDT:マッケンジー法症例検討会 3月④:足関節痛の歩美さん。治療の設計図を

で、この既往歴のとこですね。
そうすると、部活で足関節、足関節をね、捻挫してます。
繰り返しやってたら、やっぱりまたね、捻挫しやすいって、不安定だっていうのに繋がってきますので、ACLじゃないとすると、今度、足関節のね、ちょっと機能不全みたいな起こしてるんであれば、痛みの改善と同時に、やっぱりそういったちょっとしたバランスのトレーニングとかが加わってこなきゃいけないタイプなのかなってこと。
この辺はマネジメントに活かしていきます。 で、理学療法、他の病院で受けてます。
練習に復帰できるまでは行ったんだけれども、やっぱ競技ってなってくると無理だっていう感じですね。

で、やっぱ競技。思いっきり試合で、思いっきり動きたい、引退したくないっていうところ、拾ってきます。
で、レントゲンは異常なしなんですけども、CTは未検査ってことで。
N先生、レントゲンで異常なくて、CTを見るっていう時は、どこら辺を詳しく見たいとか?

CTは形を見るもんなので。形で。例えば骨折の陳旧性の骨折であったりとか。
しっかり形を調べたい場合はCT見ますし。
例えば、骨と骨のインピンジがあって、骨がちょっと骨挫傷っぽく色が変わってるとか、そういう風な病態を、レントゲンで見えない病態を見たいと思う時にMRIをオーダーしますかね。

あやしいところの何を確認したいかで、何の検査を追加するかっていうのを考えていきますね。

#除外するための検査っていうのもされます?

除外するための検査?

#うん、その、異常がないよって。 すごい心配する患者さんで?

ああ、それは当然ありますよ。リクエストによって、患者さんの。
はい、調べたいですか?MRIであれば、8000円から大体1万2~3000円ぐらいの負担になるんですけど、そんだけ負担かけても、検査したいですか?みたいなハナシはします。

#で、なんか結構ずるいのでってのも変ですけど、もう細かい患者さんには、安心するための検査っていう意味合いもあるけど、、、なんて勧めっちゃって。
で、検査するとなんともないって言われて、やること一緒って院長に言われたって言って、ウナギが3回食べれましたねつって。そうだねって、、、。

はい、ありがとうございます。

で、ここで治療の設計図をやっていきます。まず問診で表面を、今見たんですけれども、

これから裏付けをするために評価表の裏面で確認したいことっていうのは何か皆さんありますでしょうか?
J先生なんかどうでしょう。 表面だけ見てて、じゃさあ、これから検査っていうのだけども、確認したいなと思ってること?

でも、実際の動作をまずは確認したいですね。
どうやって誘発するのかっていうのを。

#そうですね。はい。歩くだけぐらいじゃ痛くないですもんね、この人。

そうですね。はい。実際のそのベースラインを取るため、ベースラインと症状確認みたいな感じが1番先にやろうかなって感じるって感じかな。

#そうですね。ありがとうございます。こういったタイプの患者さんって、普通の生活やってる時はあんまり痛くなかったりすると、もうベースラインがないと何やってんだかわかんなくなるので、家でやってどうですかって聞くのも手ですけども、やっぱこれ確実に見たいですよね。
うん。ありがとうございます。

そうすると、DPの予測なんですけれども、O先生、この方、仮にですよ。
仮にって言い方変で、Dysfunctionに誘導してるからこういう表現が出るんですね。
いけませんね。 Derangementの場合のDP、ここまでの情報で予測が立ってますでしょうか?

まず、脊椎だったら、腰椎伸展がDPになり得るのかなと。
バスケットボールってことで屈曲位で結構いることが多かったり、あとは長時間座った後に立ち上がりが痛かったりしたら,もしかしたら,
伸展で良くなるんじゃないかなっていう予測はあります。
足だったら、そうですね。Dysfunctionだとしたら、
ジャンプで着地、走るダッシュですよね。止まった時ですもんね。
どちらか抵抗運動で,より痛みが誘発する方がDPになるのかなと思いました。

#はい、どうもありがとうございます。すごい実直なお人柄が伺える。
で、考察をしていただきました。

そうです、腰の、まず腰の検査を、脊椎の要素っていうのは除外していかなければいけないっていう作業が入ってますので、それに従って、で、どういう生活をしているのかなっていうのをね、こうやって座った後がっていうキーワードをたどってったっていうので大丈夫、いいと思います。
あと、ちょうどいいことおっしゃったんですけども、

動作の時にどんなことが足で起きてるかっていうのをベースに介入方向を決めるっていうね。
DPを予測してやっていくって。その通りで大丈夫です。
で、Derangement以外の可能性ってDysfunctionなんですけども、 この方、DysfunctionでもDerangementでもないって言ったら、H先生、何を想像されますか?

DysfunctionもDerangementも違うとしたら、、、?

#要はOTHERだとしたら、、、?

炎症の可能性はあると思うんですよ。
ただ、今の、これまでのストーリーからでは、ちょっと炎症の可能性非常に低いのかなと。
期間も長いってのもあるし、おそらくその時だけみたいな痛み方で炎症ってのはちょっとないかなという。
かなり確率0ではないでしょうけど、もうむちゃくちゃ低いと思ってます。

#どうもありがとうございます。なんか捻挫だと思って改善はするんだけど、なんとなく距骨の辺りが欠けたりとかひび入ってたりってことって稀にあるもんなんでしょうか?
N先生なんかどう?
捻挫でもほとんど良くなってるんだけども、高負荷な運動をする時だけ痛いっていう人になんか、要はOTHERの、いかにもなんか、どこか、、、なんですかね?

不安定性とかがないかどうかを探しに行きますかね。

#なるほどね、はい。脛腓骨関節なんかも開いちゃってると,はまってこないとか、、、って感じなんでしょうかね。確かに。

どうも有難うございます。そうすると、先ほどのメイ先生のリサーチでもありましたけども、やっぱりある程度その機能解剖的な問題を抱えてるっていう、その関節の場合はね、可能性があるんだっていうのが、ちょっと、なんとなく、こうね、イメージしててもいいのかなっていうのが、個人的には、思いますね。
イケイケゴーゴーDerangementだけじゃなくて、うん、常にこう、OTHERになった時の対応、どうしようかなっていうのは、頭の中に引っかけててもいいのかなと思いました。

#で、神経学的検査です。この方、姿勢、特に、とりあえずね、問題なしっていうストーリーに入ってます。で、神経学的検査っていうのは、とりあえず、この方は、やってないということにしてます。
で、ベースライン、J先生もおっしゃいましたけども、ジャンプとか着地の痛みとかダッシュっていうものをベースラインとってます。
では、この関節の可動域、これをながめながらですね、特徴ですね。

#まずこの方、Articular Dysfunctionの可能性っていうのは濃いか薄いかって感じでいきましょうか。
あるなしじゃなくて、濃いか薄いかっていうと、J先生、どうでしょうか?

薄いですかね。

#根拠っていうのは、この他動運動?

なんていうのか、可動域制限がなさすぎるっていう感じですかね。
ものすごい固いイメージがなんかあるので。

#なるほどね。そうですね。で、しかもend range painがあるから、必ず可動域の制限はあるっていうようなイメージね。
そうね。で、I先生すいません。例えば後輩が、病院の後輩がI先生に「これなんですか?」って言われた時、I先生なんか何を拾いますか?この情報から。

ん。難しい質問です。

#後輩に,じゃあこの人、DerangementだとしたらDPどっちなんでしょうかね?
みたいな質問された時って、先生どうお答えになりますか?わからないでもいいですよ。
もちろん。DPがなさそうなら、

Derangementだとしたら、、、
今までのところでDerangementかなり薄いなっていう、やっぱりイメージがあるので、、、そうですね、Derangementだとしたら、背屈、、、?

#うん、そうね、立ち上がる時も背屈位だしっていうとこですよね。

ところですかね、、と、またPDMで背屈、PDMっていうところかなとは思いますけど

#ですね、そうですね。どうもありがとうございます。
おっしゃる通りで、本当にDerangementの可能性,薄そうだなの印象すごくね、すごくいいと思います。
Derangementかどうかって、反復運動検査を終わらせるまでわからないので、なんですけども、これだけの情報でどう拾うかって言った時に、おっしゃった通りの背屈でちょっと変化があるPDM、しかも他動運動では出てないんですよね。
そうすると、Contractile DysfunctionかDerangementのどっちかかな、みたいな感じで進めることができるのかなと思います。
で、もう、だから、要は可動検査からでは全然ね、その、可動制限がないですし、痛みも出てないので、これちょっとDerangement探すの難しいなって感じになってきます。
はい。で、そこ、H先生なんかどうでしょうか。
ここはもう、ここ、抵抗運動で痛みが出てるっていうんで、もうかなりContractile Dysfunctionをより明確にするためのDerangementつぶし、みたいになってくると思うんですけども、あえてDerangementを疑ってやってみたい運動って言ったら、先生は何を選ばれますか?

うん、やっぱり背屈の反復とかですかね。

#ね、なんかそれっぽい感じですよね。

明らかに底屈と違うんですもんね。
そうですね。どうもありがとうございます。そんな感じだと思います。
だから、もう、四肢って、ほんとに悩むことがね、肩にしても、こういった自由度の多いっていうか、多面的な動きをするところって、本当難しいなと思うんです。

こんな感じで、Derangement探しすると、すごく苦しくなってしまうので、じゃあ、Derangement除外しようみたいな感じでね、やっていって、次の作業に進むための介入っていう感じでもいいかなと思います。

<以下、つづく>

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