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症状・疾患解説

  1. 発育期の子どもの股関節や膝の痛み…ペルテス病の早期発見と対策

  2. 発育期の子どもの股関節や膝の痛み…ペルテス病の早期発見と対策

     

    「子どもが股関節や膝の痛みを訴える」「病院で診てもらっても異常なしと言われた」——そんな経験はありませんか? それはペルテス病かもしれません。この病気は股関節の骨が壊死し、放置すると将来的な関節の変形リスクが高まります。この記事では、ペルテス病の初期症状や診断方法、早期発見の重要性について詳しく解説します。お子さまの健康を守るために、ぜひ最後までご覧ください。

    1.ペルテス病とは?

    ペルテス病は、発育期の子どもに発症する疾患で、大腿骨近位骨端部で血流障害が起こり、骨壊死が生じる病気です。この疾患は、修復過程で骨の変形を引き起こす可能性があり、将来的に変形性股関節症のリスクを高めることがあります。

    ◎主な症状と特徴

    • 初発症状:股関節の痛みが多いですが、大腿前面や膝の痛みだけを訴えることもあります。膝の痛み、を訴えて受診されることも少なくありません。
    • 進行症状:歩行がぎこちなくなる(跛行)、痛みの増加。
    • 好発年齢:3~12歳の子どもに多く、特に4~8歳の男児に多く見られます。

    ◎注意点

    • 膝痛のみの場合、膝の診察では異常が見つからず発見が遅れることがあります。早期診断が重要です。

    2.当院の対応と診断法

    中野整形外科では、ペルテス病の早期発見を最優先としています。

    ◎専門的な診断

    • まず股の状態をよく観察し、手で触れたり、関節を動かしてみたりすることで、痛みや不調の原因を探します。
    • レントゲンや超音波検査では、大腿骨頭の状態を確認します。必要に応じてMRIを用いることで、早期病変を捉えます。
    • レントゲンでは骨の変形のほか、動かした状態での撮影にて、動き方のチェックを行います。
    • このような検査を通じて、どのような治療が必要なのかを考え、最適な方法を提案します。

    3.治療の流れ

    ペルテス病は専門的な治療が必要なため、当院では以下の対応を行っています。

    • 小児整形外科専門医への迅速な紹介:治療は専門的な施設で行うことが基本となります。
    • 初期サポート:診断後、適切な安静指導や痛みの緩和措置を講じます。
    • 経過観察:専門医治療後も必要に応じて経過を確認し、サポートを提供します。

    4.リハビリの役割

    当院でのリハビリの依頼がでた場合は、股関節の可動域を維持し、筋力低下を防ぐことを提供していきます。

    5.よくある質問

    Q.ペルテス病は治りますか?
    A.適切な治療を受ければ、多くの場合で修復されます。ただし、早期発見が重要で、変形が進行する前の対応が求められます。

    Q.日常生活で気を付けることはありますか?
    A.股関節に負担をかける動作を避け、専門医の指導に従った生活を送ることが重要です。

    あなたへのメッセージ

    ペルテス病は、早期発見と適切な治療が未来の股関節の健康を左右します。当院では、専門的な診断をもとに、適切な医療機関への紹介を含めた迅速な対応を行っています。お子さまの「なんとなく痛い」という小さなサインを見逃さず、将来の歩行や運動機能を守るために、気になる症状があれば早めにご相談ください。お子さまの健やかな成長をサポートするために、当院がお手伝いします!

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