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マッケンジー先生!!
マッケンジー講習会の場で、講師から聞いたエピソードです。
その講師も自らが直接目撃したわけではなく、ちょうどその現場に居合わせていたPTから聞いた話だとのコト。
単なる噂話ではない事実、目撃証言のようです。
マッケンジー法がまだ確立される以前の話、、、
ある日、腰痛を訴える男性がマッケンジー先生のクリニックに来院されていた。
男性をじっと見ていたマッケンジー先生が急にその方の背後に回って、身体を抱きかかえ上げてドスンと床に落としたのだと。
アイテテテテ!何すんだ、この人はっ、てなもんですが、痛みはどうなんだ?変わりません。じゃあ、君は今日は帰ってよろしい。そういう展開。唖然、、、ですよね。
その光景を横でみていたPTがあとでマッケンジー先生に、何を思ってそういうことに及んだのかを尋ねると、
「いやあ、やっぱりダメだったネ、、、」との返事であったと。
全くNo planですかっ!マッケンジー先生!!
このような幾多の人体実験の結果、現在我々はマッケンジー法の恩恵をこうむっているのだというエピソードなんでしょうか。
そもそも、Mr Smithの話からして驚天動地ですね。
当時、禁忌とされていた腰を反らす姿勢を偶然とっていたスミス氏の、腰痛、下肢痛がたまたま改善したからといって、
それを他の人々にも大々的にやってみたらどうなるだろうか、と夢想する人はいるかもしれませんが、本当にそれをやってしまうヒトがどこにいますかっ!!
でまた、やりっぱなしではなく、それを「仕事」にまとめあげたのはホンマに、ホンマに、あーんたはエライ!(若いヒトは小松政夫を知らないか、、、)
医療訴訟なんて概念が、今ほど普及していなかったのどかな頃の御伽噺なのかもしれませんが、
それにしても、すごいことを成し遂げるヒトって、われわれ凡人の想定外の行動を実際に起こすものだということは確かな逸話ですね。