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マッケンジー先生自叙伝 Against the tide:8
膝まづかされてステッキで尻を叩かれ、校長室のカーペットの柄まで覚えてるでえ、というマッケンジー師匠。
私も小学校のとき、教室の木の床に正座させられたことを思い出しました。
木の床の、ワックスなのか、油がしみこんだ独特の臭いが鼻腔をくすぐり、なんやらむずがゆい感じがしていたのを、まざまざと思い出しました。
では今日も、師匠、お願いします、、、
その当時、私はスポーツ、特にフィールドホッケーにはまってまして、栄光の11人に選ばれるために必死でやってました。
他の種目では、これは学校がらみ以外のことになりますが、ウサギ狩りにははまりましたなあ。
町の周りの川の平原には草木が茂り、ウサギが多く生息してました。
私はためた小遣いで22口径の弾を買うて、日曜の午後になると町から5、6マイルの距離をバイクで跳ばして出かけていくんです。
4、50匹のウサギをしとめたもんでしたなあ。ウサギの内臓を取り出して、川につるしているとそこにうなぎが集まってきよるんで、そいつらをまた捕まえたりなんかもしてました。
10代の男の子連中にとったら天国みたいな環境でしたわ。
河の真ん中の中洲で、なんかの儀式みたいな大きな焚き火をして、獲物を料理してました。ベーコンや卵を焼いて、大きなジャガイモを消し炭みたいになるまで火に投げ入れとったりとか、で、それらをみいんな平らげてましたなあ。
あるとき、火が風にあおられて燃え上がり、川辺の潅木にまで燃え広がっていってメラメラと炎がうねり煙が遠くまで流れて、そらもう、エライコトになってまいましたのや。私らは、はじめは陽気に盛り上がっとったんですが、家に帰る時間が近づくにつれ、自分らのしたことを振り返って正気に戻ってきたんですなあ、火が消えてしもたころには、また同じことをもう一回やろう、なんてことを考える奴はおらんかったですなあ。