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マッケンジー先生自叙伝:Against the tide 43

前人未踏の場に立ち尽くしていることに、改めて気づくマッケンジー師匠。

自分の道はやはり自分で切り開いていくしかない。 さあ、どうするんです、師匠!

いまだにマッケンジー法というと、この東洋の小国では、魔法の腰痛体操くらいのイメージしか持たれていないことが多い現状ですが、 本来のマッケンジー法とは単なる治療法ではなく、リハビリテーションの考え方の一つにすぎません。

自分の体、症状を自分でコントロールすべく方法を探る、という意味では養生法といってもいいのかもしれません。

本で見て、やってみたけど症状が変わらないから、マッケンジー法って効かないよね、なんて言う人を一人でも無くすためにはどうすればよいのか?

師匠、どうしたらエエんでしょうか、、、

 

ニュ-ジ-ランドに戻って、旅で見てきたことをあれこれ考えました。

莫大なお金と時間を使って、手術以外の治療法で世界でも有数の施設を訪ね歩いてみましたが、結局ガッカリして戻ってきただけですわ。 有名な施設では背骨がらみの患者さんの治療法には、たいていmobilizationかmanipulation手技を取り入れてはりました。 で、何人かはその場で症状が良くなるような人らもいてはったんですが、患者さんの大部分では、何も変わってへんのでした。

私が発見、発展させてきた治療法は他と全然違っていて、症状の分類分けやら予後がどうなっていくのかを予測出来たりしますんや。 改めて自分のやり方に自信と誇りを持ったんですが、ニュ-ジ-ランド以外の国でそれが受け入れられることがないのにはガッカリでした。 訪れた施設で、私の考えを披露しても、やんわり拒否されてるようでしてんわ。

のっぴきならん状況に追い込まれとる感じですな、この知見をどないして人々に伝えていけばエエのか、治療の効果をどないしたら分かってもらえるのか。

有史以来、怪しげな治療法やらニセ医者らが跳梁跋扈して好き勝手なことをしていることが多かったこの領域での、この新しい発見のホンマに重要な価値を人々に分かってもらう事ができるんか?

未だに私はどなたをも説得することさえ出来んでいますし、centralization(中心化)やmechanical diagnosis and therapy(器械的な診断と治療)という概念を知らしめることなんて夢のまた夢、ちゅうようなところにおるんです。

私は手技療法への興味をなくしていましたし、手技療法の技術を広めていくことに手を染めるのも、もうエエかと思うようになっていました。 そういうモンは自己管理をうながしてゆく治療法にくべると、格段に見劣りしますさかいなあ。

患者さんに、動かせられるトコまでご自身の体を全て動かすように教えてみると、単にセラピストがmanipulation施術するより優れた治療効果が得られますのや。

確かに私らも、開業したはじめのころは、徒手療法で患者さんを治療してましたわ。 「用手的」アプロ-チは筋やら関節やらを扱う治療ではごく当たり前のやり方やった。 「非用手的」アプロ-チへの転換は大変なことでしたが、今ではやればやるほどオモロうなってきてますなぁ。

自分の体に自分では充分、力をかけられへんような患者さんもいてはりますし、manipulationのようなやりかたで外からの助けを必要とする方もいてはりますわ。 そやけど、背骨がらみの患者さんがた全員にmanipulationで対処するべきやないやろ、と思てますねん。

今、ちまたで行われとる徒手的治療とはまた別の、患者さんの身体に働きかける、新しいやり方なんやないですかいな、私らのやっとることっちゅうんは。

どの患者さんでも、全員を治せる魔法の治療法なんかありませんわ。 そやけど、痛みがどないして出てくるのか、そのメカニズムを理解しとくことが、これからどうやって対処したらエエのんか、治療方法を選ぶ助けにもなりますわなあ。

私らの仕事っちゅうんは概して、治りゃあエエがな、というようなもんに陥りがちで、痛みが出るメカニズムのことにはあまり目が向いてないもんですさかいねえ。

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