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ハイドロリリース、エコーガイド下ブロック、四方山なお噺(その3)
えと、どこまで話がすすんでましたか、
エコーを初めて手にしたのは、それにさかのぼること5年前ぐらい。
筋肉の状態を、動かしながら確認できる、というのに期待を燃やして、当時勤めていた病院の臨床検査技師さんにお願いして、手術と外来診察の合間、検査室に患者さんをコソッと連れて行って肩とか足なんかをコセコセみせてもらっていました。
もちろんお金はとりません。とれませんよ、そんなの。
なにをみているのか、さえ、よく分からない。
本に載っている写真をみながら、これがそうなのかなあ、なんてみていたのも、その写真そのものがよくわからない。
なんかモヤッとしているのが、これがそうですっていわれても、全部同じようにみえたり、とにかく解像度が悪いので、モザイクがかかったエッチなビデオを友達と眼を細めて凝視していた中学生の私がよみがえっていたようでした。
これ、臨床で使えるかってえと、実際どうっすかね、というのが正直なトコロ。
それと注射とはとうてい結びつくはずもございません。
エコーのことも少し気にかかってはいても、いつしか意識の外に。
それから年月が流れて、、、
生理食塩水注射による筋膜リリースてのを、何かで眼にしたのに衝撃をうけました。
エコーをみながら注射、ですと。しかも生理食塩水!、麻酔なしですか?(注:実際は、ちょと麻酔薬が入ります)
筋膜性疼痛症候群(MPS)研究会という団体のコトを知って、さっそく加入しました。
そこで情報交換されているのを横目にああ、エコーも欲しいが高いしなあ、、、と購入を躊躇していたところ、知り合いの内科の先生が、エコーを買い換えるという話を聞いて、それ、譲ってください、と頼み込んだ。
内科の先生が内蔵など体の深いところをみる端子では整形外科医が見たい、筋肉などの浅い組織はちゃんと見えないというので、端子を浅いところ用の新品で購入して、ついに大きなおもちゃを手に入れた。
患者さんが教科書、とはよく聞くフレーズですが、ホントにそのとおり。
練習、とはいいません。充分、自分や知人の体で練習を重ねて、それから実習をさせていただきまして、
だからこそ、現在の私がありますです。
こーんなに玉のように可愛い男の子が、、、。
(つづく)